小学校で必修化されたプログラミング学習について、理解が難しいと感じる保護者もいるかもしれません。そこで今回は、小学生向けのプログラミング学習がどのようなものかを分かりやすく説明し、学習のコツについてもご紹介します。プログラミング学習への理解を深めるきっかけとなれば幸いです。

宿題が終わらない主な原因を知ろう

子どもの宿題が終わらない大きな原因となるのが、やる気がないということです。学習意欲が低下していると、宿題を始めようとする気持ちも低下してしまいます。宿題の量がさほど多いわけではなくても、勉強に対してネガティブな気持ちが強くなってしまっていると、宿題のテキストを開くことさえ億劫になってしまうことがあるのです。宿題をやらなければならないというプレッシャーばかりが強くなり、かえって宿題に対するやる気を削がれてしまっているというケースもみられます。見て見ぬふりをしたいと現実逃避を続けた結果、いつまで経っても宿題が終わらないという子どもは少なくありません。

 

宿題がなかなか終わらない場合、子どもが勉強以外のことに気を取られていないかについて、考えてみましょう。ゲームをしたい、テレビを見たいといった別のことを考えていると、宿題が手に付かなくなってしまいます。勉強机の周囲にスマートフォンやゲーム機、漫画などがあると、誘惑に負けてしまう原因となりますので、注意してください。テレビや音楽などの音に気を取られてしまい、宿題が終わらないケースもみられます。子どもが宿題をしている間は、家族もできるだけ協力をして、静かな学習環境を保つようにすることが大切です。

 

集中力が続かないことが、宿題が終わらない原因となっているケースもみられます。子どもの集中力は、長時間に渡って持続するわけではありません。学校の授業時間が、45分ないし50分に設定されているのは、子どもの集中力が続く時間の目安が40~50分程度と言われているからです。自宅で勉強をする際にも、一気に宿題を片付けてしまおうとするのではなく、勉強時間の目安は40分~50分と決めて、休憩を挟みながら宿題に取り組むようにするとよいでしょう。

学校がある時期の宿題の終わらせ方のコツ

学校から帰って来て、翌日までに宿題をしなければならない場合、どんな対策を取ればよいのでしょうか。日々の宿題をスマートにこなす上で重要となるのが、宿題をするタイミングです。小学生が宿題をする際には、国語の音読のチェックをするなど、大人のサポートを必要とするケースも少なくありません。まだ勉強を始めたばかりの低学年の頃には、大人が傍で見守ってあげた方がスムーズに宿題に取り組みやすいです。

 

子どもが宿題をするタイミングとしては、学校から帰宅してすぐの時間、夕食前の時間、夕食後の時間が挙げられます。翌日の朝に宿題をすることも可能です。活動的な時間帯に集中して宿題を終わらせたいと考える場合、学校から帰宅してすぐの元気な時間帯に宿題を済ませてしまうのがおすすめです。学校で様々な刺激を受けて帰宅した子どもは、元気でアクティブな状態になっています。まだ疲れを感じていないうちに、勢いよく宿題を終わらせることを習慣づければ、宿題に対する苦手意識が軽減されることでしょう。帰宅してから早めの時間帯に宿題が終わると、子どもにとっても、保護者にとっても、安心感につながるはずです。

 

帰宅後に習い事や友達との約束がある場合、夕食前の時間に宿題をすることを検討しましょう。保護者が夕食を作りながら、子どもが宿題をしている様子を見守ってあげられるところは、夕食前の時間に宿題をするメリットです。空腹時は、頭が冴えて集中力が高まりやすいという点にも注目してください。しかしながら、あまりにもお腹が空いた状態では、空腹ばかりに神経が行ってしまう原因ともなります。フルーツやヨーグルトといった身体に優しいおやつを用意しておくとよいでしょう。

 

場合によっては、夕食後の時間に宿題をするという選択をすることもあります。夜に宿題をする場合、眠気が襲ってきて集中できないケースも多いので、できるだけ早めの時間に宿題を済ませるようにするのがおすすめです。ハードスケジュールをこなして疲れて果ててしまったという場合、夜は早めにベッドに入り、翌朝早起きをして集中力を回復させて宿題に取り組む方法も検討してください。

 

長期休暇中の宿題の終わらせ方のコツ

夏休みや冬休みといった長期休暇中に宿題に終わらないという問題に直面することもありますよね。

長期休暇にスムーズに宿題を終わらせるには、まず宿題を可視化することが大切です。宿題の全体像が把握できてないと、宿題の量に圧倒されてしまい、宿題に取り組むのが嫌だというマイナスイメージを抱いてしまう原因となります。実際にどれだけの宿題が出されているかについての情報を書き出してみて、全体像を正しく認識するようにしてください。例えば、漢字の書き取り帳が〇ページ分、計算ドリルが〇ページ分といった感じで、具体的にページ数も含めてメモしましょう。

