子どもが小学校に上がると、すぐに中学受験が心配になりますよね。今回は、中学受験をするメリットや中学受験に向いてる子の特徴をご紹介します。中学受験を成功に導くためには、子どもの意思を固める必要があります。子どもの特性やビジョンを尊重しつつ、学習に前向きになる環境を作ってあげましょう。

子どもが中学受験を乗り越えられるか不安…

子どもが小学生に上がって安心したと思ったら、すぐにやってくるのが中学受験への心配です。本番で出題される試験の範囲を考えると、中学受験の準備は小学3年生から4年生の間に始めるのがベストだといわれています。

子どもには小学生の時期にしかできない経験をしてもらいたいと思うものの、「でも受験の準備は早いほうがいいし……」と悩んでいる保護者は多いでしょう。第一志望に合格するための学習スケジュールはもちろん、親としては不合格になった場合の進学先も考えなくてはいけません。

何より、中学受験を成功に導くためには子どもの意思を固める必要があります。できる限り本人のビジョンを尊重しつつ、後悔のない人生を送るためのサポートをする必要があるのです。

中学受験をするメリットとは

ここでは、子どもが中学受験をするメリットをご紹介します。「特別な勉強をしなくても義務教育は受けられるのに、なぜわざわざ中学受験をするのか?」と思っている保護者は多いのではないでしょうか。中学受験のメリットを知り、受験の意義について学んでいきましょう。

子どもの頃から努力や成功の経験が得られる

中学受験をすることで、子どもの頃から努力や成功の経験が得られます。中学受験をするまでの年齢の子どもは、一つの物事に生活を投げうってまで取り組んだ経験がないケースも多いものです。学校のテストや勉強を頑張ることはあっても、学ぶ目的をしっかりと自覚している子どもは少ないでしょう。

好きなことや友達との時間を優先しがちな小学生時代にとって、中学受験は「人生で初めて本気で取り組むもの」になり得ます。結果、同年代の子どもと比べて特別な経験ができるのです。小学生というまだ幼い頃から受験することで、努力の大切さを知れたり貴重な人生経験を得られたりします。

高水準な学習環境が得られる

中学受験を通してレベルの高い学校に入学することで、高水準な学習環境が得られます。もちろん、受験をせずに入学できる中学校でも義務教育における最低限以上の学習は受けられます。しかし、入学に試験を設けている中学校のほうが、授業内容の質が高いケースが多いものです。

効率的に学力を高めるためには、質の高い授業が必要です。同級生も自分と同じように中学受験を突破しているため、モチベーションを高め合って授業に取り組めます。学校によってさまざまなカリキュラムが組まれており、子どもが将来に抱くビジョンを実現するためのサポートとなり得るでしょう。

研究や就活、大学受験のリハーサルになる

中学受験で努力や成功、挫折などを経験すると、成長したときに役立ちます。特に研究や就活、大学受験などにおいては良いリハーサルとなってくれることでしょう。中学受験で努力が報われることはもちろん素晴らしいことですが、たとえ失敗や挫折をしたとしても、大きな学びを与えてくれます。

合格した場合は「努力すれば夢は叶う」と教えてくれ、不合格の場合も「人生は努力しても報われないことがある」「人間は挫折を繰り返して成長していく」と教えてくれるのが中学受験です。人生は理不尽なことの連続です。中学受験を通し、将来感じるであろう理不尽な出来事やストレスを子ども時代に経験することで、より強い忍耐力が養われるでしょう。

中学受験に向いてる子の特徴

子どもの個性はすべて尊重するべきものであり、一人ひとりの性質や性格には、勉強に対して向き・不向きがあります。ここでは、中学受験に向いてる子の特徴を4つご紹介しますので、お子さんの性格や行動などを思い浮かべながら参考にしてみてください。

知的好奇心が高い

中学受験に向いてる子は、知的好奇心が高い傾向にあります。「知らないことを知りたい」や「新しいことを覚えると楽しい」のような気持ちは、勉強のモチベーションになります。興味がないことを覚えようとするよりも、自ら貪欲に知識を求めるほうが学習効果が高いものです。

例えば、好きな漫画やゲームのキャラクターの名前をすぐに覚えてしまう子がいるとします。これは漫画やゲームへの知的好奇心が高まっている状態であり、「もっと知りたい、楽しみたい」という気持ちが記憶力をアップさせていると考えられます。このように知的好奇心が高い子や、知らないことを知るという行為に楽しさを感じられる子は効率良く学習できる可能性が高く、中学受験に向いてる子といえるでしょう。

精神的に自立している

精神的に自立していることは、中学受験に向いてる子の特徴です。人生において中学受験は、将来を左右する要素の一つです。「親が勉強しろというから」という理由だけでは、なかなか乗り越えられるものではありません。

自分で勉強する目的や中学受験する目的を考え、中学生活や将来のビジョンを認識することが大切です。また精神的に自立していることで、保護者に命じられなくても遊びと勉強のメリハリをつけられます。自分で自分を律することができるため、合格という目的に着実に近づくのです。

将来の夢や目標を持っている

中学受験に向いてる子は、将来の夢や目標を既に持っているケースが多いものです。例えば「将来は医者になりたい」と思っている子どもは、未来から逆算して今するべきことを認識できます。夢を叶えるために中学受験が必要だと納得しているため、自ら行動を起こせるのです。

中学受験の合格ではなく、合格の先にある未来を意識できているのでしょう。このように将来のビジョンは学習のモチベーションに直結するため、夢や目標を持っている子は中学受験に向いてる子だといえるのです。

自分と周りを比べない

中学受験に向いてる子は、自分と周りを比べない性質を持っています。テストや模試の結果を友達と比較しがちな子は、周りとの差に焦って自分のペースを乱してしまいやすい傾向に。自分より成績が良い友達に嫉妬してしまうこともあるでしょう。

自分の軸がブレずにマイペースに学習に取り組める子は、周りの環境に左右されずに着実にステップアップできます。自分よりレベルが高い中学を受験しようとしている友達を見ても「自分は自分。焦って競争する必要はない」と考え、落ち着いて学習できるのです。

子どもの意欲・個性と向き合うことが大切!

中学受験を成功に導くためには、子どもの意欲や個性と向き合うことが大切です。親が理想とする子どもの姿は、実際の姿とは違うものです。とはいえ、子どもがなかなか勉強に取り組まなかったり成績が上がらなかったりすると、親としては焦ってしまいますよね。

学力や学習の姿勢が改善されないという状態は、今の学習環境が子どもに合っていないことを表しています。環境を変えずに無理やり学習に向かわせるのではなく、子ども自身が何にストレスを感じているのかや、何をしているときが楽しいのかなどに焦点を当ててみましょう。

中学受験はすべての子どもに必要なわけではありません。また親の命令に従って勉強するだけでは、本人にとって納得できる結果になるとは限りません。まずは親として子どもの本心と向き合い、将来のためにどのような環境を用意するのがベストなのかを今一度考えてみましょう。

子どもの未来、可能性を広げるなら『Wonder Code』

今回は、中学受験のメリットや中学受験に向いてる子の特徴などをご紹介しました。中学受験を成功に導くためには、子どもが自分で目標を設定する能力や、目標に向かって計画を立てて実行する能力が必要です。この「最短の方法で目的を達成する能力」をプログラミング的思考といいます。

プログラミング的思考を育てるためにおすすめの習い事が「Wonder Code」のカリキュラムです。Wonder Codeでは、ロボットを用いて子どもの知的好奇心を刺激しながらプログラミングや英会話を学習できます。ぜひこの機会に、無料体験教室や資料請求を検討してみてください。