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子どもの発想力を伸ばしたい!

子どもは大人にはない自由な発想力を持っています。感動的な発想でこちらを喜ばせてくれたり、思いもよらぬ方法でいたずらをされたりするなど、子どもの発想力には度々驚かされますよね。

子どもの発想力が育まれると、将来の可能性や選択肢などがどんどん広がっていきます。そして発想力を育むためには、子ども自身の個性だけではなく周りの環境も大切です。発想力を自由に広げる環境を用意することで、子どもの世界はさらにカラフルに彩られていくことでしょう。

今回は、子どもの発想力を鍛える方法をご紹介します。複雑化していく現代では、オリジナリティーの高い想像力や創造力を持っている人材が重宝されます。子ども時代を楽しく過ごすだけではなく、将来の可能性を広げていくためにも発想力を育てていきましょう。

発想力とは

発想とは、物事を思いつくことを指します。つまり発想力とは、「既存の情報を元にして新しい物事を思いつく能力」です。発想力は手持ちの情報や知識、周りの環境などが複合的に合わさって育まれます。

そのため、「大人になるにつれ知識が増えると発想力がどんどん広がっていく」と思われがちですが、実はそうとは限りません。その理由は、大人になっていくと常識や固定観念が形成されていき、自分で自分の発想力に制限をかけてしまうためです。

とはいえ、発想力自体は大人になっても失われるわけではありません。子ども時代に比べて常識や知識を得たからこそ、実用性や現実性が高い発想ができるようになります。子どもの頃から発想力を鍛えることで、将来的にビジネスシーンなどで役立つ力を得られることでしょう。

子どものアイデア力・発想力を鍛える6つの方法

ここでは、子どものアイデア力・発想力を鍛える方法を6つご紹介します。子どもの柔軟な発想力を鍛えると、持ち前の個性を伸ばせます。生まれたときから持っている個性や特性をさらに引き出すために、自由に楽しく発想力を発揮できる環境を整えましょう。

好奇心を持ったものを、とことんやらせてみる

子どもの発想力を鍛えるためには、好奇心を持った物事にとことんチャレンジさせることをおすすめします。子どもにとって原動力となるのは、興味や関心です。何かを「面白い」「楽しい」と思える心は、発想力や探求心をどんどん引き伸ばしてくれます。

もしも親の意向とは違う対象であっても、子どもの好奇心を尊重して自由に学ばせてみましょう。誰からの制限もなく自由に物事を考えたりアウトプットしたりできる環境で、子どもは「子どもらしい柔軟な感性」を最大限に発揮できます。

クリエイティブな場所に積極的に出かける

クリエイティブな場所に積極的に出かけることも、子どもの発想力を鍛える方法の一つです。例えば子どもが工作や絵画のような創作活動ができるスポットや、体験型のアートが楽しめるスポットなどがおすすめです。

想像力や創造力は、発想力と密接な関係があります。自由に空想の世界を描けたり、現実と想像を合致させたりする能力は、情報からアイデアを生み出す発想力をさらに引き出してくれるものです。光や音で遊べる美術館や、探索型アトラクションがあるレジャースポットなどを訪れてみるとよいでしょう。

五感を使って遊べるゲームをする

子どもの自由な発想力を鍛えるためには、五感を使って遊べるゲームを取り入れてみましょう。五感とは、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚のことです。目や耳だけではなく、体の全体的な機能を使った遊びは子どもの想像力を掻き立て、新しい発想を生む力をサポートしてくれます。例えば、目隠しして物を触ってもらったり、匂いを嗅いでもらったりして対象を当てるゲームなどをさせてみるとよいでしょう。

また、五感を使って遊べるゲームとしておすすめしたいのがネイチャーゲームです。自然と触れ合い、花や木々の質感・香りなどを楽しむネイチャーゲームを取り入れることで、五感を養い発想力を鍛える訓練になります。実際にいろいろな自然に触れながら、さまざまなことを発見したり体験したりできることでしょう。

工作や絵を見せられたら、最大限褒める

子どもの発想力を鍛えるためには、工作や絵を見せてもらった時に最大限褒めることが大切です。子どもにとって最も自分を肯定的に評価してもらいたい存在は、他ならぬ親です。そして子どもにとって工作や絵は、自分を表現するためのクリエイティブな活動だといえます。

創作物を褒めてもらうことは、自分の感性や想像力、発想力を褒めてもらうことと同義です。絵や工作は芸術作品であると同時に、心理や感情をアウトプットして相手に伝えるための手段なのです。そのため、親に褒めてもらえると自分の人間性までも肯定してもらえた気持ちになり、自分の感性や発想力にポジティブな評価を与えられるでしょう。

そして、自分自身に肯定された発想力は制限を受けることがなくなり、さらに自由に発揮されるようになっていきます。

子どもが作ったものを否定しない

自分が作ったものを親に否定されると、発想力が制限されてしまいます。創作物の否定は、自分らしさを否定されることと同義です。そのため、もし子どもが自分には理解ができないような創作物を作ったり、賞賛よりも改善ポイントのほうが多く目に付くものであったりしても、ネガティブな意見を伝えることは極力控えましょう。

大前提として、まずは褒め言葉を伝える意識を持つことが大切です。「いいね」「すごいね」「かっこいいね!」などのポジティブな意見を伝えつつ、子どもが何を思って作ったのかや何を表現したのかなどをヒアリングしましょう。子どもの心理を理解できると、創作物の奥に隠された本音や感性が見えてきます。創作物は子どもの心象風景でもあるため、否定はタブーと覚えておきましょう。

固定観念を押し付けない

子どもの発想力を鍛える上で心がけたいのは、固定観念を押し付けないことです。大人になると、子どもの頃に比べて常識や社会のルールを学んでいきますよね。そのため、自由な創作物においても、常識が身に付くとルールの中で自己表現するようになります。

例えば「海を描いてください」と言われたときに、大人の中には青色を使う人が多いでしょう。ただし、海が青く見えることは事実ではあるものの、そのルールに従う必要はありません。子どもの中には、海をピンクや虹色で表現する子もいるものです。

固定観念に囚われていると「海はそんな色ではない」「ちゃんと青で描きなさい」などの考え方を押し付けてしまいがちです。子どもに常識を教えることは大切ですが、発想力の育成においては常識の鎖に縛られる必要はないのです。子どもの感性や世界観を尊重し、自由な発想力で楽しめるよう見守りましょう。