初めての夏休み!小学生の保護者として子どもにできることは?

子どもが小学校に入学すると、新しい生活が落ち着いた頃に夏休みがやってきます。子どもにとっては初めての夏休みということで、ワクワク感や期待が入り混じっているでしょう。しかし保護者にとっては、不安や心配の感情も伴うものです。

「子どもの勉強のサポート方法は?」「仕事と家事の両立が大変そう……」「子どもにどんな体験をさせればいいの?」など、保護者の悩みは尽きません。

そこで今回は、小学校の夏休みの過ごし方や注意点などをご紹介します。夏休みは、小学校に通う子どもにとって大きな成長のチャンスです。保護者のリフレッシュ時間も尊重しつつ、計画的にポジティブな思い出をつくっていきましょう。

小学校の夏休みの期間はいつからいつまで?

小学校の夏休み期間は、都道府県や市区町村によって異なります。また、私立小学校と公立小学校で異なるケースもあるため、具体的な詳細は通学エリアの自治体に確認しましょう。参考までに、2022年時点では7月21日から8月31日までの学校が多い傾向にあります。

夏休みが最も少ないエリアは北海道(7月26日から8月21日まで)ですが、降雪量が多い地域は長い冬休みを設定しているケースがほとんどです。日数が多いエリアは九州や四国などを中心とした西エリアで、42日間となっています。

なお、同じエリアでも夏休みの期間にはバラつきがあります。例えば、中部地方でも新潟県は全国最長レベルの47日間もの夏休みがあり、長野県は全国でも比較的短い30日間です。夏休みスタート直前に慌てないように、あらかじめ学校のスケジュールを確認しておきましょう。

小学校の夏休みの過ごし方5プラン

ここでは、小学校の夏休みの過ごし方として5つのプランご紹介します。夏休みの過ごし方に正解や不正解はありません。家庭の教育方針と照らし合わせながら、子どもの能力をさらに引き出し、成長につながるようなプランニングをしていきましょう。

夏休みの初日に学習スケジュールを立てさせる

子どもの夏休みを有意義なものにするためには、夏休みの初日に、子ども自身に学習スケジュールを立てさせることを推奨します。夏休みは子どもにとって魅力的な期間ですが、子ども自身も「どこかで宿題をやらなくてはいけない」とは理解しているはずです。

保護者に叱られながら宿題に着手するよりも、自分のスケジュール通りに学ぶほうが気分はよいものです。場合によっては「自分で計画してくれさえすれば、宿題に関しては何もいわないよ」などと伝え、子どもの自主性を尊重しましょう。

「夏休み中にやりたいことリスト」をつくる

小学校の夏休みを後悔なく過ごすために、学習スケジュールとは別に「やりたいことリスト」をつくってみましょう。普通のノートや紙でも製作できますが、大きな書店ではリスト製作に特化したノートも販売されています。

小さなことから大きなことまで、まずは思いついたままリストアップさせてみるとよいでしょう。「友達と一緒にしたいこと」「一人でしたいこと」「お父さん(お母さん)にお願いすること」などといったような形で分けて書いてもらうと、保護者もスケジューリングしやすくなります。

キャンプやBBQなどのアウトドアレジャーをする

子どもの夏休みでは、小学校の生活だけではなかなか体験できないアクティビティを取り入れることをおすすめします。例えば、キャンプ・BBQ・川下り・ダイビング・ハイキングなどのアウトドアレジャーがよいでしょう。

特に夏休み中に家にいることが多い子どもにとっては、体を思い切り動かすことがフラストレーションの発散につながります。子どもにとっての学びの場所は、大きく分けて学校と家庭の二つです。小学校だけでは得られない経験をすることで、子どもの心理的成長につながっていくでしょう。

学童保育や児童館を活用する

昨今は共働きの家庭が増え、夏休み中の子どもを一人にしてしまうケースもありますよね。また、毎日子どもが家にいる状態では、保護者の心身が疲れてしまう場合もあるでしょう。そこで、学童保育や児童館を利用すると、子どもの孤独をケアしつつ保護者もリフレッシュできるようになります。

普段は学童を利用していない家庭が、夏休みだけ利用することも可能です。また、全国ほとんどすべての施設が夏休み中でも利用できます。ただし、公立の学童では受け入れ人数に制限を設けている場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

夏季限定講座を受講する

小学校の夏休みは、子どもの学力のキープ・向上が一つの課題です。学習習慣の維持のためにはもちろん、これから塾通いや受験を検討している家庭にとっては、夏休みの夏季限定講座が塾選びのための判断材料として役立ちます。

小学生向けの夏季限定講座では、目的が中学受験対策か小学校の授業サポートかによって、内容が大きく変わります。また、グループ学習か個別学習かによっても費用や雰囲気などが異なるため、子どもの性質や今後の学習プランに沿って選択しましょう。勉強への苦手意識や好き嫌いを根付かせないために、子どもにとって無理がない頻度・内容であることが大切です。

夏休みは子どもの自習性を養う絶好の機会!

