【この記事の目次】
- 1 子どもを前向きな性格に育てたい!保護者にできることは?
- 2 ポジティブシンキング(ポジティブ思考)の意味とは
- 3 ポジティブシンキングな子どもの特徴3つ
- 4 ネガティブシンキングになりやすいタイミング
- 5 「ネガティブ=悪」ではない!子どもの特性を大切に
- 6 ポジティブシンキングを養うために必要な4つの要素
- 7 子どものポジティブシンキングを鍛える4つの方法
- 8 子どものポジティブ思考を引き出すために…保護者の言動で心がけたいポイント
- 9 ポジティブシンキングな子どもが気をつけたい3つのポイント
- 10 ポジティブ思考・ネガティブ思考を決める環境は学校と家庭
- 11 ポジティブシンキングに必要な達成感や主体性を養うなら『Wonder Code』
子どもを前向きな性格に育てたい!保護者にできることは?
物事をとらえる思考法として挙げられるのが、ポジティブシンキングとネガティブシンキングです。ネガティブシンキングは否定的な印象ですが、ポジティブシンキングは前向きな思考法として好意的に受け取られています。
このため、保護者が「ポジティブシンキングができる子どもに育てたい」と願うのは自然なことでしょう。
そこで今回は、ポジティブに物事を捉えるメリットや育て方について解説します。また、ネガティブになりやすいタイミングやポジティブシンキングに導くコツについても紹介します。
本記事を読めばポジティブに考える良さやコツがわかり、親子が前向きな気持ちで過ごせるようになるでしょう。ぜひ通してお読みください。
ポジティブシンキング(ポジティブ思考)の意味とは
ポジティブシンキングとは物事に対する見方が前向きで、楽観的に捉える思考法です。ポジティブシンキングには、ストレスや不安を軽減し自己肯定感を高める効果があります。
たとえば失敗したときにポジティブシンキングであれば「次は成功するために何ができるか」と考え、ネガティブな見方を取り除きながら自分ができる分野に集中して取り組むでしょう。
また、ポジティブシンキングな人のほうがストレスや悩みを抱えにくいため、いつも笑顔で健康的な生活を送れるといわれます。
ポジティブシンキングな子どもの特徴3つ
ポジティブシンキングな子どもは、行動範囲が広く、失敗を恐れない精神の持ち主です。あまり人見知りせず、さまざまなことに挑戦する意欲が高いといえるでしょう。
また、過去や未来に執着する傾向にあるネガティブシンキングな子どもと異なり「現在」に関心があるのも特徴です。
ここではポジティブシンキングな子どもの特徴を3つ解説します。
未知の体験でも怖がらずに挑戦できる
ポジティブシンキングな子どもは、未知の体験でも怖がらずに挑戦できます。その理由は自分自身や現在に対して常に前向きさを保っているからです。
たとえばポジティブな子どもは、新しいスポーツや遊びを目にした際も「面白そうだ」と思って自分から挑戦しようとするでしょう。
あるいは、道で出会ったネイティブから突然英語で話しかけられても、ポジティブシンキングな子どもは知っている英単語を使いながらコミュニケーションを取ろうとします。
人見知りせずに自信にあふれたコミュニケーションがとれる
ポジティブシンキングが習慣になっている子どもは、比較的人見知りしません。逆に他者に対する興味が高く、堂々とコミュニケーションをとろうとします。
また、ポジティブシンキングな子どもは物事に対して前向きな姿勢であるため、自分だけでなく他者に対してもポジティブなイメージを抱きます。共感力が働き、他者の意見を尊重する姿勢が身についているといえるでしょう。
結果として、ポジティブシンキングな子どもの周りには自然と人が集まってくるわけです。
楽観的・刹那的な一面がある
ポジティブシンキングができる子どもは、楽観的で刹那的な部分があります。楽観的であるとは、物事を前向きにとらえ明るい未来を想像する姿勢を指します。刹那的とは、過去や未来よりも現在を大切にして「今の瞬間」を楽しむ姿勢といえるでしょう。
たとえば、ポジティブな子どもは問題が生じても必要以上に不安になりません。「なんとかなる」あるいは「なんとかしてみよう」と思う傾向にあります。
また、友達と一緒に遊んでいるときに「今日は楽しい!」といって笑顔で喜びを口にする子どもは、ポジティブシンキングであるケースが多いといえます。
ネガティブシンキングになりやすいタイミング
ここでは、ポジティブシンキングの反対語とされるネガティブシンキングについて解説します。
