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英語ゲームで子どもと楽しく英語を学ぼう!
子どもが小学生に入ると、将来のことを考えて英語の教育を始める家庭が増えています。小学生の英語教育は、三年生から始まる英語の授業を予習できるのはもちろん、学習習慣が身につく前の英語に対する苦手意識を払拭するためにも役立ちます。
とはいえ、英語の教科書やドリルで学んでいるだけでは、英語の楽しさはなかなか理解できません。子どもが英語を楽しく学ぶためには、英語に対する興味やワクワク感を養う必要があります。そこで取り入れたいのが、遊びを通して学べる英語のゲームです。
今回は、親子で楽しめる子ども向けの英語の遊びをご紹介します。英語の遊びは語学力や単語力だけではなく、コミュニケーション能力や思考力などの幅広い力を身につけられることが魅力です。楽しく英語で遊びながら、子どものスキルを伸ばしていきましょう。
子ども向けの英語ゲームの特徴
子ども向けの英語ゲームには、主に以下のような共通点があります。
- ゲームのルールがシンプルで理解しやすい
- 視覚的な要素が豊富
- 繰り返し遊びやすい
- フィードバックがすぐに行われる
- 子どもが興味を持てる話題がある
子ども向けの英語ゲームは、複雑なルールがなくシンプルでわかりやすい内容になっています。英語に初めて触れる子でもすぐに慣れるうえ、視覚や聴覚などの五感を使って楽しめるプロセスであることが特徴です。
また疑問を翌日に持ち越さずに、すぐに答え合わせができるため不安やストレスを感じにくいシステムになっています。シンプルだからこそ何度でも遊べるでしょう。ゲームに慣れて上達を感じられると、達成感や充実感を得られるのです。
さらに英語のゲームには、しばしば子どもが興味を持つテーマが取り上げられます。流行っているアニメや人気の有名人などもゲームに導入できるため、知的好奇心やワクワク感を持って英語に触れられるでしょう。
英語学習にゲームを取り入れる6つのメリット
ここでは、英語学習にゲームを取り入れる6つのメリットをご紹介します。英語の能力は、ライティング・リスニング・リーディング・スピーキングに分かれます。座学だけではなかなか学びにくい学習内容を通して、楽しく英語を身につけていきましょう。
英語にポジティブな感情や関心を抱ける
英語学習にゲームを取り入れることで、子どもは英語に対してポジティブな感情や関心を抱けるでしょう。子どもにとって勉強はストレスの対象となりやすく「英語=国語や算数と同じ勉強」と認識すると苦手意識を抱いてしまいがちです。
英語が学習のイメージを持つ前に遊びを通して触れることで、英語自体に楽しくワクワクする印象を抱けるはず。勉強だからと無理やり学ぶよりも、興味や好奇心を持って触れ合うことで学習効果がさらに高くなります。
短時間で英単語を身につけられる
子どもの学習意欲を掻き立てる要素は、知的好奇心や達成感、充実感などのポジティブな感情や動機です。例えば歴史上の人物の名前はなかなか覚えられない子でも、ゲームのキャラクターの名前はすぐに覚えられることがありますよね。
楽しい・嬉しい・面白いなどの感情を用いれば、学習は苦しいものから喜びを与えてくれるものに変わります。ゲームを通して子どもの明るい感情を刺激することで、短期間でも英単語や文法を覚えられるでしょう。
ネイティブの英語に触れられる
学校の勉強では、ネイティブ話者特有の発音に触れる機会が少ないものです。英語を用いたゲームは家庭教育や習い事などのシーンで行われるため、学校の授業だけでは学べないネイティブな英語・英会話に触れられます。
受け身ではなく主体性のある学習ができる
英語ゲームでは、子どもが楽しめる遊びを通して英語を学べます。椅子に座って授業を受けるスタイルの学習では、どうしても受動的な学びになりがちです。
しかし遊びでは子どもが主体性を持って参加するため、自ら知識やスキルを取得する環境が生まれます。ゲームで勝つには英語を学ぶ必要があるため、特に闘争心や競争心が高い子どもほど学習効果が高くなるでしょう。
家庭で反復して学習しやすい
