【この記事の目次】
ICT教育とは?
ICT教育のICTは「Information and Communication Tchnology」のことを指し、日本語に訳すと「情報通信技術」となります。ITとの違いは、間にCommunication(通信・伝達)が入っている点だといえるでしょう。
つまり、ITが情報技術そのものを指すのに対し、ICTはネットワークを通じた情報のやり取りや人とのつながりに重点が置かれているのです。
そして、ICTを学校などの教育現場に活用する教育がICT教育と呼ばれています。現在、学校で行われるICT教育では、パソコンやプロジェクター、電子黒板などのICT機器、無線LANやデジタル教科書、学習用アプリなどが活用されています。
ICT教育が求められている背景
国や文部科学省が推進する施策の一つに、GIGAスクール構想があります。GIGAスクール構想とは、全国の児童生徒に1人1台端末を与え、高速ネットワークを学校に整備することで21世紀型スキルの習得を実現させる取り組みを指します。ICT教育は、GIGAスクール構想の基軸として活用されているといえるでしょう。
ここからは国がGIGAスクール構想やICT教育を推進する背景を、3点に絞って解説します。
情報・サービスのIT化
現代において、情報やサービスのIT化は急速に進んでいます。大型パソコンはよりスリムでコンパクトになり、ノートパソコンやタブレット、スマートフォンで子どもが自由にインターネットとつながれる状態となっています。
しかし、もし子どもがデジタル機器の操作がわからなかったり正しい情報を入手したりできなければ、社会の流れに取り残されてしまうことでしょう。また、利便性や効率のよさに慣れて自分で考える力を低下させては、コンピュータに使われる人間になってしまう可能性も。
21世紀を生きる子どもに必要なのは情報を取捨選択し有効活用する力であり、その力を養うためにICT教育は欠かせないのです。
基礎的な情報通信技術が広く求められている
日本のICT教育は遅れをとっており、早急にICTスキルを身につける必要性に迫られています。
2018年にOECD加盟国を対象に行われた調査では、日本の学校授業におけるデジタル機器の使用時間は最下位でした。また、コンピュータを使った家庭学習の頻度も最下位となっています。
学習面でICTが活用されない状況を打破し基礎的な情報通信技術を習得するには、ICT教育の推進が必要でしょう。
デジタル機器による生産性の向上
デジタル機器によって、私たちの生活は大変便利なものになりました。スマートフォンを使ってキャッシュレスで支払ったり欲しいものをWebで注文したりできますし、職場や工場ではIT化によって、業務の効率化や製品の生産性をアップしました。
今後はAIやロボットなどが進化し、ネットワークを通じた情報のやり取りやロボットの活用場面が多様かつ膨大になっていくでしょう。変化に対応しつつ生活や職場における生産性を向上させ続けるには、ICT教育の充実が急務だといえます。
ICT教育が子どもにもたらす効果
国や文部科学省がICT教育を推進する理由は、世界や社会の潮流に乗り遅れるのを回避し、生活や働き方をよりよくするためです。
ICT教育を確実に行えば、子どもたちは今だけでなく、将来にわたってICTスキルを活用しながら生きていけることでしょう。ここではICT教育を推進することで、子どもたちにどのような効果をもたらすのかを解説します。
基礎的な情報通信技術の取得
ICT教育のメリットとして、基礎的な情報通信技術の取得が挙げられます。たとえばタイピングによる文字入力のほか、電子ファイルの保存やインターネット閲覧、Officeツールの活用などの基礎的なスキルを身につけられるでしょう。
基礎的なICTスキルを取得することで、子どもは進んでデジタル機器を使うようになります。また、紙媒体だけでは情報量が限られますが、パソコンやタブレット端末を活用すれば手に入る情報が増えることも大きな魅力です。視覚的・聴覚的にデータなどを入手できるようになるため、幅広く知識を蓄えられることでしょう。
多様な価値観への理解
ICT教育は、多様な価値観への理解を深めるのに役立ちます。IT化によって、インターネット上に表示される情報量は膨大なものとなりました。SNSのトレンドで今話題の話や人々の反応がリアルタイムでわかるようになりましたし、世界の出来事やニュースなどもWebサイトなどを通して簡単に手に入ります。