ポジティブな子どもでも、ときにネガティブに物事を捉えてしまう場合があります。また逆に、保護者が「わが子はネガティブだ」と思っていても、ポジティブシンキングが垣間見える場合もあるでしょう。
つまり、どの子どももネガティブシンキングになりやすいタイミングがあるといえます。本章では、子どもがネガティブな思考に陥りやすいタイミングについて5つ紹介します。
努力が報われなかったとき
ポジティブな子ども自身が予期せぬ結果を目の当たりにしたとき、ネガティブに陥ってしまうかもしれません。
たとえば、苦手とする算数の学習を進めている子どもを例に挙げます。練習問題を完璧にこなして自信をつけたところでテストを実施したとします。テスト後、期待していたよりも大きく下回る採点だった場合、かなりのショックを受けるでしょう。
ポジティブシンキングな子どもであっても、自分自身を責めたり自信を失ったりするかもしれません。
保護者に自分らしさを否定されたとき
保護者に自分らしさを否定されれば、子どもの思考はネガティブになってしまいます。その理由は、自分にとって嫌は大変身近な存在であり、どんなときでも自分を一番に認めて欲しいからです。
ポジティブシンキングな子どもであっても、保護者に何度も叱られたり自分らしさを否定されたりすれば、次第にネガティブな思考になってしまうでしょう。
子どもを取り巻く環境が子どもの思考法に影響を与えるとすれば、自分がやりたいようにできない状況は子どもの自己肯定感に悪影響を及ぼすのです。
恥ずかしい思いや気まずい思いをしたとき
ポジティブシンキングが習慣になっている子どもは、表情が明るく積極的に行動します。しかし、なかには人前に出るのが恥ずかしい子どももいるでしょう。
恥ずかしがりやの子どもに無理やり人前で発言させても、良い結果は生まれません。うまく自己表現できずに皆に笑われたり、低い評価をもらったりすれば自信を失ってしまいます。
恥ずかしさや気まずさといった感情をもつ場面が続けば、ポジティブシンキングをなかなか身につけられないでしょう。
暴力的な言葉や威圧的に対応されたとき
一般的に、ポジティブシンキングは柔軟で開かれた考え方が特徴です。しかし、威圧的な雰囲気が漂う環境ではポジティブシンキングになるチャンスすら逃してしまうでしょう。
もともとポジティブな思考法であっても、暴力的な言葉を浴びせられたり高圧的な態度をとられたりした場合は、不安や怒りなどネガティブな感情が湧き上がってきます。自分の身を守るのに精一杯になるからです。
防衛本能が働いたりネガティブな感情が先行したりすれば、ポジティブシンキングを育てるのは難しくなるでしょう。
裏切りや死別など、ショッキングな出来事が起こったとき
ポジティブシンキングな子どもであっても、信頼している人から裏切られたり大切な人を失ってしまったりした場合は、ネガティブな感情や思考法になってしまいます。
裏切りや死別などは大人でもつらいものです。ショックで心が折れてしまうでしょう。つらい状況では、自分自身を強く保ちながらポジティブシンキングで生きていくのは非常に難しく、周囲の温かいサポートが必要なのです。
「ネガティブ=悪」ではない!子どもの特性を大切に
子どものなかにはネガティブな子どももいればポジティブな子どももいます。思考法を区別しやすいため「ネガティブ」「ポジティブ」といった言葉があるのですが、たった2種類に分類すること自体、ナンセンスといえるでしょう。
ネガティブシンキングはどの子にも起こり得ます。そもそも子どもの特性を2つにわけるのではなく、広い視野で子どもの本質をとらえる必要があるでしょう。
大切なのは子どもたち一人ひとりに合わせた育て方をすることです。ポジティブシンキングについては本来、どの子どもにも備わっていると考えなければなりません。
つまり、ポジティブとは自分自身を大切にして自分らしく生きられる思考法といえます。
周りの大人たちは子どもの特性を把握しながら、子どもが自信をもって自己肯定感を高められるようサポートする姿勢が大切です。
ポジティブシンキングを養うために必要な4つの要素
どの子どもにも備わっているポジティブシンキングを養うためにはコツがあります。
ここではポジティブシンキングを育てる要素として4点紹介します。
- 自分への自信
- 将来への希望や期待
- 肯定的な環境・理解者の存在
- 努力を見てもらえる環境・評価してもらえる環境