小学生の家庭学習は、学校の復習や予習のみで完結してしまうシーンが多いものです。英語のゲームを取り入れることで、親子の交流を通して楽しく学習を反すうできます。ゲームの内容によっては、子どもから遊びをねだったり誘ってきたりすることもあるでしょう。
遊びを通してコミュニケーション能力を養える
英語を取り入れたゲームは、一部を除き基本的には2人以上の人数で行います。親・兄弟・友達・先生など、さまざまな人とのやり取りできるため、コミュニケーション能力が上がっていきます。
特に保護者との英語ゲームは、子どもの学習の進捗を把握するために有効です。英語を通して子どもの個性や性格を再発見できることもあるでしょう。
遊びながら学ぶ!おすすめ英語ゲーム10選
ここでは、子どもにおすすめの英語ゲームを10種類ご紹介します。勉強が苦手な性格でも、言葉遊びやアナログ的な遊びを好む子は多いものです。勉強のイメージを切り離した英語の遊びを通して、ポジティブな気持ちで英語に親しみましょう。
英単語しりとり
英単語しりとりは、単語力や思考力、記憶力などを引き出す遊びです。日本語のしりとりと同じように、英単語の頭文字と最後の文字をつなぎ合わせていきます。日本語のしりとりと違うポイントは「ん」の発音で終わってもずっと続けられる点です。
例えば「gentleman(ジェントルマン)」は発音上だと「ん」で終わりますが、英単語としての終わりは「n」であるため、nから始まる「nature」や「neck」などにつなげられます。ただし「x」から始まる英単語は非常に少ないため、なるべく使わないように心がけましょう。
英語の早口言葉
日本語の早口言葉と同じように、英語にもつい口が回らなくなってしまうような言葉があります。以下に、有名な英語の早口言葉をご紹介します。
- Peter Piper picked a peck of pickled pepper.(訳:ピーター・パーパーは、ピクルスにしたコショウのペックを選んだ。)
- She sells sea-shells on the sea shore.(訳:彼女は海岸で貝殻を売っている。)
- Betty Botter bought some butter.(訳:ベティ・ボターはバターを買った。)
1回言えたら次は2回、3回と繰り返しながら遊びましょう。
英単語かるた
英単語のかるたは、英語では「タッチングゲーム」と呼ばれます。遊び方は一般的なかるたと同様ですが、カードの作り方によってバリエーションが増えることが特徴です。
- イラストが描かれたカードを並べて英単語で読む
- 英単語が書かれたカードを並べて日本語で読む
- 色だけが描かれたカードを並べて英単語で読む
- 日本語が書かれたカードを並べて英単語で読む
手作りしやすいことや、レベルに応じて内容を変更しやすいことが魅力です。子どもの単語力が上がってきたら、英語でなぞなぞを読んで解答の単語が書かれたカードを取る遊びもよいでしょう。
英語なぞなぞ
英語のなぞなぞは、リスニング力・単語力・文章力・思考力などさまざまな能力を鍛えられる遊びです。例えば英語で「What has to be broken before you can use it?」という問題を出してみましょう。日本語に訳すと「使う前に壊れていなければならないものは?」となります。
一般的な答えは「卵」なので「egg」や「an egg」などが正解になります。解答が複数用意されているなぞなぞを出して、子どもの発想力を引き出すのもよいでしょう。
アルファベットで始まるもの探し
日本語のあいうえお表のように、アルファベット表の順番ごとに家にあるものを探す遊びです。例えばaならapple、bならbicycle、cならcandyなどのように、身近な生活に隠れた英語を見つけていきましょう。
子どもが詰まってしまったら、保護者が英単語を探してヒントを与えて構いません。漫画やゲームのタイトルやキャラクターの名前など、子どもが好む対象の固有名詞を混ぜて遊ぶのも楽しいはずです。
高速の短文質問ゲーム
子どもの単語力やリスニング力がついてきたら、高速の短文質問ゲームで遊んでみましょう。事前にシンプルで短い質問を複数用意し、高速で質問・解答を繰り返していく遊びです。
- What is your name?(あなたの名前は?)