 

宿題の量が把握できたら、スケジュールを立てて、宿題を終わらせる計画を立てます。計画を立てる際には、一日当たりの課題量を増やし過ぎてしまうと、挫折してしまうリスクが高まります。無理のないスケジュールを立てて、休暇中に宿題を終わらせるようにしてください。宿題ができたという状態を可視化するには、終わった箇所にシールやスタンプなどの目印を付けるのがおすすめです。達成感を得られる仕組みを整えると、毎日コツコツ宿題に取り組みやすくなります。

 

長期休暇中に効率よく宿題に取り組むには、勉強をするタイミングを決めておくことも、重要なポイントです。午前9時から宿題をスタートする、といった時間に関するルールを予め設定すると、集中して宿題をこなしやすいです。時間にゆとりがあるからと言ってダラダラしてしまうと、いつまで経っても宿題が終わらないという悪循環に陥ってしまいます。自由な時間が多い長期休暇の時間をできるだけ有効に使うためにも、宿題をする時間をきちんと決めて、メリハリのある生活を送るようにしましょう。朝一番に宿題をする習慣を付ければ、その後は子どもが興味のある遊びを楽しんだり、習い事に打ち込んだりできます。

宿題に取り組む集中力を高めるためのポイント

子どもが宿題に対して苦手意識や嫌悪感を抱いてしまう原因には、宿題が分からないという原因も挙げられます。分からない問題にぶつかってしまうと、その問題のところで手が止まってしまい、宿題を進められなくなってしまうケースが少なくありません。宿題をする際には、30秒ルールを取り入れてみると、宿題を効率よく終わらせられるようになります。宿題に関する30秒ルールとは、「30秒考えても分からなかった問題はいったん飛ばして、次の問題に進む」というものです。次の問題が解ければ、学習に対するモチベーションが回復して、分からなかった問題にもう一度チャレンジしようという気力が湧いてくることもあります。付箋などでチェックを付けておき、他の問題が解き終わってから時間を掛けて考えてみるとよいでしょう。

 

勉強に対するやる気がなく、宿題を始めるのが難しいという場合、子どもが興味を持って取り組みやすい脳トレやクイズなどを取り入れることを検討してください。いわゆる勉強とは異なるイメージを持つ脳トレやクイズを解くことから始めて、集中力が付いてきたところで、宿題に取り組むようにすると、スムーズに勉強をしやすくなります。計算が好きな子どもであれば、100マス計算などの簡単な計算問題、文字を書くのが好きな子どもであれば、漢字の書き取り問題など、子どもの興味に合った課題を選んであげると、積極的に学習に取り組めるはずです。子どもの適性をきちんと見極めて、知的好奇心を持って取り組める課題を用意するように心掛けてください。

 

宿題に対する集中力を高めるには、基礎的な体力をつけ、体調を整えることも大切です。体調が悪いと、集中して何かに取り組むのは難しいものです。まずはしっかり睡眠時間を確保できるように、夜は早めにベッドに入る習慣を付けるようにしてください。複数の習い事をしていて、忙しい毎日を送っているという子どもの場合、疲れが抜けきらないことが原因で、勉強に対する集中力が低下しているケースもみられます。習い事の数を減らして、身体を休める時間を確保することも検討するのが、おすすめです。適切に体調を整える上では、睡眠や休養に気を配ると同時に、食事の栄養に配慮することも求められます。必要な栄養素が不足していると、勉強に対する集中力が長続きせず、宿題が終わらない状況に陥ってしまう可能性があります。偏食気味の子どもには、食材の調理の仕方を考えて食べやすくするといった工夫をして、色んな食材から栄養素を摂取できるようにするとよいでしょう。

 

勉強に対する集中力を身につけるなら『Wonder Code』

小学生の子どもの宿題がなかなか終わらないという問題を解決するには、なぜ宿題が終わらないのかという原因を知り、有効な対策を講じることが求められます。主な原因には、勉強に対してやる気がない、集中力が続かないといった原因が挙げられます。別のことに気を取られてしまい、宿題に身が入らないというケースもありますので、注意しましょう。効率よく宿題を終わらせるためにおすすめの方法としては、宿題の30秒ルールの導入があります。30秒ルールとは、30秒経っても答えが分からない問題については、いったん解くのをやめて、次の問題に進むようにする方法です。脳トレやクイズなどの楽しいドリルに挑戦して集中力を高めてから、宿題をスタートする方法もおすすめです。

Wonder Codeでは、ロボットを用いて子どもの知的好奇心を刺激しながらプログラミングが学べます。子どもが学びに向き合うためには、ワクワク感や楽しさといったポジティブな気持ちが重要です。ぜひこの機会に、楽しく論理的思考力を養えるWonder Codeの無料体験教室や資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。