ポジティブシンキングを身につけるには、子どもが思考法を変えようとする姿勢と同時に、保護者や理解者の存在が重要です。ここでは、ポジティブシンキングに必要な視点を確認しましょう。
自分への自信
ポジティブシンキングを育てる際に重視したい要素が「自分への自信」です。ポジティブな考え方ができる子どもは自信をもっています。
自信がない場合、子どもは人目を気にして自分の行動をセーブするでしょう。また、ポジティブシンキングな子どものように何かに挑戦しようとしても「失敗したらどうしよう」「笑われたらどうしよう」と考えてしまいます。
ポジティブシンキングを獲得するには「まずは行動する」といった姿勢をもち、経験を重ねながら少しずつ自信をつけることが必要です。
将来への希望や期待
ポジティブシンキングを養うための2つめの要素は「将来への希望や期待」です。ポジティブな思考法は今だけでなく、未来に対してもポジティブなイメージを抱けるのが特徴です。
たとえば、ある目標になかなか到達できない場合、ネガティブシンキングな子どもは「もうダメだ」と思ってしまうでしょう。しかし、ポジティブシンキングになると「今は大変でもきっとできるだろう」と楽観的に予想できるのです。
ポジティブシンキングな子どもは、物事の良い面を見る傾向にあるため、どのような状況であっても心のどこかに希望や期待をもっているといえます。
肯定的な環境・理解者の存在
ポジティブな子どもを取り巻く環境は肯定的な雰囲気であることが多く、子どもの周囲にはいつも良き理解者がいます。
ポジティブシンキングができる子どもを育てるためには、以下のような環境が重要です。
- 家庭内でのコミュニケーションが円滑である
- 家庭内での暴力や虐待がない
- 家庭内での愛情表現が適切である
- 学校や保育園での人間関係が良好である
- 友人関係が良好である
子どもたちがポジティブシンキングを身につけるためには、保護者や教師などのサポートが必要です。大人が子どもに対して、ポジティブな言葉や励ましの言葉をかければ、子どものポジティブシンキングの育成に良い影響を与えるでしょう。
努力を見てもらえる環境・評価してもらえる環境
努力する子どもの姿を温かく見守り、すべてを認めてあげる環境がポジティブシンキングを養ううえで大切です。
たとえば、次のような言葉や雰囲気が子どもの思考をポジティブにさせます。
- がんばっているね
- あなたならできるよ
- 失敗しても大丈夫
- あなたの考えはすばらしいね
- 自分のやりたいことをやってみて
- 応援しているよ
ポジティブシンキングを育てる場合は、子どもの考え方や行動を肯定し認めるようにしましょう。子どもは認められ励まされることで自分に自信をもてるようになります。
子どものポジティブシンキングを鍛える4つの方法
子どものポジティブシンキングを養うための要素を確認したところで、ここでは子どものポジティブシンキングを鍛える方法を紹介します。
今回お伝えする鍛え方のポイントは、以下の4点です。
- 共感を示した後に、前向きな言葉を考えてもらう
- 無理のない目標を設定し、成功体験を与える
- 周りと比べず、子ども自身の成長に着目する
- 多様性を感じられる経験をする
それぞれについて詳しく解説します。
共感を示した後に、前向きな言葉を考えてもらう
ポジティブシンキングを鍛える場合、まずは子どもの思いや考えに共感する気持ちを示しましょう。たとえ子どもがネガティブな言葉を発したとしても一旦は受け入れます。その理由は、共感されることで子どもは安心し周囲に心を開くからです。
たとえば子どもが「もう嫌だ、こんな勉強やってられない」といったとします。このとき「ダメでしょ」といってしまいがちですが、ぐっとこらえましょう。
まずは「嫌な気持ちなのね」と共感を示したうえで、子どもの思考を転換させるようなポジティブな言葉を考えてもらうのです。子どもが困っている場合は、次の言葉を伝えてみましょう。
- 何をすれば(やめれば)良くなるかな
- 〇〇をすれば良くなるだろう
- この状態は必ず良くなるはず
ポジティブシンキングを育むには「できない」や「ダメ」といった否定的な言葉を使わず、肯定的な言葉を用いることが大切です。親子で一緒にポジティブな言葉をリストアップしてみるのも子どものポジティブ思考を育みます。
無理のない目標を設定し、成功体験を与える
ポジティブシンキングな子どもは、無理のない目標を設定して着実に成果を上げる経験をしています。成功体験が多ければ多いほど自信もつき、さらにポジティブな子どもに成長するといえるでしょう。