- How old are you?(あなたの年齢は?)
- What is your gender?(あなたの性別は?)
- What is your mother’s name?(あなたのお母さんの名前は?)
- What is your favorite food?(あなたの好きな食べ物は?)
上記のように、子どもでもすぐに内容が理解できるくらい簡単な質問であることがポイントです。少し慌てて間違えてしまうことも含め、緊張感のあり興奮するゲームになります。
英語の伝言ゲーム
英語の伝言ゲームは、複数人の子どもがいるシーンで盛り上がる遊びです。まずは指示役の人から英単語や英語の文章を聞いて、周りに聞こえないように次の子に伝言します。伝言を受け取った子は次の子に……と繰り返していき、順番が最後の子が解答します。
すべてのグループが終わるまで待ち、一斉に解答を発表しても構いません。もしくは、最初に正解の言葉を伝達したチームが勝利するルールでもよいでしょう。子どもの人数や性格に応じてルールを変えやすいことも魅力です。
散歩をしながら遊べる英単語のビンゴゲーム
一般的なビンゴゲームでは、シートに書かれた数字を読み上げていきますよね。英語のビンゴ遊びでは、一つひとつのマス目に身近な英単語を書き、散歩や室内探検の中で見つけていくというルールです。
例えば花の名前(Dandelion・rose・tulipなど)や生き物の名前(dog・cat・antsなど)を英語で書き、親子で一緒に出かけてみましょう。事前にビンゴに書く英語を調べる段階でも英単語が身につくうえ、親子のコミュニケーションを通して楽しく英語に触れ合えます。
仲間外れゲーム
英語の仲間外れゲームでは、複数の英単語を並べて子どもに仲間外れを選んでもらいます。まだ英語に触れ始めたばかりの子どもでも、シンプルで身近な英単語を覚えるだけで遊べるのが特徴です。
例えば「apple・banana・dogの中で仲間外れは?」という問題では、果物ではない「dog」が正解です。子どもの単語力の上達に合わせてお題を変えられるだけではなく、出題の単語をなぞなぞ形式にしてもよいでしょう。
ジェリーインザフィッシュ
ジェリーインザフィッシュは、英語学習でつまずきがちな前置詞の感覚を覚えるゲームです。複雑な文法や英語表現に苦手意識を持つ前に、遊びを通して楽しく学んでいきましょう。以下、ゲームで使いやすい前置詞をご紹介します。
- in(~の中に)
- on(~の上に)
- under(~の下に)
- by(~のそばに)
- into(~の中に入れる)
- over(~を超える)
- with(~と一緒に)
ジェリーインザフィッシュでは子どもにイラストや物を持たせ、先生役が英語で指示を出します。例えばウサギのぬいぐるみと箱を与え「The rabbit is on the box」の指示を受けたら、ぬいぐるみを箱の上に置くといった内容です。
楽しく英語力を上げる習い事なら『Wonder Code』
今回は、子どもと一緒に遊びながら楽しめる英語ゲームをご紹介しました。英語ゲームの多くは、子どもの成長段階によってルールや内容を変えられます。難解なルールで子どもの意欲を削がないように、成長に合わせて柔軟に対応していきましょう。
日本では小学三年生から英語が必修科目になりますが、学校の勉強だけでは実践的な英語力を身に付けることは困難です。学校の勉強で成績を上げることはできても、実際に社会で英語を使いこなすためにはネイティブ話者との会話や英語の知識をアウトプットする場が求められます。
Wonder Codeは、グローバル社会で役立つ実践的な英語力を学べる習い事です。「子どもに楽しく英語を学んでもらいたい」と思っている人は、ぜひこの機会に無料体験教室や資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。