将来に生かすために…子どもの得意なことが知りたい!

すべての子どもは、一人ひとり違った個性を持っています。それは大人である私たちも同じです。すべての人間が固有の能力や特性を持っており、秘められた力を引き出すためには環境や教育が必要です。

今回は、子どもが得意なことランキングや、子どもの能力を伸ばすためのヒントをご紹介します。子どもの将来の可能性を広げるためには、まず本人の特性を理解することが大切です。子どもの目線に合わせながら、長所をさらに伸ばす教育を選択していきましょう。

子どもが得意なことランキング7選

ここでは、子どもが得意なことランキングをご紹介します。自分の子どもの特性を理解することを優先しつつ、教育に役立てるためのヒントにしていきましょう。

友達と話し合いをすること

大手教育メディアによると、子どもが得意なことランキングでは「友達と話し合いをすること」と答えた子どもが最も多い結果となりました。大人と比べて知っている言葉や人生経験が少ない子どもでも、コミュニケーション次第で相手と分かり合うことは可能ですよね。

他者とのコミュニケーションをとる機会が増えると、人間関係を構築するためのスキルが磨かれていきます。コミュニケーション能力はあらゆる職業で求められるため、子どもの将来を広げるための後押しになってくれるでしょう。

新しい友達を増やすこと

「新しい友達を増やすことが得意」と答えた子どもも多い傾向にあります。大人になると、新しいコミュニティに足を踏み入れることは少し勇気が伴いますよね。しかし子どもは、初めて会った相手ともすぐに友達になれる柔軟性を持っています。

例えば初対面同士でも公園で遊べたり、一緒にゲームを楽しめたりします。円滑な人間関係は子どもの自己肯定感をサポートし、自信のあるコミュニケーションにつながるでしょう。また新しい友達が増えることで価値観が広がり、多様性も身につきます。

運動すること

すべての子どもが運動を好んでいるわけではありませんが、ランキングでは多くの子どもが「運動することが得意」と答えました。小学生といえば、心も体もまさに成長の真っただ中です。元気いっぱい体を動かしてくれることは健やかな成長につながり、フラストレーションの発散にもなるでしょう。

特に小学校までは、運動が得意というだけでクラス内のヒエラルキーが高まることがあります。子どもの頃「足が速い子はモテる」といった風潮があったのではないでしょうか。運動が得意であることは自分への自信にもつながり、周りの子と仲よくなるためのサポートにもなるものです。 

計算問題・漢字を覚える

ランキングでは「計算問題や漢字を覚えることが得意」という声も多く見受けられました。小学生の頃から勉強に得意意識を持てると、中学・高校と進学した後の学習もスムーズになります。未知の学習に対して「まずはやってみる」の意識が持てることは、大きな強みです。

小学生の学習内容は比較的簡単ですが、その後のすべての学習の基本になります。勉強が得意だという自覚は学習へのモチベーションにもつながるため、ぜひ今後も継続して引き出してあげたいですよね。将来的に勉強につまずいてしまったときも、過去の成功体験が心を支えてくれることもあります。

創作活動・芸術活動

勉強が得意な子もいれば、ものづくりが得意な子もいるものです。ランキングでは「創作活動・芸術活動が好き」という声も多く集まっていました。絵画・工作・音楽など、小学生でもクリエイティブな物事に触れる機会は多いものです。

算数や英語などのテストでは回答が決まっていますが、芸術に正解はありません。創作活動が得意な子は、自分らしさを自由に発揮できる環境が整っているほど喜びを感じます。想像力や創造力は大人になった後でも役立つため、ワクワク感を通しながら養っていきたい能力です。

わからないことを自分で調べること

大人でも、わからないことを自分で調べるプロセスが苦手な人がいますよね。質問することは悪いことではありませんが、自分で調べずに他人に解決してもらってばかりではなかなか成長できません。ランキングでは、物事のリサーチが得意という小学生も多く存在しています。

今の小学生は、物心がついた頃からインターネット・パソコン・Wi-Fi・スマートフォンなどが身近にあります。「調べればすぐに答えが出てくる」という環境で自然と育ったからこそ、大人世代よりもリサーチへの抵抗感が低いのかもしれませんね。

自分の意見をまとめること

子どもの得意なことランキングで注目したいのが「自分の意見をまとめること」です。言葉にするとシンプルな能力ですが、実はさまざまな能力が複合的に合わさっています。例えば気持ちを言葉にするためには、読解力・単語力・文章構成能力などが必要ですよね。

その他には、無駄な情報をそぎ落とす力・情報を取捨選択する力・他者に伝わるように言葉を変換する力・実際に発信するための自己表現力やコミュニケーション力などが求められます。点数では表しにくい、多くの非認知能力が影響している力だといえるでしょう。

非認知能力とは|認知能力との違い&子どもの非認知能力を育てる方法

ランキングにとらわれず、子どもの個性を引き出そう

前項では特に人気の項目を紹介しましたが、実際の教育ではランキングにとらわれる必要はありません。他の子どもの意見と比べるのではなく、まずは自分の子どもの得意分野を見極めることが大切です。

血がつながっていても、親子は他人同士。保護者が子どもにやってもらいたいことと子どもがやりたいことには、違いや温度差があることが当たり前なのです。また子ども自身も、自分の得意なことと「やりたいこと」との狭間で悩んでいるかもしれません。

大人や子どもに限らず、得意なこと・お金を生み出せること・やりたいこと・ストレスなくできることは、それぞれ異なります。親子という違いがあればなおのことです。ほんの一部でも噛み合う物事があれば、奇跡のような偶然だと思いましょう。

子どもの得意なことを受験に生かすポイント

子どもの得意なことを受験に生かすためには、以下の二つが重要です。

  • 短所を長所にするための声掛けをする
  • 個性・特性を肯定的に受け入れる

例えば受験において、のんびり屋さんであることは保護者の不安の種になるでしょう。「他の子はもう〇〇まで学習を進めているのに、うちの子はまだまだ追いつけない……」と焦ると、つい「勉強しなさい」「心配かけないで」と強い言葉をかけてしまうことも。

しかしのんびり屋という個性は、声かけ次第で大きな長所になります。のんびり屋とは、言いかえればマイペースということです。周りと自分を比べずに、自分のペースで受験勉強を進められる精神力は、力強い味方になってくれるはずです。

生まれ持った特性は、なかなか後天的に変えることはできません。保護者ができることは子どもを「変える」ことではなく、能力を「引き出す」ことや「生かす」ことなのです。

まずは、ありのままの子ども自身を素直に受け入れることが大切です。子どもがより生きやすく、自分らしく歩めるために、短所を長所にする声掛けを行っていきましょう。

子どもの能力を引き出す習い事なら『Wonder Code』

今回は、子どもの得意なことランキングや子どもの能力を伸ばす方法などをご紹介しました。「能力」という言葉はあまりにも多くのスキルや可能性を含んでいるため、具体的にどのような能力を伸ばせばいいのか迷ってしまうことがありますよね。

現在の子ども教育では、論理的思考力・創造力・想像力・コミュニケーション能力が重要視される傾向にあります。なぜならこれらの能力は、情報技術が発展した将来でもAIに代わられにくいスキルだからです。

そして上記の能力をバランスよく養える習い事として注目されているのが、プログラミングです。Wonder Codeでは、子どもがワクワクしながらプログラミングを学べるメソッドを取り入れています。ぜひこの機会に、無料体験教室や資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。