プログラミングの簡単な覚え方はある?

プログラミング学習と聞いて、どのようなイメージを思い浮かべますか?アルファベットや数字が延々と並んでいる難解な光景をイメージする人も多いのではないでしょうか。しかし昨今では、子どもでも簡単に学べるプログラミング教材が多く展開されています。

今回は子どもがプログラミングを簡単に学ぶ際のコツや注意点などをご紹介します。プログラミングは基礎や覚え方のコツさえつかめば、想像よりも簡単に第一歩を踏み出せる学習領域です。現代社会においてどんどん需要が高まるプログラミングスキルを、子どもと一緒に楽しく学んでいきましょう。

小学校教育ではプログラミングスキルを習得が不十分な場合も

小学生の保護者にとって、2020年度からプログラミング学習が必修化されたことは記憶に新しいですよね。しかし、小学校のプログラミング学習では実際にプログラミングスキルを学ぶとは限りません。なぜなら、プログラミング学習とは「プログラミング的思考を養う学習方針」だからです。

プログラミング的思考では、問題解決能力や最短で目標に辿り着くための思考力を身につけます。プログラミング必修化が導入されても、算数や国語のように「プログラミング」という授業が増えるわけではありません。

そのため実際にプログラミングでコードを組み立てていくスキルを身につけるためには、家庭学習や習い事でのフォローが求められます。小学校からプログラミングを教えている学校もありますが、すべての小学校がその限りではありません。

プログラミング学習の4つのコツ

ここでは、プログラミングを学習する際に覚えておきたいコツを4つご紹介します。

  • 言語ごとの文法から覚える
  • 他の人が作成したコードをまねする
  • 疑問をため込まずにどんどん調べる
  • ゴールや目標を決めて学習する

現在は多くのプログラミング学習教材が展開されていますが、簡単な学習のコツをつかめないままだと挫折の原因につながります。簡単にプログラミングを学べるポイントを知り、継続的な学びにつなげましょう。

言語ごとの文法から覚える

プログラミング学習では、プログラミング言語ごとに文法が定められています。基本的な文法を覚えることでコードが組みやすくなり、教材への理解も深まります。英語学習でも、単語と同時に文法の成り立ちを覚えることで文章の意味が理解できるようになりますよね。

プログラミングの文法を覚えるとつまづいていた際に課題も明確になり、人に質問の要点を伝えやすくなります。例えば「if~:」は条件分岐「for~:」はループのように一つひとつ覚えることで、組み立てやデバッグの際にも役立ちます。プログラミングの文法を覚えるごとにできることが増えていく過程で、モチベーションもアップするでしょう。

他の人が作成したコードをまねする

スポーツや学業において、まずは上手な人のやり方を模倣することが上達への第一歩だといわれます。これはプログラミング学習でも同様です。オープンソースのプロジェクトを活用させてもらいながら、コードの文法や成り立ちを勉強しましょう。

ただコードをコピペするのではなく、コードの一部分を変えたり不明なコードを調べたりすることでプログラミング学習につながります。初心者のうちから他者が書いたコードの分析作業に慣れておくと、エンジニア同士でチームワークが必要になった際に非常に役立ちます。

疑問をため込まずにどんどん調べる

プログラミング学習では、疑問をため込まずにどんどん調べる癖をつけましょう。実際にプロとして現場で働いているプログラマーも、不明点があれば検索したりプログラミング用のサロンで質問したりなどして解決しています。一般的な勉強と同じように、疑問はできる限り早く解決するに越したことはありません。

もちろん、疑問を自分で調べて解決する過程も大切です。自力で課題を乗り越えると自信にもつながりますよね。自分で調べる際は、定量的な期限を設けましょう。例えば「〇時間調べてもわからなかった△△さんに質問しよう」のように、時間や心を浪費しない習慣づけを心がけてください。

ゴールや目標を決めて学習する

プログラミング学習においてまず決めておきたいのが、学習のゴール地点や目標です。自分はプログラミング技術を用いて何がしたいのかを設定し、目標から逆算してスケジューリングしていきましょう。子どもが決める際は、保護者が目標決めのサポートをしてあげても構いません。

例えば「プログラミングの代表的な資格である基本情報技術者試験の合格を目指そう」や「自分でゼロから一つのゲームを作ろう」などのように、具体的な目標が決まっているとモチベーションにつながります。

プログラミングを学ぶ際に陥りがちな3つのポイント

ここでは、プログラミングを学ぶ際に陥りがちなポイントを3つご紹介します。

  • 重厚な学習書を丸暗記しようとする
  • すべて独学で覚えようとする
  • プログラミングで何をしたいのかのビジョンがない

プログラミングは今世界中で注目されているスキルですが、実際に学ぶとなるといくつかの障壁があるものです。注意点を把握して、ライフスタイルや学習レベルに沿った学び方をしていきましょう。

