近年では小学生の授業でもプログラミング教育が実施され、子どもにプログラミングの習い事をさせたいと考えている保護者も多いことでしょう。今回は、プログラミングの習い事によって子どもの成長や学習にどのような影響が期待できるかについて詳しくお話しします。単にプログラミングに関する知識が身につくだけでなく、子どもたちのさまざまな能力を伸ばすうえでプラスになるのは、プログラミングのメリットです。

プログラミングの習い事の魅力を知り、前向きに検討する後押しになれば幸いです。

高度な思考力や問題解決能力が養える

プログラミングの習い事ならではの魅力が、論理的な思考力や問題解決能力を鍛えられるところです。高度な論理的思考力は、普段の教育では身につけるのが難しい部分があると指摘されてきましたが、プログラミングの習い事を適切に取り入れることで早い段階から論理的思考力を鍛えれば、その場に応じた適切な思考力を発揮できる人に成長できるはずです。

何らかの問題が生じた場合に、解決するための手順を論理的に考えられる力が身につくように、プログラミングの学習ができる環境を整えてあげましょう。

プログラミング学習では、単にコンピューターに指示を出すプログラムを開発する知識が身につくだけでなく、多様なシーンで活用できるプログラミング的思考が鍛えられる力を培うことができます。プログラミング的思考とは、意図する働きを実現するには、どのような動きを組み合わせればよいか、個々の動きに対応する記号をどのように組み合わせればよいかについて、論理的に考える力です。

なお、小学生の教育にプログラミング教育の導入を決定した文部科学省(1)も、プログラミング学習によって、問題解決の手順に気付けるように育成することをプログラミング教育の狙いのひとつとして挙げています。

1)文部科学省.”新小学校学習指導要領におけるプログラミング教育”https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1375607.htm

前向きに学習に取り組む姿勢を身につけられる

意欲的に学習に取り組む前向きな姿勢が身につくところも、プログラミング学習の魅力です。プログラミングは、発生した課題を把握し、課題の改善・解決に向けたリサーチを行い、適切な改善策を実行するというサイクルに沿って行われます。

 

プログラミングの過程において、自らの力で調査や分析をすることが求められるため、学習に対する主体性が養われるのは、プログラミングの習い事の魅力です。決められた課題をこなす画一的な学習では鍛えるのが難しい自主性をしっかり伸ばすことができるプログラミング学習を上手に取り入れて、子どもの健全な成長を促しましょう。

 

プログラミングは、常に進化をし続けている分野でもあります。未知の部分を含む挑戦し甲斐のある分野であるという点も、子どもの知的好奇心を刺激しやすく、積極的な学習姿勢に結びつきやすいです。プログラミング教室では、学校でのプログラミング教育以上に、子どもが楽しく取り組めるように工夫をしたカリキュラムが組まれています。ゲームアプリやアニメの開発など、学校の勉強はあまり好きではない子どもでも、興味関心を示しやすい題材を取り上げるプログラミング教室も多いです。次はどんなプログラムを作ろう、と子どもが次の習い事の日を楽しみにしてくれるような魅力的な授業内容の教室を選ぶようにしましょう。

デジタル化社会を生き抜くためのスキルが習得できる

デジタル化社会を生き抜くスキルが習得できるという点も、プログラミングの習い事の魅力です。プログラミングを学ぶうちに、情報通信技術にあたるICT(Information and Communication Technology)を活かす力が自然と身につくため、デジタル化社会における様々なシーンに柔軟に対応できるようになります。ICT技術は、プログラミングのみならず、パソコンを使って適切に情報収集をする力など、コンピューターを効率よく使いこなすための幅広い力です。デジタル化が進むビジネスシーンでもICTスキルは非常に重視されるため、子どもの頃からプログラミング学習を強化しておくことが好ましいでしょう。

また、プログラミングのスキルを身につけておくと、将来的な職業の選択肢の幅が広がります。プログラミングスキルを活かせる仕事の代表格がプログラマーです。適切にプログラミング学習をすれば、プログラマーのみならず、システムエンジニアなどIT専門職で活躍する土台を養うことができます。