逆に子どもにとって高すぎる目標を立てれば、実現させるのが難しく成功体験を積み上げられません。いつまでたってもポジティブシンキングが身につかないでしょう。
ポジティブシンキングを育てる場合は子どもに合わせた目標を設定し、達成感を得られるようサポートする必要があるのです。
周りと比べず、子ども自身の成長に着目する
ポジティブシンキングができる子どもは、自分に自信をもち自己肯定感の高いのが特徴です。逆にネガティブシンキングに陥りやすい子どもは、自信がなく必要以上に周囲と自分を比べる傾向にあります。
ポジティブシンキングを育てたい場合、保護者はほかの子どもと比べないようにしましょう。保護者が何気に発する「〇〇ちゃんはすごいね」といった言葉は、一見肯定的な言葉のように聞こえますが子どもにとって傷つく言葉です。
周囲と比べることなく子どものありのままを認める姿勢が、子どもをポジティブにさせると認識しましょう。
多様性を感じられる経験をする
ポジティブシンキングを鍛えるためには、多様性が感じられる経験をさせることが必要です。多様性が感じられる経験とは、異なる文化や価値観に触れる場面を指します。
経験を通してさまざまな人の考え方や感情を理解でき、閉塞的な思考法からポジティブな思考法へと転換できるようサポートしましょう。
たとえば、次のような活動が多様性を感じられる経験です。
- 国際交流イベントへの参加
- お年寄りや障がい者とのふれ合い
- 小さな子どもとのふれ合い
- 地域行事への参加
- 他地域、他国への旅行
- 外国の映画や音楽などの鑑賞
- さまざまなジャンルの本や漫画
上記の経験を通して自分の視野を広げ新しい考え方や価値観を知れば、子どものポジティブシンキングを鍛えるのに役立ちます。
子どものポジティブ思考を引き出すために…保護者の言動で心がけたいポイント
子どものポジティブシンキングを引き出すには、保護者の言動が重要なポイントです。子ども自身の思考法とはいえ、結局のところ保護者の育て方や環境が大きく影響しています。
ここでは、ポジティブな思考を養ううえで保護者がどのような態度で子どもと接すれば良いのか解説します。4つのポイントにしぼって解説しますので、確認してみてください。
子どもの美意識や思考を否定しない
ポジティブシンキングを育てるには、子どもの美意識や思考を否定しないようにします。「子どもの美意識や思考を否定しない」とは、子ども自身の考えや感情を自由に表現できる環境づくりを指します。
たとえば次のような環境が考えられます。
- 子どもが描いた絵や作った工作物をほめる
- 子どもが話したいテーマに興味をもって聞く
たとえ失敗してネガティブになりそうな場面であっても、それを否定的に捉えないようにしましょう。次にどうすれば良いのか一緒に考えることでポジティブシンキングを育めます。
子どもの夢や目標に肯定的になる
子どもが自分の夢や目標をもつのは、ポジティブシンキングを鍛えるうえで重要です。まずは保護者が子どもの夢や目標を肯定しましょう。
肯定された子どもは自分自身を信じるようになります。また、保護者からの精神的なサポートを受けることで、自分の未来にポジティブな印象をもてるでしょう。
逆に否定されれば子どもは自分自身が否定されていると感じ、努力する気持ちになれなかったり達成できない理由を保護者のせいにしたりします。
子どもが挫折してポジティブシンキングになれない場合は、夢の実現や目標達成に向けて適切にアドバイスしましょう。親子で実現に向けた策を相談しあうことで、子どもの思考法は少しずつポジティブになっていきます。
声をかけすぎない・心配しすぎない
保護者が過保護になったり心配しすぎたりすれば、一向にポジティブシンキングを育ちません。その理由は、保護者の不安や心配が子どものポジティブな思考法に負の影響を与えてしまうからです。
保護者が子どもに対して過度にサポートすれば、子どもの課題解決力を奪ってしまいます。困難な場面に直面しても乗り越える力を身につけなければ、ポジティブシンキングだけでなく生き抜く力を養えません。
ポジティブシンキングを鍛えたい場合は、保護者がぐっとこらえて子どもの取り組みを見守る姿勢が重要なのです。
無闇にポジティブな言葉だけを与えない
ポジティブな言葉かけは、子どもの自己肯定感を高めます。しかし、無闇にポジティブな言葉をかけすぎると子どもが「本当かな」と疑心暗鬼になるかもしれません。