重厚な学習書を丸暗記しようとする

プログラミングを学ぶ際に陥りがちなポイントは、重厚な学習書を丸暗記しようとすることです。プログラミング学習には終わりがありません。すべての知識を完璧に覚えてから活動を始めようとすると、時間がいくらあっても足りないのです。

前項でプログラミング学習の際には文法を覚えることが大切だと解説しましたが、すべてのプログラミングの文法を丸暗記する必要はありません。基本の文法を覚えたらアウトプットを繰り返し、段階的に少しずつスキルアップしていくことが求められます。

すべて独学で覚えようとする

プログラミングを独学で覚えようとした人の過半数が、学習過程で挫折してしまっています。独学はプログラミングスクールに通ったりメソッドを購入したりするよりも安上がりですが、質問する環境に恵まれず課題を一人で抱え込んでしまいがちです。

分からない部分がいつまでも解決できず、モチベーションが低下してプログラミング学習を諦めてしまう人も少なくありません。もちろん独学のみで社会で活躍できるプログラミングスキルを得られている人もいますが、他の選択肢がある場合は優先するべきだといえるでしょう。

プログラミングで何をしたいのかのビジョンがない

闇雲に「プログラミングを勉強しよう」と思い立っても、目標がなければ努力を継続することは困難です。プログラミングを学ぶ際は、得たプログラミングスキルで自分が何をしたいのかを決めておくことが大切です。資格取得・ゲームやアプリ制作・キャリアアップなど、ビジョンは何でも構いません。

フルマラソンを走れるポテンシャルを持っているスポーツ選手でも、ゴールが定められていなければ途中で心が折れてしまいます。プログラミング学習でも、どれほど潜在能力が高い人でもゴールが明確でなければ努力を継続することは難しいのです。

【小学生向け】簡単なプログラミングの学び方

ここでは、小学生向けの簡単なプログラミングの学び方をご紹介します。

  • アニメーションやキャラクターを通して仕組みを覚える
  • ビジュアルプログラミングから始める
  • スクールや動画で楽しみながら覚える

小学生がプログラミングを学ぶ際に重要な要素は、楽しさと簡単さです。子どもが達成感や充実感を持って取り組みやすい環境をつくり、前向きな気持ちでプログラミング学習ができるようサポートを行いましょう。

アニメーションやキャラクターを通して仕組みを覚える

小学生がプログラミングを学ぶ際は、アニメーションやキャラクターを通して仕組みを覚えるプログラミング教材を使うことをおすすめします。例えば子ども向けの学習用パソコンでは、人気キャラクターがアニメーションでプログラミングを教えてくれる機能が搭載されています。

また現在は子ども用のプログラミング学習書籍も幅広く展開されており、アニメや漫画のキャラクターと一緒にプログラミングを学ぶことも可能です。子どもにとってエンタメ性の高い要素を積極的に取り入れ、プログラミングへの興味や関心を引きましょう。

ビジュアルプログラミングから始める

子ども向けのプログラミング学習でぜひ取り入れたいのが、ビジュアルプログラミング言語です。ビジュアルプログラミング言語とは一部のプログラミング学習サービスで導入されている言語で、カラフルなブロックを操作するだけで簡単にコードが組める仕組みになっています。

本来のプログラミング言語の見た目は、数字・記号・アルファベットで構成される無機質なものです。まるで積み木を組み立てるようにコードを創造できるビジュアルプログラミング言語は、子どもの知的好奇心や創造力をスムーズに引き出せます。

スクールや動画で楽しみながら覚える

小学生のプログラミング学習では、プログラミングスクールや学習動画の利用もおすすめです。子ども向けのプログラミングスクールでは、同年代の友達と楽しみながら学べることが大きなメリットです。また質問環境も用意されているため、疑問を抱え込むリスクも軽減されるでしょう。

また現在はYouTubeのような動画視聴プラットフォームで、子ども向けのプログラミング学習チャンネルが多く開設されています。エンタメ動画のような楽しい雰囲気でプログラミングを学べるため、特に動画視聴が趣味の子どもとの相性がよいでしょう。

楽しく簡単にプログラミングを学ぶなら『Wonder Code』

今回は、簡単にプログラミングを学ぶための方法や注意点などをご紹介しました。プログラミングスキルは習得するまでに期間が必要ですが、簡単な覚え方のコツをつかむことで学習へのモチベーションがアップします。

何より、子ども自身がプログラミング学習を楽しんでいることが大きなポイントです。子どもの好奇心は学習における起爆剤となります。そこで取り入れたいのが、子ども向けのプログラミング学習メソッドを積極的に取り入れているスクールです。

『Wonder Code』ではロボットを用い、子どもの知的好奇心を刺激するプログラミングレッスンを行っています。「子どもに楽しく簡単にプログラミングを覚えてもらいたい」と思っている人は、ぜひ無料体験教室や資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。