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情報化の時代。ITリテラシーの高い子どもを育てたい!

今やパソコン・インターネットなどのITは、企業だけでなく学校教育にも導入されています。ITやAI技術が日常生活で使われ急速に社会の変化が進む時代のため、ITリテラシーを身につけるのは喫緊の課題といえるでしょう。

ただ、単にITの知識やスキルを身につけているだけでは、いずれITやAIに人間が「使われる」かもしれません。そのような状況を回避するには、ITやAIに任せる部分と人間がリーダーシップを取るべき面を把握する必要があります。

つまりITリテラシーとは人間とITの共存化を図る姿勢であり、IT活用で何を効率化させるのかを考えたり、必要なIT技術を選択して課題を解決したりする力だといえるでしょう。

ITリテラシーに含まれる3つの意味とは

ITリテラシーには、「情報基礎リテラシー」「コンピュータリテラシー」「ネットワークリテラシー」の3つの意味があります。

これらの3要素は互いに関連し合っていますが、まずはそれぞれの意味について確認しましょう。

情報基礎リテラシー

情報基礎リテラシーとは、情報を探したり信ぴょう性を調査したりする力、つまり情報を使う能力を指します。情報そのものに焦点を当てる背景には、情報の多様性や流動性、急増などがあるといえるでしょう。

たとえばアメリカの市場調査会社ICDによれば、世界のデータ総量は2020年時点で10年前の約60倍となっており、2025年には世界のデータ総量の約30%がリアルタイムの情報になるそうです。

情報基礎リテラシーは、膨大な情報量をスピーディに獲得できる時代だからこそ必要性が高まっているものとなります。十分なITリテラシーをもたない場合、正しい情報を手にするのは難しいでしょう。

コンピュータリテラシー

コンピュータリテラシーとは、コンピュータ操作に必要な知識や技能を指します。

昨今は、年代や場所を問わず、パソコンやスマートフォンを使いこなすスキルが求められています。生活に溶け込んだコンピュータを操作するのは、生活していくうえで必要な能力でしょう。

ただ、コンピュータリテラシーは仕事内容によって異なり、Officeツールの使用能力はもちろん、プログラミングスキルを必要とする業種もあります。応用のきくコンピュータリテラシーを身につけることも、予測不可能な時代を生きるうえでは重要でしょう。

ネットワークリテラシー

ネットワークリテラシーは、ネットワーク・セキュリティに関する内容を正しく理解するITリテラシーだといえます。学校教育では、インターネットの使い方や使用上のモラルを表すケースが多いでしょう。

企業においては顧客のプライバシーを保護したり、スパムメールやハッキング対策をしたりする取り組みを指します。また個人においては、誹謗中傷など他者とのやり取りで問題を起こさないためのITリテラシーが必要でしょう。

ネットワーク上のトラブルは大きな損害を与えるため、一人ひとりがITリテラシーを身につける重要性が増しています。

ITリテラシーを身につけることによるメリット

ITリテラシーは、膨大な情報から必要な情報を取捨選択したり、効率的に作業をしたりするのに役立ちます。一方、ITリテラシーが低ければトラブルに巻き込まれ、ITのメリットを感じられないばかりか他者との関係性を築けなくなるでしょう。

ここでは、ITリテラシーを身につけることで得られるメリットを5つ紹介します。

周りとの情報格差がなくなる

ITリテラシーを身につけると、周囲との情報格差がなくなります。情報量が膨大でスピードの加速が進むなか、必要なデータを選んで情報を使いこなしたり、より新しい情報を入手して社会の変化に対応したりできるようになるでしょう。

ITリテラシーのない状態では、得られる情報の種類や量に格差が生じ、ITを使いこなせる人との差がどんどん広がっていきます。たとえば本来受けられるサービスを見逃したり、誤った情報に惑わされたりする場合もあるでしょう。

情報格差がなくなるとリスクを回避しながらよりよい生活ができるため、ITリテラシーを身につけるメリットは大きいと考えられます。

作業を効率化できる

ITリテラシーが高い人は、正しい情報を入手しながら作業を無駄なくこなせます。メールやオンライン会議などによる社内外の報告・連絡・相談などもスムーズに行え、効率や生産性を考えた時に有益な人材だとみなされるでしょう。

一方で、ITリテラシーがないか低い人が集まる組織では、アナログ的な業務で効率が悪くなり業績を向上させられません。

職場などで業務を効率的に回し、評価される人材になるためにも、ITリテラシーは必須のスキルだといえます。

さまざまな被害に遭いづらくなる

ITリテラシーが高いと、日常的にネットワーク上のリスクを管理できるため、トラブルに巻き込まれにくくなります。

ビジネスにおいては個人情報の漏えいやネットワークへのウイルス侵入に遭う危険性などが低くなるため、社内ではもちろん、顧客からも信用される存在となるでしょう。

またプライベートにおいてもITリテラシーは重要で、リテラシーが低ければSNS投稿などで誹謗中傷の嵐に巻き込まれるかもしれません。このような状態を防ぐためにも、子どものころからITリテラシーを身につけておき、安心・安全なネットワーク環境を築くといいでしょう。

世の中の変化に追いつきやすくなる

世の中はIT化によってめまぐるしく変化していますが、今後はAI技術の発展にともない、ますます予測困難になっていくことでしょう。子どもたちがITリテラシーを身につけるのは、時代の流れに対応するうえで欠かせないことなのです。

現在の日本では、プログラマーやエンジニアなどの人材が不足しています。ITリテラシーを身につけることで、就職や転職、キャリアアップなどにつながる機会が増えると考えられるでしょう。

高いITリテラシーを獲得できれば、世の中の変化に追いつきやすくなり、新しい流れを創り出す側に回れるのです。

オンラインでのコミュニケーションが円滑になる

オンラインでのコミュニケーションが円滑になるのも、ITリテラシーを習得するメリットだといえます。

ITリテラシーを身につけると、適切な情報元から正しい情報を得られるようになり、他者とも円滑にやり取りできます。トラブルに巻き込まれることなく、有益な情報をより効率的に使えるでしょう。

一方で、ITリテラシーを身につけなければメリットになる情報を活用できないだけでなく、インターネット上でのコミュニケーションが滞ってしまう場合もあります。人とかかわりながら生きるうえで、ITリテラシーは重要な能力だといえるのです。