【この記事の目次】

クリエイティブ思考な子どもの長所を伸ばしたい!

子どもの発想力や創造力は、時に大人の想像を超えてきます。すべての子どもはそれぞれ個性や特性を持っていますが、クリエイティブな思考を養うことで個性をさらに引き出すことが可能です。

クリエイティブと聞くと、絵画や工作のようなアート方面の才能を連想する人も多いでしょう。しかし、クリエイティブ思考を持つことは、創作物にのみ影響するわけではありません。人間関係の構築や社会における役割など、幅広いシーンでクリエイティブ思考は影響を及ぼします。

今回はクリエイティブとは何かや、クリエイティブな子どもの特徴などをご紹介します。子どもの個性と向き合いながら、子どもが自分らしさを獲得できる環境を作っていきましょう。

【わかりやすく解説!】クリエイティブとは

クリエイティブとは、英単語「creative」から来た言葉で、人や物事を表す形容詞の一つです。主に「創造的な・独創的な」という意味があります。手持ちの知識・情報・経験などを用い、新しいものを作ったりアイデアを出したりすることです。

本来は創造したヒト・創造されたモノのそれぞれに使われる言葉ですが、現代の日本においてはモノに対して使用されるケースが多く、ヒトを指す場合はクリエイターと呼ぶ傾向にあります。もともとクリエイターにも「クリエイティブを作る人」の意味があるため、言葉に誤解がないように使い分けられているという認識でよいでしょう。

クリエイティブには、他の人にはない独自的な発想という意味も含まれます。一部の芸術家だけに使われるイメージを持たれがちな言葉ですが、誰しもがクリエイティブの素質を持っており、それを鍛える環境や発表する場の有無が違うだけだと考えられます。

また、広告業界におけるクリエイティブとは、広告に使われる素材を指します。ユーザーとサービス・商品をつなぐための橋渡し的な役割を担っているため、ユーザーの心理や隠された本音を刺激するための要素が求められます。良質なクリエイティブのためには、やはり創造力や想像力などが求められるといえるでしょう。

クリエイティブ思考とは

クリエイティブ思考とは、枠組みに捉われずに自由にアイデアを作り出す思考タイプのことを指します。私たちはみな想像力や発想力を持っていますが、成長の過程に従って固定観念に囚われがちです。しかし、常識に縛られたままでは、自分自身の可能性が狭まってしまいます。

もちろん、社会ではルールやマニュアルに沿った動きをすることは大切ですが、時には直感やセンスなどの不確定な要素でこそ逆境を切り抜けられるシーンもあるでしょう。

社会で活躍したり、自分らしい人生を生きたりするために求められている要素は「堅実な考え方とクリエイティブ思考のバランス」です。クリエイティブ思考を養うことで意外な方面から物事を解決できたり、新しいサービスやアイデアを閃いたりできるのです。

クリエイティブな子どもの特徴

ここでは、クリエイティブな子どもの特徴を7つご紹介します。大人と比べて常識やルールに縛られていない子どもは、一人ひとりがアーティスティックなクリエイターだといえます。幼い頃から自分の世界観を大切にしているクリエイティブな子の特徴を、一つひとつ学んでいきましょう。

自由に遊ぶことが好き

クリエイティブな子どもは、誰かにルールを押し付けられるシチュエーションよりも自由に遊べる環境を好みます。例えば、鬼ごっこやかくれんぼは、一般的に「鬼に手でタッチされてはいけない」や「最後まで見つからなかった人が勝ち」などのようなルールが存在していますよね。

クリエイティブな子どもはルールに窮屈さを感じるため、おままごとやお絵描きなどのような明確なルールがない遊びが好きな傾向にあります。自分の発想を自由に発揮できる状況でこそ、楽しさややりがいを感じるのです。

エネルギッシュ

クリエイティブな子どもは、自分らしさを発揮することに強い関心を抱く傾向にあります。本能や直感に忠実で、夢や目標を決めたら真っすぐに突き進んでいけるエネルギッシュさを持っているのです。

特に創造力を自由に発揮することが許されたシチュエーションでは、他の追随を許さないほどの行動力を見せることも珍しくありません。思考や感情をアウトプットする行為自体を楽しんでいるため、行動する過程でさらなるモチベーションが生まれる好循環な状態になっていくことでしょう。