幼少期は夢のある職業に憧れることが多いですが、成長するにつれて、将来就きたい職業について具体的に考える機会が増えてきます。子どもがデジタル社会で役立つ職業に就くことを希望したときに応援してあげるためにも、プログラミング学習の意義を保護者がきちんと理解しておくことが必要です。

一人ひとりのペースに合った学習ができる

プログラミングの習い事は、学校の授業のような一斉授業ではなく、個別指導で子どものペースに合わせた指導を受けられる教室が充実しています。また、コース内容の選択肢も幅広く、どのようなことを学ばせたいかという保護者の意向や、どのような物を作ってみたいかという子どもの希望を尊重して、適切なコースを選択してプログラミングを学ぶことができます。

 

子どもに人気のあるコースとしては、ロボットプログラミングが挙げられます。ロボットプログラミングは、子どもが考えてプログラミングした行動や動きを目の前でロボットが実演するため、結果がわかりやすく間違いにも気づきやすいのが特徴です。自分がプログラムした動きを目で見て把握できるため、子どもが達成感を抱きやすく、前向きにプログラミング学習に取り組めるようになります。プログラミングの知識を深めるほど、ロボットはスムーズな動きをするようになるため、どのようにプログラミングするのが適切かを考える思考力や自主性が身につきます。

通学型とオンライン型それぞれの特徴を理解しよう

実際にプログラミングの習い事をさせるにあたっては、通学型とオンライン型のどちらを選択すればよいかを迷うこともあるでしょう。通学型は、講師から直接指導を受けられるため、ちょっとした疑問点であってもすぐに質問がしやすく、安心して学習しやすいのが魅力です。また、一緒に学ぶ友達が周りにいる環境であり、交友関係を広げて、コミュニケーション能力の向上も期待できます。ときには友達と助け合い、ときには競い合いながらプログラミングに取り組むことで、一人での学習では得られないような学びや気付きを得ることも可能でしょう。子どもの成長にとって幅広くプラスになる要素があるところは、通学型を選択するメリットと言えます。

 

オンライン型の場合、通学型とは違って通学のための時間がかかりません。そのため、ご家庭の希望に合わせた時間帯で授業を受けやすく、既に他の習い事をしている子どもでも無理なくプログラミングの習い事を始めやすいでしょう。また、自宅の落ち着いた環境で学習ができるため、静かな環境の方が集中できるという子どもの場合はオンライン型を検討しましょう。保護者がそばで子どもの学習を見守ることができる点もオンライン型の魅力です。

注意点もきちんと認識しておこう

プログラミングの習い事には多様なメリットがありますが、習い事をする際には覚えておきたい注意点もあります。

まず、プログラミングの学習時間を設けることで、他の科目の学習時間がどうしても少なくなってしまいがちです。子どもがプログラミングに興味を持っている場合は、プログラミングの学習時間をある程度長めに確保しても構いませんが、他の科目の学習が疎かになってしまわないように気を配ってください。

 

ほかにも、プログラミング学習は基本的には座学のため、子どもが体を動かす時間が減ってしまう傾向がある点にも注意が必要です。子どもが健やかに成長にするためには生き生きと体を動かして過ごす時間は不可欠ですので、プログラミングの習い事に気を取られるあまりに運動不足になってしまうということがないようにしてください。

 

また、長時間に及ぶ学習は、視力の低下や肩こりの原因にもなります。プログラミングの習い事が子どもの成長にとって好影響を与えるものになるように、バランスを考えた学習を意識しましょう。

プログラミングの習い事をするなら『Wonder Code』

プログラミングの習い事は、論理的思考力や問題解決能力が養える、一人ひとりのペースに合った学習がしやすい、といったメリットがあります。デジタル化社会への順応性を高め、職業の選択肢の幅を広げることにもつながるため、子どもの将来を視野に入れた教育を心がけている保護者には、プログラミングの習い事はおすすめです。

 

『Wonder Code』は記ロボットを使ったプログラミング教室を全国展開しており、楽しいカリキュラムやグループワークに子どもたちが主体的に取り組み、英語でプログラミングが学べます。

ぜひこの機会に資料請求や体験教室に参加されてみてはいかがでしょうか。