ICT教育を受けることで、多様で新鮮な情報が手に入りやすくなるため、固定観念に縛られず客観的な視点を持てるようになると考えられます。
自分と世界との共通点の発見
インターネットは自分と世界をつなぐ架け橋となっており、世界中のWebサイトや動画にいつでもどこでもアクセスすることを可能にしています。ICTスキルを身につければ、世界中の人々とやり取りできることでしょう。
たとえば、アニメや漫画が好きな子どもの場合、サブカルチャーを愛する世界中の人々と通信で交流ができます。また、YouTubeにある海外の語学動画などに興味を持ち、語学を身につける子がいるかもしれません。
ICT教育を通して遠い国を近くに感じたり共通項を見つけて通信したりできれば、グローバルな視点を養えるでしょう。
21世紀型スキルの取得
21世紀型スキルとは、創造性やコミュニケーション能力、情報リテラシーなどのこと。予測不可能な時代を生きる子どもたちに必要な能力であり、そのスキルを身につけるためにICT教育は欠かせません。
次世代を生き抜くには、課題を可視化して互いにアイデアを出し合いながら、効率的に問題を解決する力が求められます。分析やアイデアの創出にICTを活用すれば、分析の精度を高めたり新たな視点を得たりできるでしょう。
得た知識から具体的な解決策を見いだすのも、IT機器を使えば効率的にできます。これからの時代において必要となる力は、ICT教育を受けることでこそ養えるのです。
子どもがICT教育を受ける9つのメリット
ICT教育がもたらす効果は、単にデジタル機器が扱えるようになるだけでなく、デジタル機器の活用を通して多様な見方や考え方、21世紀型スキルを身につけられる点にあります。
子どもがICTのスキルを身につければ、自分の可能性を拓くことが可能なのです。ここでは、子どもがICT教育を受けるメリットとして、9つの項目を紹介します。
作業の時間短縮になり生産性がアップする
子どもがICT教育を受けデジタル機器を自在に取り扱えるようになると、学習や作業の短縮につながり生産性が向上します。
たとえば、調べ学習をしレポートを作成する場合、図鑑や書籍を探してノートに書き出したものを別の紙にまとめる方法では、すぐに終わらせられないものです。
しかしICTスキルがあれば、キーワード検索で必要な情報だけを探したり、活用できる情報をピックアップしてWordなどにすばやくまとめたりできるでしょう。複製や削除、推敲も簡単なため、効率的にレポートを作成できます。
情報を適切に活用できる
ICT教育のおかげで、子どもは情報を適切に活用できるようになります。情報は多岐にわたり、やみくもに数さえ集めればいいというものではありません。
膨大な情報から自分にとって必要な情報は何かを見極め、その信ぴょう性について確かめられるICTスキルを身につけると、情報の活用力だけでなく分析力も養えるでしょう。
ICT教育によって、情報に流されたりフェイクニュースに翻弄されたりせず、正しく情報を活用できる人になれるのです。
問題解決能力が高まる
ICT教育は、下記の2点の学習において、問題解決能力を向上させるのに役立ちます。
- 個別学習(個人の興味や理解度に合う学習)
- グループ学習(対話を通して学びを深める学習)
ICT機器を用いれば子どもの興味や進度に合う学習が可能なため、間違えた問題をやり直したり既に学んだ単元に戻ったりすることが可能です。したがって、個別学習においては自分で問題を解決する力を効率よく身につけられるでしょう。
また、インターネットはさまざまな情報を集めたり、オンラインで多様な考えの人々と話し合ったりすることも可能とします。そのため、グループ学習においては新たな視点が得られたり、対話をしながら問題を解決したりすることにつながると考えられます。
幅広い情報から「自分らしさ」を獲得できる
ICT教育には、多種多様な情報のなかから「自分らしさ」を獲得できるメリットがあります。自分らしさを獲得するとは、自分の興味に目を向けてしたいように行動することを指します。
子どもは比較的狭いゾーンの中で生活していますが、ICT教育の推進により、日本各地や世界のあらゆる情報を幅広く得られるでしょう。
