子どもに「なぞなぞ」などの謎解き問題を出して欲しいと頼まれた経験はありませんか。謎解きは単に楽しいだけの遊びではなく、問題に集中して向き合う必要があるため、謎解きに取り組む過程で集中力や忍耐力を養う効果が期待できます。

今回の記事では子どもたちに楽しく学びの機会を与えられるおすすめの謎解き問題をいくつかご紹介します。おうち時間にぴったりのアイデアもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

気軽に楽しめる「なぞなぞ」

短時間で謎解きを楽しみたいのであれば、なぞなぞがおすすめです。なぞなぞ形式での問いかけが大好きな子どもは多いため、子どもが退屈そうにしていたら「〇〇なものは、なあに?」といった質問を投げかけてみてください。

なぞなぞにはいくつかのタイプがありますが、ご家庭で出題するなぞなぞとして最適なものの1つが身近なところからヒントを見つけて答えを導き出せるなぞなぞです。

例題をいくつかご紹介します。

「寒くて狭いところ、なんだ?」という謎解きの答えは「冷蔵庫」です。

「ひくのにおすものは、なあに?」という謎解きの答えは「ピアノ」です。

「上が工事現場で、下がゴミ箱になっているものなんだ?」という謎解きの答えは「えんぴつ削り」です。

答えを聞いてみると納得できるものばかりですが、最初から簡単に答えがわかるとは限りません。子どもが答えるのに迷っている様子を見せていたら、ヒントを出してあげましょう。例えば、「寒くて狭いところ、なんだ?」であれば、「台所にヒントがあるよ」と伝えてあげると、子どもが答えを見つけるためのきっかけとなるでしょう。答えがわからないときもすぐに答えを教えてあげることはせず、ヒントを与えることで子どもの思考力を伸ばすように心がけましょう。

探検気分で楽しめる!探すタイプの謎解き例題集

少し身体を動かしながら謎解きをしたいのであれば、探検気分でトライできる探す系の謎解きがおすすめです。

ゲームを始める前の準備では、キャラクターのイラストを印刷したカードを用意して家中のあちこちの壁にマスキングテープで貼り付けておいてください。このとき子どもが好きなキャラクターを用意することで宝探しはより楽しいものとなるでしょう。謎解きを開始するときは「宝探しゲームの開始だよ」と声をかけてあげると、謎解きをする時の気分が高まります。謎解きの出題方法としては、「〇〇を探せ」といった指示書で指示を出すと子どもの気分が高まるはずです。指示書を作成するときは、もちろん手書きで作っても構いませんが、厚紙に印刷して用意するとより本格的なゲーム感が演出できるかもしれません。

分かるとすっきり!文字を抜いて答えを出す謎解き例題集

つづいてご紹介するのは特に子どもたちからの人気がある、与えられた文字列から特定の文字を抜いて、答えを探すタイプの謎解きの問題です。

このタイプの謎解きの代表的な例題として「たぬき」系統の問題をご紹介します。

たぬき→「た」抜きと解釈して、問題に書かれた文字のうち「た」を抜いて読むことで正解が導き出せる問題です。

簡単な例題としては、「たからあげた」が挙げられます。パッと見ただけだと、「宝あげた」といった表現のように捉えられますが、実際には「た」の文字を抜いて読む「からあげ」が正解となります。

より長文の例題もご紹介します。

「たぬきのしょうたいじょう:あたたかいやたねのたいたたえたでまたっていたたるた」と出題して、子どもに答えを尋ねてみてください。何度かこのタイプの謎解きにチャレンジしたことがある子どもであれば、「たぬきのしょうだいじょう」という言葉にヒントを得て、正しく答えを見出せることでしょう。正解は、「あかいやねのいえでまっている」です。

ほかにも、「けむし」系統の問題も有名です。

けむし→「け」無視と解釈して出題された文章のうち、「け」を無視して読むと正解を導き出すことができます。「てけけれびだけいけ」という謎解きの例題の正解は「てれびだい(テレビ台)」です。

毛虫やげじげじのような奇妙な表現に見える言葉が、謎解きによって目の前にある身近なアイテムであるということが分かれば、楽しく謎解きをすることができるでしょう。

コツを掴めばさくさく解ける!計算タイプの謎解き例題集

次にご紹介するのは、計算タイプの謎解き例題集です。最低限の足し算や引き算の知識が必要になるため、小学生以上の子どもに出題するのにおすすめです。

まずは例題を1つご紹介します。

「?+1=地名、?+2=人、?+4=体の一部、?+5=体の一部」の「?」にあてはまる言葉はなんでしょう。

4つ「?」に共通する言葉を適切に探す力が求められ、ヒントがなければ保護者でも正解を見つけるのは難しいかもしれません。しばらく考えても答えがわからない様子であれば「ひらがな一文字」というヒントを与えてあげてください。ヒントが分かると五十音順にひらがなを当てはめて答えを探すことができます。

正解は「あ」です。順番に「あいち(愛知) あに(兄) あし(足) あご(顎)」と読みます。

もう1つ例題をご紹介します。

「わ✕わ=0、あ✕う=12、え✕お=30、や✕ゆ=63、ふ✕ぬ=?」の「?」にあてはまる言葉はなんでしょう。

この問題もヒントがなければ分かりづらいかもしれません。ヒントはキーボードです。小学校でパソコンを習い始めた子どもであれば、目を輝かせてキーボードの配列を思い出して一生懸命答えを見つけることでしょう。

正解は「2」です。パソコンのキーボードの配列のうち、上段に配置されたキーに書かれた数字がこの問題を解くための鍵となります。例えば「わ」のキーには「わ」と「0」が書かれているため、「わ」=0の扱いになりわ×わ=0です。ふ×ぬの場合は「ふ」のキーには「2」、「ぬ」のキーには「1」が書かれているため、2×1=2が正解になります。

ひらめきが重要!頭の体操になる謎解き例題集

謎解き問題には正解を見つけるためのひらめき力が求められる問題が多くあり、柔軟な思考を養う上でもプラスになるひらめきが重要な例題をご紹介しましょう。

「P0000」があらわしているものはなんでしょうか。

一見すると中高生向けの数学のテキストに書かれているような堅苦しいイメージがありますが、ヒントをもとに答えが見つかれば案外身近なものであることが分かります。ヒントは桁数です。ゼロが4つ並んでいることから万と考えるのが、答えを導くためのポイントです。

正解は「ピーマン」です。10000は一万、P0000はピーマンと解釈すれば、納得できるのではないでしょうか。

もう一つ例題を紹介します。

「し⇒海、か⇒自動車、に⇒ひざ、ず⇒▢」の▢にあてはまる言葉を答えてください。

この問題を解くためのヒントは伸ばして読んでみることです。しー、かー、にー、と音を伸ばして読むと、英語表現に該当することが分かります。正解は「動物園」です。最後の単語はずーと伸ばして発音すると「zoo」になります。英単語を覚え始めた子どもであれば、英語に対する好奇心を強める良い刺激にもなるはずです。 

論理的思考力を育てるなら『Wonder Code』

おうちで過ごす子どもが退屈そうにしていたら、謎解き問題を出題して子どもの思考力やひらめき力を引き出してあげましょう。子どものレベルに合わせた問題を出すことで、思考力の成長を促すことができるでしょう。

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