【この記事の目次】
苦手意識が高い子どもに保護者としてできることは?
苦手意識が高い子どもは、物事への挑戦意欲やモチベーションが低下しやすい傾向にあります。保護者としては苦手意識を払拭してあげたいものですが、なかなか難しいと悩む人も多いはず。苦手意識は心の問題です。後天的な経験やコミュニケーションのなかで、子どもの捉え方を変えていきましょう。
今回は、苦手意識が低い子どもの特徴や、克服するための方法などをご紹介します。子どもが後悔なく自分らしい人生を歩むためにも、早い段階で苦手意識を取り払えるようにサポートしていきましょう。
苦手意識とは
苦手意識とは、特定の活動や分野に対して「得意ではない」と感じる心理状態を指します。実際に苦手かどうかよりも、自分自身の能力やスキルに不安を抱いていることが特徴です。そのため、苦手意識を抱いている物事でも、実際に挑戦してみたら想像以上の結果を出せるケースもあります。
苦手意識は、過去の経験や知識、周囲からの評価などが複合的に作用し、自分自身への評価として現れます。苦手意識が強いと失敗や挫折に対して不安を感じやすく、挑戦意欲やモチベーションが低下する要因になるでしょう。ただし、適切なサポートを受けながら自信を向上させることで、苦手意識が克服できる可能性もあります。
苦手意識が低い子どもの特徴
ここでは、苦手意識が低い子どもの特徴をご紹介します。苦手意識は実体験や他己評価などから培われるため、早い子だと未就学児の段階から抱いている場合も。苦手意識が低い子どもの特徴を学びながら、ポジティブシンキングを養うための参考にしましょう。
未知の物事にも積極的にチャレンジできる
苦手意識が低い子どもは、未知の物事にも積極的にチャレンジできます。「もしかしたら失敗してしまうかも」や「間違えたら恥ずかしい思いをするかも」といった不安を感じず、まずは挑戦する姿勢を持っています。
一般的に、体験した後よりもする前の方が不安を感じやすいものです。実際に取り組んでみると、想像よりも簡単だったり、不安よりも楽しさが勝ったりする経験がある人も多いでしょう。苦手意識が低い子どもは多くの新しい体験をするため、視野が広がり、未知への恐怖がどんどん薄まります。
コミュニケーション能力が高い
コミュニケーション能力が高いことも、苦手意識が低い子どもの特徴です。苦手意識が低い子どもは人見知りをしにくい傾向にあります。初対面の人にも臆せず話しかけられる大胆さから、保護者のほうが焦ってしまう場合もあるでしょう。
「嫌われたらどうしよう」といった不安がないため、自分らしく堂々としたコミュニケーションをとれる子どもが多いです。ときには言語の違いの壁がある相手や、年齢が大きく離れた相手とも話すことができます。
物事を肯定的な一面を捉えられる
苦手意識が低い子どもには、ポジティブシンキングが備わっています。物事を肯定的に捉えられるため、基本的に「やれる・できる・わかる」といった前向きな思考パターンを持っているのです。そのため、トラブルが起こってもすぐに気持ちを切り替えられます。
周りを元気づけたり、明るい言葉をかけたりする能力に長けています。失敗や挫折に直面したときでも、過去の自分の行いを後悔することなく、経験を次に生かすための方法を考えられることが強みです。
子どもの苦手意識を克服する5つの方法
ここでは、子どもの苦手意識を克服する方法を5つご紹介します。苦手意識は生まれたときから持っていたものではなく、後天的な要因によって培われてしまったものです。苦手意識を払拭できるような新しい経験や習慣を取り入れながら、子どもが自分らしく人生を歩むためのサポートをしていきましょう。
ゲーム言葉を使う
子どもの苦手意識を克服するためには、子どもの好奇心を刺激するような言葉選びをおすすめします。なかでも取り入れたいキーワードが、子どもが好きなゲームに用いられる言葉です。例えば、進化・ミッション・バージョンアップ・アップデート・クエストなどが挙げられます。
「このクエストをクリアするとレベルアップできるよ!」や「今日のミッションは逆上がりの練習だね!」などのように、思わずワクワクするような言葉選びをしてみましょう。
褒めるときは具体的な内容を提示する
苦手意識の克服のためには、褒め言葉の選び方も重要です。子どもを褒めるときは表面的な事象だけではなく、具体的な内容を提示しましょう。例えば子どもが海の絵を描いた場合、「すごいね!」「上手だね!」だけでは言葉が足りず、自尊心には響きにくいものです。
「波の躍動感がワイルドでカッコいいね、本当に動いているみたい」や「海と空の青さをちゃんと描き分けられているところがすごい!」などのように、子どもの個性や感性を引き出すような褒め方をしていきましょう。
結果よりもプロセスに着目して褒める
子どもの苦手意識を払拭するためには、結果よりもプロセスに着目して褒めることが大切です。苦手なことを一生懸命取り組んだにも関わらず、思うように結果が出なかった経験は大人にもあるでしょう。結果だけを評価されると「結局頑張っても無駄なんだ」と苦手意識がさらに肥大化してしまいます。
「苦手なのによく頑張ったね」や「努力していた姿をちゃんと見ていたよ」などのように、子どもの姿勢自体を褒めるように心がけてください。苦手な物事と向き合う時間は、外から見ている以上につらいものです。保護者にプロセスを正当に評価されることは、次への努力へのモチベーションにつながります。
読解力・文章力を身につける
あらゆるスキルの向上につながる能力の一つが、読解力・文章力です。勉強が苦手な子が長文の問題を読み解くとき、運動が苦手な子が身体の動かし方のコツを適切に理解するときも、基礎的な言語スキルが重要になります。
また、自分の思考をまとめて回答としてアウトプットするときにも役立ちます。ただし、意識して突然身に付くスキルではありません。日々の積み重ねで読解力・文章力を高めていきましょう。
子どもに苦手分野について説明してもらう機会をつくる
子どもの苦手分野を説明してもらう機会をつくることも効果的です。自分がなぜ苦手なのか・いつから苦手になったのか・これからどうしていきたいのかなどを言語化することで、子ども自身の自己理解につながります。
苦手意識について説明するなかで、自分が深く理解できていないポイントがわかることも。一方的に教わるよりも気づきを得ることができるため、保護者にとっても子どもの進捗や状態を把握するためのきっかけになるでしょう。
勉強の苦手克服!おすすめの習い事は『Wonder Code』
今回は、苦手意識が低い子どもの特徴や、子どもの苦手意識を払拭する方法などをご紹介しました。
苦手意識は、経験や評価が少しずつ積み重なった結果として生まれる感覚です。払拭するためには、新しい経験や適切な評価が必要になります。ポジティブな声掛けを行うだけではなく、問題の本質を見極めながら子どもの自尊心を磨きましょう。
勉強に苦手意識を持っている子どもにおすすめしたい習い事が、Wonder Codeです。Wonder Codeではロボットを使いながら楽しく学習できるため、学校の授業とは違った環境で勉強のポジティブな一面と触れ合えますよ。
Wonder Codeでは、プログラミングや英会話など、デジタル社会・グローバル社会で役立つスキルを学べます。ぜひこの機会に、無料体験教室や資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。