ICT教育を通して、自分の興味を掘り下げたり自分の夢を実現させるための情報を獲得したりできるため、「自分らしさ」の追求につながるのです。
オンラインコミュニケーションが上達する
子どもたちはICT教育を通して、これからの社会で生きるために必要なスキルであるコミュニケーション力を身につけられます。その理由は、デジタル機器を用いたコミュニケーション方法の必要性が増しているためです。
ICTの環境が整えば、日本に留まらず世界各国の人々と自由に交流できます。SNSだけでなくzoomやGoogleMeetなどのツールでもオンラインコミュニケーションが行われている現代のため、子どもたちにIT知識は欠かせません。
ICT教育を通して円滑なコミュニケーションをするための環境を整えたり、リスクを回避しながら人々と良好な関係性を保ったりできることは、大きなメリットになるといえるでしょう。
ITリテラシーを身につけられる
ITリテラシーとは、情報を取捨選択したり適切に活用したりする能力を指します。21世紀型スキルの一つとして重視され、未来を生きる子どもに必要な力だといえるでしょう。
昨今では、インターネットの普及によって有害サイトやSNSの悪用などを通じた犯罪が問題になっています。トラブルを招かないようにするには、インターネットの正しい使い方を知り情報を取捨選択する力が必要なのです。
ICT教育にてITリテラシーを身につけると、子どもが自分で判断してリスクを回避することへとつながっていくでしょう。
効率的に学習できる
デジタル機器とインターネット環境が整備されICT教育が進められれば、子どもは自分の力で問題を選択し自分で学習する力を身につけられます。タブレット端末やパソコンなどを駆使して簡単に調べ学習ができるようにもなるので、学習の効率がどんどん上がっていくことでしょう。
また、一斉学習に比べると効率的に個人の学力を向上させられるため、子どもの長所を伸ばすことにもつながります。
授業内容が今以上にわかりやすくなる
パソコンやタブレット端末、インターネット環境などが整いICT教育が進むと、授業内容がわかりやすくなるものです。
その理由は、教科書だけでは理解しにくい内容も、映像や音声、Webサイトなどを活用したICT教育で理解しやすくなるためだと考えられます。たとえば、タブレット上で図形を実際に動かして理解を深めたり、気象の変化や仕組みを映像で確認したりすることなどができるでしょう。
学習に対する関心を高めながら理解を深めるのに役立つICT教育は、今後もますます必要性が高まっていくとされています。
子どもがICT教育を受けるデメリット・注意点
スマートフォンやパソコン、タブレットなどのデジタル機器はいつでも欲しい情報を入手できるため、子どもの興味を引きやすい媒体といえます。
しかし、使いすぎによる視力低下や生活リズムの乱れなど、問題やデメリットがあるのも事実です。ここでは、子どもがICT教育を受けるデメリットや注意点などに関して解説します。
インターネット上の娯楽要素に誘惑されやすい
子どもがICT教育を受けるデメリットとして挙げられるのは、娯楽情報に誘惑されやすい点です。学習しているかと思えば、ゲームアプリで遊んだり有害なサイトを閲覧したりしているかもしれません。
ICT教育を行う場合は、事前に「関係のないアプリで遊ばない」「必要のないページを見ない」など、親子で約束する必要があります。
ただし、必要以上に制限をかければITリテラシーを身につけられないため、あらかじめインターネット利用にフィルターをかけたりアプリのアンインストールをしたりするなど、適切な対策をするようにしましょう。
誤った情報を信じてしまう可能性がある
子どもが誤った情報を信じてしまう可能性がある点も、ICT教育を進めるにあたっての注意点です。
情報のなかには、物事を大げさに伝えたりデータに基づかない数字を挙げたりする内容のものもあるでしょう。安易に信じてしまったり拡散したりするようなことになれば、トラブルを招くかもしれません。
良くも悪くも心を動かされる情報については、情報元を確認したり自分で調べ直したりするなどの対応策を教える必要があります。
保護者が学習をサポートできない場合がある
学校でパソコンやインターネットの使い方を教わり学習アプリで学ぶ機会が増えるごとに、子どもたちのICTスキルは向上していきます。したがって、保護者が子どもの学習速度についていけない場合、適切なサポートをしにくい状況が生まれるでしょう。
