朝は早めにすっきり目覚めて、夜は早めに寝るという習慣が好ましいと頭では分かっていても、毎日子どもに実践させるのは難しいものですよね。子育ての早寝早起きに関する悩みを抱いている場合、どんな工夫をすれば問題が解決できるのでしょうか。
子どもの生活リズムを整えて、のびのびと成長できる環境を整えてあげましょう。
今回は、早寝早起きの習慣をつけるメリットや習慣つけるためのヒントをお伝えしますので、参考にしてください。

早寝早起きをするメリットを理解しよう

「早寝早起きするのが良い」というイメージは、昔から広く普及していますが、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

早寝早起きの大きなメリットは、体内時計を整えられるという点です。

人間には24時間の体内時計がありますが、実際にはそれよりも長めに設定されているのが一般的です。自然のままに生活していると、この体内時計がずれてしまい、規則正しい生活リズムが乱れてしまいます。しっかりと早寝早起きの習慣を身につければ、体内時計を1日24時間のリズムに合わせることができ、健やかな日々を過ごせるのです。

 

夜にしっかりと眠り、朝早く起きて朝日を浴びることで、後ろにずれがちな体内時計を整えることができます。朝日を浴びると、脳内のセロトニンという物質が活性化され、気持ちが安定し、生き生きとした1日を送れるようになりますので、朝日を積極的に取り入れるようにしましょう。

 

子どもがある程度の年齢に達するまでは、保護者がカーテンを開けてあげるようにし、子どもが自立できる年齢になったら、子どもが自分でカーテンを開ける習慣を身につけられるようにするのがおすすめです。子ども部屋には、キャラクターが描かれたデザインなど子どもが好きな柄のカーテンを掛けてあげると、朝にカーテンを開けるのが楽しみになるはずです。キャラクターのマスコットが付いたタッセルを用意するといった工夫をすると、さらに子どもが喜ぶことでしょう。窓辺に子どもが好きな植物や置物を置いておく方法も検討してください。

 

少しでも早寝をするために覚えておきたいポイント

現代の子どもたちは早寝早起きを苦手とすることには、夜にも楽しく過ごせる様々な誘惑が多いことが影響しています。

テレビやスマートフォンなどの電子機器が身近にあると、つい夜遅くまで起きていてしまいがちです。

 

そこで、就寝時間を少しでも早めるためのコツをお伝えします。

まずは、部屋の電気を暗くしてデジタル機器の電源をオフにすることが大切です。子どもが早く寝付くためには、大人も一緒に早めに就寝する習慣をつけることをおすすめします。好きなテレビ番組は録画しておき、スマートフォンの使用時間も決めておきましょう。家事が残っていても、翌日に行えるものは後回しにして、朝型の生活リズムに切り替えるのがよいでしょう。

 

また子どもだけを寝かしつけようとしても、周りの大人が楽しそうに過ごしているのを目にすると、子どもはなかなか眠ってくれないものです。子どもが安眠しやすい環境を整えてあげるには、保護者も子どもに合わせて早めに寝る習慣をつけるのがおすすめです。仮に家事が残っている場合でも、翌日に行える家事であれば後回しにして、朝型生活にシフトすることを検討してください。一緒に早寝をする習慣をつけることで、家族みんなで健康的な生活を送れるようにすることが大切です。

 

一緒に早寝早起きの習慣をつけることで、家族全員が健やかに過ごせるはずです。子育ての大変な日々ですが、よく眠れることが何よりの元気の源になりますよ。ぜひ、小さな工夫から始めてみてください。

 

スムーズに早起きをするために覚えておきたいポイント

まずは、無理のない範囲で少しずつ起床時間を早めていきましょう。

いきなり1時間も早起きするのは難しいものです。5分や10分でも構いません。徐々に目標の時間に近づけていきましょう。そして、早く起きられたら、子どもと一緒に楽しくシールを貼るなど、ご褒美の仕組みを作るのも効果的です。

 