子ども自身が努力していないと自覚している場合、保護者から「よくがんばったね」「やればできるじゃない!」といわれても実感がわかないでしょう。保護者はポジティブな言葉かけをしているつもりでも、受け取る子どもは「自分のことをちゃんと見ていない」と否定的にとらえる可能性もあります。
保護者は子どもの姿をしっかり把握し、適切なタイミングで正しい言葉かけをすることが必要です。
ポジティブシンキングな子どもが気をつけたい3つのポイント
ここでは子ども本人がポジティブな思考を身につける場合の注意点を説明します。
子ども自身がポジティブシンキングを身につける際に気をつけたいポイントは、以下の3点です。
- 社会の基盤を正しく教える
- 他者との距離感を保ったコミュニケーションを教える
- リスクとコストについて考える冷静さを養う
順に解説します。
社会の基盤を正しく教える
子ども自身がポジティブシンキングを身につける際は、社会の基盤を正しく教えることが必要です。
子どもには「社会には法律や制度、ルールなどがあり、人間はそれらに支えられながら安心して生活できる」と教えます。また「どうにもならないこともある」点について認識させましょう。
どうにもならない問題とは、人間の力で変えるのが難しい自然災害や病気などを指します。こうした現実を子どもに知らせることで、自分でできることとできないことを見極める力が育まれるのです。
つまり、どうにもならないことがあるといった現実を受け入れながら「自分にできることは何か」といったポジティブシンキングを養うわけです。
他者との距離感を保ったコミュニケーションを教える
ポジティブシンキングを身につけるには、他者との距離感を保ったコミュニケーションが重要です。距離感を保ったコミュニケーションとは、次のようなコミュニケーションのことです。
- 自分の気持ちを伝えるときは相手の気持ちを考える
- 相手が話したり考えたりしているとき、自分は話さないでしっかり聴く
- 自分の興味本位で相手に質問したり助言したりしない
コミュニケーションをとる場合は、自分が感じるままに相手に話すのはよくありません。相手の思いを推測しながら話す姿勢が大切です。こうした姿勢は親子の間でも大事であるため、保護者自身が意識して子どもとコミュニケーションをとるようにしましょう。
リスクとコストについて考える冷静さを養う
ポジティブシンキングを養ううえで大切なのは、リスクやコストを冷静に考える姿勢です。
冷静な考え方を身につけると、リスクやコストを適切に判断できます。正しく判断できれば状況にうまく対応でき、それが自信につながるでしょう。
また、冷静な考え方は人生で成功するために重要なスキルといえます。人生には常にリスクやコストが存在するため、冷静に判断して行動できるようになれば、自分を守ったりよりよい自己実現につなげたりすることができるでしょう。
失敗したとしても、改善点を洗い出して実行に移す姿勢を身につけることでポジティブシンキングが鍛えられます。
ポジティブ思考・ネガティブ思考を決める環境は学校と家庭
子どもがポジティブシンキングを身につけ人生を良い方向に導くためには、家庭や学校といった環境が重要な役割を果たします。大人自身がポジティブな態度を示し、言葉かけに十分気をつける必要があるのです。
子どもがネガティブな言葉を口にしたとしても、保護者は一旦受け止めましょう。子どもに共感しながら肯定的な考えができるよう助言したりサポートしたりすることが大切です。
子どもがポジティブで主体的に取り組むなかで達成感をたくさん味わえるよう、家庭や学校の環境づくりに心がけましょう。
ポジティブシンキングに必要な達成感や主体性を養うなら『Wonder Code』
子どもを前向きな性格に育てるためには、自分に自信をもち、さまざまな体験を通じて肯定的な見方や考え方を養っていく必要があります。
ただ、その場合は肯定的な環境・理解者の存在、努力を見てもらえる環境・評価してもらえる環境が必要です。周囲の共感や理解を得ながらポジティブな言葉を考える習慣が身につき、自分を鍛えるためにふさわしい目標を設定して成功体験の積み重ねができるわけです。
また保護者は子どもの美意識や思考を否定せず、夢や目標に対して肯定的な態度で接するようにしましょう。この際、適度な距離感を保ち子ども自身が考えて行動できるようにサポートする姿勢が大切です。
『Wonder Code』では、子どものポジティブシンキングに必要な達成感や主体性を養うカリキュラムを展開しています。興味をもたれた方は、ぜひ問い合わせてみてください。