創造力豊か

クリエイティブな子どもの創造力には、目を見張るものがあります。創造力は想像力と混同されがちですが、この2つには明確な違いがあります。

まず、想像力とは実際には体験していなことを脳内で思い描く力であり、妄想との違いは「実際に実現できる可能性があること」です。例えば「ペガサスに乗って空を駆ける」は妄想ですが、「馬に乗ったことがないけれど乗馬をイメージする」は想像ということになります。

対して創造力は、自分の経験や発想などの概念的な資産を使い、ゼロからモノを作り上げる能力を指します。創造力を発揮するためには、実現性の高い想像を広げる力が大切です。つまり、創造力と想像力は別の能力でありながら、相互関係にあるといえるのです。クリエイティブな子どもは手持ちの情報から新しいモノを作り上げる創造力に優れており、他の人が思いつかないような発想や提案ができることでしょう。

ものづくりや絵を描くことが好き

ものづくりや絵を描くことが好きというのも、クリエイティブな子どもの特徴です。クリエイティブな子どもは、アートを通して自己表現することに喜びを感じます。心という曖昧なものを形として表現することに抵抗がなく、ポジティブな気持ちで芸術に親しむのです。

美術の授業以外でも自分で絵を描いていたり、小説を書いていたりすることなども珍しくありません。立体創作が得意なタイプも多く、プラモデルや日曜大工、砂場遊びなどのようなアナログな遊びを好む子も目立ちます。

刺激的なことが好き

クリエイティブな子どもは感受性のアンテナが広く、刺激的な物事を好みます。感情の琴線に触れる出来事が創作意欲に変換され、モチベーションがアップするのです。そのため、すべての経験が自分という作品を創造する材料になるような感覚を持っている傾向にあります。

自分をアート作品と考えれば、ありきたりな色や造形だけでは物足りない気持ちになります。誰も見たことがないような作品に仕上げるために、変わった体験や刺激的な出来事を好むことも多いでしょう。ただしその結果、良質ではない人間関係を築いてしまうこともあるため、保護者は注意して見守りたいものです。

美しいものや綺麗なものが好き

クリエイティブな子どもは感受性が強いため、美しいものや綺麗なものを見ると、自分の心まで美しくなるような感覚を抱きます。クリエイティブな子どもにとっての美しいものは、ただの娯楽対象ではなく、心の淀みを浄化してくれるようなものなのです。

体が汚れたらシャワーで洗い流すように、心が疲れたら美しいものを見て汚れを洗い流す……。クリエイティブな子どもは、幼い頃からそのような感性の中で育っています。美しさの定義は人によって違いますが、一人ひとりが自分の中の美意識を尊重し、大切に守っていることが特徴の一つでしょう。

愛情が深く、言葉や作品にすることが得意

クリエイティブな子どもと話していると、少しこちらが気恥ずかしくなるときがあります。その理由は、クリエイティブな子どもは愛情や感謝を表現する能力に長けているためです。

「ありがとう」や「大好き」などの言葉は、素直に伝えようとすると恥ずかしくなりがちですよね。しかしクリエイティブな子どもは、言葉以外にもさまざまな方法を通じて親愛の気持ちを周囲に伝えられます。相手に伝わりやすい言葉選びが上手なこともクリエイティブな子どもの特徴で、そのような気持ちを言葉や作品にする能力に秀でているといえるでしょう。

どんな仕事がある?クリエイターの主な種類

ビジネスにおいて、ものづくりに関わる仕事は総じてクリエイターと呼ばれる傾向にあります。例えば、現代ではデジタル技術を持ったクリエイターが重宝される傾向にあり、WebデザイナーやUIデザイナー、ゲームクリエイター、グラフィックデザイナーなどがクリエイター業の一種です。

小説家・画家・シンガーソングライター・彫刻家など、アート作品を生み出す職業もクリエイターと呼ばれます。最近では動画投稿プラットフォームの繁栄に伴い、動画クリエイターも人気のクリエイター業となっています。

また、クリエイター業には、実際にものづくりを行う業種以外が含まれることも。例としては、Webプロデューサーやアートディレクターなどが挙げられます。創作物を生み出す人たちを指揮し、フォローアップすることもクリエイター業の大切な仕事の一つです。