【この記事の目次】
長い人生。子どもには、最後までやり遂げる力を身につけてほしい…
長い人生では、乗り越えられないような問題に直面したり、目標を諦めたくなったりすることがあるものです。何もかもスムーズに進む人生は存在しません。どんなに恵まれているように見える人にも必ず困難があり、乗り越えることで自己価値や成果を手に入れられます。
とはいえ、何事も最後までやり遂げることは難しいものです。心や体を壊してしまうほどつらい場合は、目標を途中で切り替えることも大切です。しかし困難な物事であるほど、乗り越えたときの達成感は大きくなります。子どもにも、自分にとっての価値を見極めながら、「諦めたくない」と思ったことに対しては最後までやり遂げる力を持ってもらいたいですよね。
今回は、子どもに最後までやり遂げる力を身につけてもらう方法をご紹介します。最後までやり遂げる力は、子ども時代だけではなく大人になった後でも役に立つ力です。諦めずにやりきる力を養わせ、子どもの将来をより豊かなものにしていきましょう。
最後までやり遂げる体験で得られる4つのメリット
ここでは、子どもが最後までやり遂げることで得られるメリットをご紹介します。目標を最後までやりきることは、大人でも難しいものですよね。だからこそ子ども時代からメリットを理解しておき、忍耐力や計画力などを伸ばす習慣を身につけていきましょう。
自分に自信がつき、自己肯定感が高まる
最後までやり遂げる体験を繰り返すと、自分に自信がついていきます。諦めずにやりきる姿勢は成功体験につながり、自分の価値や能力が上がっていくことを自覚できます。自己肯定感が高まるほど行動力が上がるため、目標を達成する能力もどんどん高まっていくでしょう。
自己肯定感は、人生を豊かにするために欠かせない非認知能力です。失敗や挫折に直面しても、自分を信じられる人は反省点として次につなげられます。同じ物事でもポジティブな受け取り方ができるため、幸せを感じやすい生き方ができるでしょう。
自分の成長に制限を設けなくなる
最後までやり遂げる体験をすると、自分の成長に制限を設けなくなります。私たちは生きる過程で、自分の能力や立ち位置を相対的に認識していきます。自分の強みを理解すると同時に弱みにも直面し、「どうせ自分にはできない」と成長を制限してしまいがちです。
最後までやり遂げる経験は、人間の可能性は無限大であることを教えてくれます。無意識に設定していた成長の限界を取り払い、さらなる飛躍を信じるための材料になるのです。
心に余裕ができ、周りに優しくなれる
最後までやりきる経験は自分に自信を与えてくれるため、心に余裕ができます。自己価値を適切に認識できるようになり、自分と周りを見比べる習慣を手放せるでしょう。その結果、周りを思いやるために必要な心のゆとりが生まれます。
周囲へのコンプレックスに苛まれている人は、自分と相手の関係性を上下や優劣のみで測ってしまいがちです。一方、心に余裕がある人は、自分と相手の違いを認識した上で尊重し合えます。最後までやりきる経験は、他者との円滑なコミュニケーションにもつながっていくのです。
一次体験と成功体験を経て、視野が広がる
物事を最後までやり遂げると、視野が広がり多様性を身につけられます。幅広いジャンルに興味を持つこと自体は大切ですが、行動に起こさなければ何も変わりません。実際に自分が一次体験をしてやり切るからこそ、物事への理解につながります。
さまざまな文化や集う人々に出会うことで、自分だけでは知り得なかった価値観に触れられ、多角的な視点が手に入ります。一つの物事を多くの視点から見られる力は、ビジネスやコミュニケーションに欠かせない能力となるでしょう。
子どもの最後までやり遂げる力を育む方法
ここでは、子どもの最後までやり遂げる力を育む方法をご紹介します。何かを始めるにあたって、やり遂げる力は「始める力」や「続ける力」以上に大変な場合があります。継続自体に苦痛を感じさせないような方法を模索しつつ、子どもが努力しやすい環境を整えていきましょう。
低いハードルで「やりきった感覚」をつかんでもらう
子どもの最後までやり遂げる力を育むためには、低いハードルを設けて「やりきった感覚」をつかんでもらいます。大きな目標を持つ意識の高さは称賛されるべきものですが、ゴールが遠いほど心身は疲れやすくなり、挫折につながってしまいます。
大きな目標をかなえるためにも、まずは成功体験の繰り返しが必要です。小さな目標を何個も達成しながら、「自分ならできる」という感覚を認識してもらいましょう。失敗・改善・達成のプロセスを重ねることで、大きな目標を最後までやり遂げるための精神も身につきます。
継続や工夫に対する評価を与える
子どもが最後までやり遂げるためには、前向きな心の状態が大切です。しかし結果ばかりに執着している子どもは、失敗を認めることに強いストレスを感じてしまうケースも。そこで、結果だけではなく、継続や工夫に対して評価を与えてみましょう。
ゴールまでのプロセスに定期的な称賛や評価があることで、心が折れにくくなり、最後までやり遂げるモチベーションが生まれます。子どもにとって、保護者からの具体的な評価は自己肯定感ややる気に直結するものです。
定量的な目標や期日を設定する
物事を最後までやり遂げるために、定量的な目標や期日を設定しましょう。定量的とは、数字や数値などに表して考えられる要素を指します。たとえば「〇時までに宿題を終わらせる」や、「△kgまで体重を落とす」などが定量的な目標といえます。
ゴールまで走り切るためには、ゴールの設定が必要です。高いポテンシャルを秘めている子どもでも、具体的な目標値がなければ能力を発揮できません。途中で苦しい時期があっても「あと〇日」「あと△ページ」と思えれば、最後までやり遂げる力が湧いてきます。
子どもの「わからない」をそのままにしない
最後までやり遂げる力を引き出すためには、子どもの「わからない」という感覚を放置しないように心がけましょう。疑問を自分で解決する力は大切ですが、いつまでも理解できずストレスを抱え続けてしまうと、「投げ出したい」という気持ちが大きくなってしまいます。
子どもがいつでも不安や疑問をいえるような関係性の構築はもちろん、インターネットや習い事などを通して質問できる環境を準備しておくとよいでしょう。
やるかやらないかは、最終的に子どもが決めること
前項では子どもの最後までやり切る力を養う方法をご紹介しましたが、結局のところ、やるかやらないかは子ども自身が決めることです。どれほど保護者がサポートしても、子どもにモチベーションや関心、目標などがなければ行動に反映されないでしょう。
だからといって、焦る必要はありません。最も大切なことは、子どもが「やりたい」と思える物事を自分で見つけられる状態にすることです。まずは子ども自身の関心を引き出せるよう、自己肯定感を与えるコミュニケーションを心がけながら、一次体験の数を増やしていきましょう。
達成感や忍耐力を養う習い事なら『Wonder Code』
今回は、子どもの最後までやり遂げる力を養う方法をご紹介しました。
物事を最後までやり切るためには、達成感を得たり忍耐力を高めたりするプロセスが大切です。そこでおすすめしたい習い事が、プログラミングです。プログラミングでは達成感・忍耐力はもちろん、思考力・創造力・アイデア力など、最後までやり抜くためのさまざまな力が育めます。
Wonder Codeではロボットを用いた授業を行っており、子どもがワクワクできる環境でプログラミングを学べます。「子どもに最後までやり遂げる力を持ってほしい」と思っている人は、ぜひこの機会に無料体験教室や資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。