子どもが機器の取り扱いに慣れず困っている際に、ICTに関する知識や技能のある保護者なら対応できますが、苦手な人の場合親子で立ち往生してしまう可能性があります。ICT教育を推進する際は、保護者のフォローアップも視野に入れたいところです。
自分で考える力が低下する可能性がある
インターネットですぐに調べられるのは便利なものですが、検索をかけてすぐに答えがわかる状態が続けば、子どもの学力は低下するかもしれません。
これは電卓で計算するケースと同様です。たとえば、アナログ的に計算する場合は、計算の過程を順序立てて考え粘り強く解く姿勢が必要になります。しかし、電卓を用いれば考える場面を飛ばして簡単に答えを出してしまうでしょう。
ICT教育の落とし穴がここにあるといえるため、調べる際も自分で考える場を意識的に取り入れ、思考力が低下しないようにする必要があります。
「自ら書く力」が低下する可能性がある
デジタル機器の取り扱いに慣れると、キーボードで簡単に文章を打ち込めるため、自分で書く機会がおのずと減るでしょう。
たとえばひらがなを漢字に変換してくれたり、スペルや文法の間違いを教えてくれたりするため、漢字や文章を正しく書く力が低下する可能性があります。
ICT教育を実施する場合は、デジタルとアナログ的な要素をバランスよく保ち、日常のなかで書く時間を設定するようにするといいでしょう。
ICT教育の活用例
ここでは実際のICT教育でおすすめの活用法について解説します。ICT教育のメリットを最大限に感じられるための方法は、次の6点になります。
- インターネットを使って調べ事をする
- 動画投稿サイトを視聴して学習する
- 一人一台のパソコン・タブレットの使用
- ICT環境に休み時間でも触れられる
- ゲームを用いてプログラミングを学習する
- オリジナルのホームページを作成する
ハードとソフトの面を充実させて、いつでもどこでも使えるICT環境を整える必要があります。また、ゲームを使ったりブログやホームページを作成したりするなど、ときに柔軟な方法を取り入れながら子どもたちのICTスキルを高めましょう。
インターネットを使って調べ事をする
ICT教育で比較的導入しやすいのが、インターネットによる調べ学習です。図書館で書籍や資料などを探して調べる代わりにインターネットを使ったやり方を用いることで、次のようなメリットを得られます。
- 求める情報を大量に入手できる
- スピーディに情報を得られる
- 多面的な情報を集められる
- 最新情報を得られる
ただし、インターネットで調べる際は情報の信ぴょう性を確認し、引用の際に著作権侵害に当たらないようにするなど、情報モラルを考える必要があるでしょう。
動画投稿サイトを視聴して学習する
ICT教育の活用方法として、動画投稿サイトを視聴することも挙げられます。
たとえばYouTubeは無料で何度も視聴できるメリットがあり、キーワードを入力し検索すれば、おすすめの学習動画が数多く紹介されるでしょう。人気の動画は最初に表示されやすく、登録者数やいいねの数などをもとによりよい動画を選択できます。
ただしICT教育として扱う場合は、子どもが知らぬ間に学習以外の動画を視聴することがないよう、大人が見届ける必要があります。
一人一台のパソコン・タブレットの使用
一人一台のパソコン・タブレットを使用させる方法も、ICT教育の活用例の1つ。グループに一台だけのパソコンでは、ICT機器に慣れている子どもが独占する可能性があります。そのため、学習を滞りなく進めるためにも、個々人にIT端末を与えるといいでしょう。
一人一台の端末を用意すれば、学習履歴を個別にストックすることもできます。また、グループ学習においては個々に作成した資料を電子黒板等で共有し、気づいたことや疑問点をもとに学習を深めることなどもできるでしょう。
ICT環境に休み時間でも触れられる
ICT環境が整うと、授業時間だけでなく、休み時間でも気軽にパソコンに触れられる状況がつくれます。授業以外では子どもの興味のまま調べたり遊べたりできるため、ますますICT機器に親しみやすくなるでしょう。
授業内では緊張気味にICT機器に触れていた子が、休み時間になると楽しそうに触っているかもしれません。休み時間でも自由に使える状況をつくった方が子どもがICT機器に触れる機会が増えるため、ICT教育の推進につながる事例だと考えられます。