次に、心地よい朝のスタートを切るには、単に早くに布団から出るだけでなく、心身共にすっきり目覚めるための工夫をすることが求められます。脳を活性化して、学校での勉強に集中して取り組めるようにするには、栄養バランスの整った朝食を取るようにしましょう。ご飯やパンといった炭水化物だけでなく、たんぱく質やビタミンもプラスするのがベストです。子どもによっては、朝からたくさん食べるのは苦手という子どももいます。無理に理想的な朝食を食べさせようとするのではなく、シリアルやヨーグルトなど、子どもが喜んで食べてくれるメニューを取り入れるのもおすすめです。

 

最後に、休日の生活リズムも大切です。早起きの習慣を身につけるには、幼稚園や学校がある平日だけでなく、休日にもきちんと早起きをする習慣を守ることが大切です。まったく同じ時間に起きる必要はありませんが、あまりにも起床時間がずれてしまうと、体内時計がずれてしまう原因となります。仕事や家事で疲労が貯まっていて、保護者も休日はゆっくり眠りたいと考えることもあるかもしれませんが、子どものためにも、休日にも生活リズムを崩さないように気をつけてください。

 

早寝を妨げる原因となるNG習慣を知っておこう

夜に眠ろうとしてもなかなか寝つけないという場合、眠りを妨げる原因となるNG習慣を見直すことも重要となります。

まず、就寝前のブルーライトの影響は大きいことを知っておきましょう。パソコンやスマートフォンの液晶画面から発するブルーライトは、覚醒作用が強く、すぐに就寝しようとしても、脳が活性化してなかなか眠れない可能性があります。就寝2~3時間前までは、これらの機器の使用を控えるようにしましょう。

 

次に、眠りの妨げとなるNG習慣としては、飲み物に含まれるカフェインについて、正しく認識しておく必要があります。

コーヒーや紅茶にはカフェインが含有されているので、夜に飲むのは好ましくないということはよく知られています。カフェインを含む飲み物は、コーヒーや紅茶だけではありません。ほっこり和めそうなイメージが強い子どもが好きなココアや炭酸飲料のコーラにも、微量のカフェインが含まれています。コーヒーや紅茶と比べると、カフェインの含有量は少ないものの、就寝前にココアを飲んだり、晩御飯の際にコーラを飲んでしまうと、目が冴えてしまう可能性もあると覚えておいてください。

 

最後に、日中の活動不足も、子どもの眠りを妨げるNG習慣です。日中に十分に活動ができておらず、夜になってもまだ体力が残っているような状態だと、布団に入っても眠気が感じられない可能性があります。しっかり身体を使って活動を行い、夜にはぐっすり眠れるように心がけてください。

 

安眠ができる環境づくりを心掛けよう

早寝の習慣をつけるには、安眠ができる環境づくりをすることが大切です。

子どもを寝かしつける前にお風呂に入れる時には、お風呂の温度に注意しましょう。特に寒い時期などは、お湯の温度が高い方が、体が温まりそうなイメージもありますよね。しかしながら、湯の温度があまりにも高いと、体内の温度が上がり過ぎてしまい、結果的に眠りが妨げられてしまいます。ぬるめのお湯でお風呂に浸かれるように、温度設定には注意が必要です。お風呂の温度については、夏場であれば38~39度ぐらい、冬場であれば39~40度ぐらいを目安にするとよいでしょう。就寝時には、身体の内部の温度を高めることではなく、内部の温度を日中よりも低くすることを意識するようにしてください。

 

また、間接照明の活用も有効です。段階的に部屋を暗くしていけば、お子様もリラックスモードに入りやすくなります。お子様の部屋にスタンドライトを置いたり、ベッドサイドに小さな照明を設置したりと、照明の変化を意識することで、眠りやすい環境を整えることができます。

 

子どもが楽しく学べる習い事は『Wonder Code』

早寝早起きの習慣は子どもの健やかな成長に欠かせません。

子どもが無理なく早寝早起きの習慣をつけるには、保護者や家族の協力が不可欠となります。夜遅くまで子どもが起きてしまう原因となるテレビやパソコンは、決められた時間にオフにしましょう。また、夕食の時間を早めるのも良いでしょう。間接照明の活用など、子どもの安眠を促す環境づくりも大切です。

『Wonder Code』は、子どもが楽しく学べる教育環境を整えています。お子さんの興味や可能性を広げる教育カリキュラムを組んでおり、21世紀型スキルの習得にも対応しています。ぜひこの機会に『Wonder Code』の学びを体験してみてください。