小学校の夏休みは、子どもの自主性を養うには絶好の機会です。多くの日本の小学校では、決められた計画に沿った画一的な教育が行われています。一人ひとりの学習レベルに沿った教育は困難であるため、子どもによっては授業についていくのに精一杯になったり、授業が退屈でつまらなさを感じていたりするケースもあるでしょう。

夏休みは、学習も遊びも自分の采配で計画できます。保護者や学校から用意された環境ではなく、自分自身で学習環境や遊びの計画を準備できる時期です。一部のルールや規則から解放される期間でもあるため、子どもは長い休みの中で自分らしさを獲得・再発見できます。

ただし、小学生の判断能力や自己管理能力だけでは、せっかくの夏休みを有意義に使いきれない可能性があります。必要な部分は保護者がサポートしながら、子どもの自主性や秘められた能力をさらに引き出していきましょう。

小学生の夏休み期間に注意したいポイント

ここでは、小学生の夏休み期間中に注意したいポイントをご紹介します。毎日好きに遊んで宿題は答えを写しただけという状態にならないよう、注意点を踏まえた上で子どもの成長につなげましょう。

子どもが家以外で過ごせる選択肢を与える

小学生の夏休みでは、子どもが家以外で過ごせる選択肢を与えることが大切です。特に近所に友達が住んでいない子どもは、どうしても家にいる時間が多くなります。昨今では小学生の間でもSNSが活発であるため、他の子どもと比べて寂しい気持ちになってしまうこともあるでしょう。

そのため、友達と会える機会はできる限り尊重しつつ、学童や図書館なども利用することをおすすめします。公園やアスレチックなど、子どもが体を動かせる場所に連れて行きフラストレーションを発散させるのもよいでしょう。子どもの心理的な状態をチェックしつつ、適切なストレスケアを行ってくださいね。

毎日の食事の悩みをケアしておく

約40日間の夏休みでは、子どもの食事づくりも大変なものです。朝昼夜の食事を用意するだけではなく、場合によっては大人用の食事も作らなくてはいけません。特に料理が苦手な人や好きではない人、小さな弟・妹や赤ちゃんがいる人にとっては、まさに戦争のような時期といえますよね。

そこで、毎日の料理のストレスを少しでもケアするために、事前に夏休み用の献立をつくることをおすすめします。献立が決まっていると購入する食品も定まり、スーパーに行く回数を減らせます。何より、「今日は何をつくろう……」と考える手間をカットできることは、大きなストレスケアになるでしょう。

保護者の自由時間を確保する

子どもにのびのびと夏休みを楽しんでもらうためには、保護者の心身の状態も重要です。心や時間に余裕がないと、子どものだらしない部分ばかりに目が行ったり、つい叱りたくなったりすることもあるでしょう。

仕事や家事に追われる時期ではありますが、できる限り保護者も自由時間やご褒美の時間をとって、リフレッシュすることが求められます。子どもの自主性を養うためにも、約40日間子どもに付きっ切りで過ごす必要はありません。子どもも保護者も、お互いに楽しめる夏休みを目指しましょう。

生活におけるルールを設ける

小学校の夏休み期間は、つい生活リズムが崩れてしまいがちです。子どもの自立心や自己管理能力を養うためにも、事前に生活におけるルールを決めておくとよいでしょう。

規則正しい生活は、子どもの心身の健康を守ることにもつながります。また、小学校が再開したタイミングで、スムーズに通常の生活に戻りやすくなるメリットもあるでしょう。

保護者の行きたい場所や理想を押しつけない

保護者と子どもで夏休みに抱いているイメージが異なると、お互いに理想を押しつけ合ってしまいます。

例えば、保護者が「夏休みといえばプール、海、お祭りに行くのが当たり前!」と思っていても、子ども側は「夏休みの時期を使って家でゆっくり好きなことをしたい」と思っているかもしれません。また、もちろんその逆もあり得ます。

保護者がよかれと思って子どもにレジャーを提供しても、子ども自身が喜んでいなければ経験として活かされません。長期休みを使って新鮮な機会を与えることは大切ですが、まずは子ども自身の意見を尊重することを忘れないようにしましょう。

子どもの学習習慣を維持したいなら『Wonder Code』

今回は、小学校に通う子どもの夏休みの過ごし方や注意点などをご紹介しました。

夏休みの時期に悩みの種となるのが、学習塾や習い事の選び方ですよね。夏休みは、子どもが気になっている習い事の体験学習を予約したり、新しい物事を始めたりするためによい機会です。

そこでおすすめしたいのが、近年、子どもの習い事として注目されているプログラミングです。プログラミングを通して、コミュニケーション能力・論理的思考力・想像力・創造力など、幅広い能力を養えます。

Wonder Codeではロボットを用いたメソッドを展開しており、子どもの知的好奇心を刺激しながらプログラミングを学べます。ぜひ小学校の夏休みの時期に合わせて、無料体験教室や資料請求などから始めてみてはいかがでしょうか。