ゲームを用いてプログラミングを学習する
小学校にプログラミング学習が導入されたこともあり、ICT教育の一環としてプログラミング学習にゲームを使うことも事例の一つとなっています。
ゲームを活用するよさは、子どもにプログラミングに興味をもたせ、学習しやすくする点にあります。プログラミングに抵抗感を抱く子どももいますが、ゲーム的に学習すれば入り込みやすいでしょう。
個々のレベルや目的に応じたゲームを選択できれば、プログラミングスキルやIT機器を扱う能力などを効率よく身につけられます。
オリジナルのホームページを作成する
ICT教育として、ホームページを作成し運営することも効果的な事例です。子どものなかには、親の管理下のもとすでに発信者としてSNSを活用している子もいることでしょう。
オリジナルのホームぺ―ジを作成するよさとしては、次の3点が挙げられます。
- 表現力の向上
- コミュニケーション能力の向上
- 論理的思考力の向上
自分で考えて表現する力を身につけるために、ホームページの作成や運営はおすすめのICT活用法だといえるでしょう。ただし、個人情報の扱い方や誹謗中傷にならない表現方法などは教える必要があります。
子どもがICT教育を受ける際に家庭で心がけたいポイント
子どもにデジタル機器を使わせるにあたって、最初はとくに親のサポートが必要です。また、慣れてきたとしてもトラブルを招くことがないよう、ルールを守らせたり見届けたりしましょう。
ここでは、子どもがICT教育を受ける際に家庭で心がけたいポイントとして、個人情報の取り扱い方や学習面・健康面に関する注意事項を紹介します。どれもICT教育の効果を引き出すために必要なポイントですので、確認しておきましょう。
個人情報の取り扱い方
個人情報の取り扱い方は、とくに親子でしっかり確認すべき項目です。
たとえば、子どもがインターネットを使っている際、個人情報を入力させる画面が出てきたとします。この時、たとえ学習アプリの登録であっても、すぐに実名で入力させることはおすすめできません。学習目的でメルマガ登録をしたい場合も同様で、個人情報を入力する必要がある場合は、一度親に相談することを義務づけるといいでしょう。
また、写真投稿などに関しても肖像権とよばれるプライバシーの権利があり、トラブルを招くケースがあるため注意する必要があります。
学習時間とのメリハリ
子どもIT機器などで意欲的に学習するようになれば、ICT教育の成果が出ているといえます。しかし、なかには学習しているように見えて遊んでいたり、なんとなく機器を触っているだけになっていたりする子もいるものです。メリハリをつけられるようにするため、次の3点を意識するといいでしょう。
- 学習と関係のないサイトやアプリを使わせない
- 子どもに有害なサイトを閲覧させない
- 夜寝る前はデジタル機器から離れさせる
子どもが誘惑にかられそうな場合は、フィルターをかけたりアプリをインストールできないようにしたりして、あらかじめ策を講じる必要があります。
子どもの健康管理
ICT教育には多くのメリットがありますが、視力低下や生活リズムの乱れなど、使い方によっては悪影響を及ぼす恐れがあります。そのため、ICT教育を進めるにあたって、次のことを念頭におきましょう。
- ICT機器を使う場合は、部屋を明るくすること
- 画面に顔を近づけ過ぎないこと
- 1時間に1、2度は画面から目を離し遠くを見ること
デジタル機器を使う際は、長時間使用することなどによるデメリットについて、事前に子どもへ共有することをおすすめします。
子どもが楽しくICT教育を受けるなら『Wonder Code』
昨今の社会情勢によりオンライン学習が進むなか、ICT教育の重要性はさらに増しています。
ICT教育によって子どもたちの学びが広がり、考えを深めたり自分らしく表現したりする力が伸ばせるでしょう。また、友達や先生、家族だけでなくさまざまな人々とつながれる機会にもつながります。
『WonderCode』では、子どもがデジタル機器に触れながら学びを深めていくカリキュラムを展開しています。知的好奇心を高めたりゲーム的に学べたりするプログラムを通して、子どもの興味を引き出せることでしょう。ぜひこの機会に、お問い合わせまでご連絡ください。