小学校で英語が必修科目に指定されるなど近年は英語の重要性が増していますが、英語を学ぶ意義がよくわからないといった声も多く聞かれます。

現代ではインターネットスマートフォンといったデジタルツールの発達やSNSの普及によって、世界中の人々とコミュニ ケーションを取ることが可能になり、こうしたグローバル化は今後も加速していくと予想され、 将来的にグローバルに活躍したい子どもたちにとって英語は必須スキルとなるでしょう。また、英語を自在に操ることができれば世界中の様々な人とつながってコミュニケーションを取ることができ、日本語を扱っているだけでは得ることができない知見を積むこともできるはずです。 

そこで今回は、英語を使用する子どもたちの夢を叶える職業を要求される英語のレベル別・興味関心別にご紹介します。英語を使用する職業を広く知り、将来に関心を持つことで、退屈に感じていた日々の英語学習に積極的に取り組むことができるかもしれません。

日常会話レベルの英語を使ったおすすめの職業

ホテルスタッフは外国人観光客が最初に話す相手であり、対応したスタッフの印象がホテル全体の評価に大きく影響します。チェックイン/アウトの手続きや客室案内、レストランの予約といったさまざまな場面で英語でのコミュニケーションが必要になります。こうした業務では日常会話レベルの英語力が要求され、お客様の要望を丁寧に聞き取り、快適なサービスを提供しなければなりません。 

飛行機の搭乗手続きや案内など空港における様々な業務を担当するグランドスタッフは、安全で快適な旅を実現するためにわかりやすい英語でスムーズに案内することが要求されます。 

近年は外国人観光客が多く来日し、円安の影響で多くの外国人が日本の買い物を楽しんでいます。外国人観光客が多く来店する店舗の販売員は、商品の魅力や特徴を効果的に伝えて、購買意欲を高める必要があります。商品の知識だけではなく、お客様とのコミュニケーションが重要であり、お客様からの質問に端的に、そして丁寧に答えることで信頼関係を築くことができるでしょう。

ほかにも、電話やメールで顧客からの問い合わせに対応するカスタマーサービスでは顧客満足度向上のために丁寧な対応と問題解決能力に加え、英語でのコミュニケーションスキルが不可欠です。

中級レベル(ビジネスレベル)の英語で活躍できる仕事

貿易会社や商社では輸出入書類の作成や取引相手との緻密なコミュニケーションを担当し、国際的なビジネスを支える重要な役割を担っています。中級レベルの英語力にくわえて、貿易に関する幅広い知識や書類作成のためのWordや Excel、PowerPointといった操作スキルも要求されます。

事業会社の営業職は海外の顧客との交渉やその際に使用する英語での資料作成など、英語を使用する実践的なスキルを身につけることができる仕事であり、ビジネス英語の知識や交渉スキルを習得し、グローバルなビジネスに従事します。 

顧客とのスムーズなコミュニケーションとビジネス英語に必要な英語力が必要で、ビジネスシーンで必要な英語表現や専門用語を理解する必要があり、 貿易会社や商社で働く人と同じように、正確かつスムーズな書類作成能力やパソコンのWord、Excel、 PowerPointなどの操作スキルが必要です。 

バイヤーは海外製品の買い付けや交渉をおこない、日本では触れられない最先端のトレンドを先取りして、日本へ持ち帰る仕事です。英語力に加え、商品知識や交渉スキルを身につけて世界中から魅力的な商品を発掘することがメインの業務になりますが、市場や競合、トレンドを適切な分析を行う能力が求められるため、英語で様々な情報をリサーチすることも不可欠です。

英語講師は子どもから大人まで様々なレベルに合わせた内容のレッスンを行い、英語学習の楽しさを伝える仕事です。英語力に加えて、英語教育に関する知識や指導経験が必要となり、 人々の英語学習をサポートします。生徒のレベルに合わせたレッスンをすることが重要なため、子どもに英語を教えるときは歌やゲームを取り入れながら楽しくレッスンをするといったように生徒の英語力が最大限向上するようなアイデアを考えて臨機応変に教えることも重要となるでしょう。

上級レベル(専門レベル)の英語力を駆使して世界で活躍する仕事

通訳は様々な言葉を話す人々の架け橋となり、重要な情報を正確に伝える仕事です。 会議や講演といった場では、英語を瞬時に理解し、適切な表現で伝える高度な英語力と専門知識、そして状況に応じた柔軟な対応力が要求されます。

携わる現場によって要求される英語のレベルは様々ですが、上級レベルの英語を扱えるようになれば国際会議や政府間会談といった国際的に重要なイベントでの通訳を担当することもありますし、高度なビジネスミーティングや専門性の高い講演やプレゼンテーションなどの通訳、専門分野に特化した通訳(医療や法律、金融など)などでも活躍することができるでしょう。 

翻訳の仕事は単に英語を日本語に直すだけではなく、その国の文化や思想を伝える役割を担っています。外国の書籍や論文、ウェブサイトなどを翻訳することで、異文化や思想と触れる機会が創出され、日本語でわかりやすく理解を深めることができるでしょう。原文のニュアンスに忠実に、そして読みやすく日本語に翻訳するためには、高度な英語力と日本 語力、そしてその国の文化への深い理解が必要となります。 具体的な仕事内容としては、書籍や論文、記事、ウェブサイトといった様々なメディアの翻訳やビジネス文書や契約書、特許文書といった書類の翻訳、映画の字幕翻訳や吹き替え翻訳、専門分野に特化した翻訳 (文学や法律、医学など)などがあります。高い英語力にくわえて、何らかの分野の専門性があるとより活躍の幅が広がるでしょう。

興味・関心別に英語力を活かせる仕事を見つけよう!

ご紹介したように英語を活かせる職業には様々なものがありますが、要求される英語のレベルだけでなく、子どもの興味関心や向き不向きによって選択することが重要です。 

人と話すことが好きな子どもであれば、コミュニケーション能力を活かせる仕事が向いており、通訳は選択肢の1つとなるでしょう。 通訳はさまざまな国の言葉を話す人々をつなぎ、様々な情報を齟齬なく正確に伝える仕事であり、必然的に仕事をする中で様々な人とコミュニケーションを取ることが求められます。英語力とコミュニケーションスキルのほかにも、様々な人と接することによって生じるストレスに対応する能力なども求められます。

また、英語講師も話すことが好きな子どもにとって選択肢となるはずです。子どもから大人まで幅広い年齢層の生徒に合わせた指導をすることで英語学習の楽しさを伝える仕事ですが、単に生徒との表面的なコミュニケーションをとるだけではなく、どのように指導すれば生徒の英語力が向上するかを考えることも重要なため、生徒の特質やニーズを汲み取るよりふかいコミュニケーションスキルが要求されます。

書くことが好きな子どもであれば、自分の言葉で情報を発信できる仕事がおすすめです。書籍や論文などの翻訳し文化や思想を伝える翻訳の仕事は、内容を正確に翻訳して読者に届けることが重要ですが、ただ正確に逐語訳すればよいというわけではありません。内容は正確に伝えつつも適切に表現を変えて、より読者にわかりやすく伝わるように試行錯誤する能力が要求されます。

ほかにも、記事や広告を作成するライターは書くことに加えてどのような内容をどのように伝えればより多くの人にメッセージが届くか、書き方を工夫することが必要なため、書き手の能力に成果が大きく左右されます。単に書くだけでは内容を考えて自分の言葉で書くことが必要なため、書くことが好きな子どもにはぴったりな職業といえるでしょう。

英語を学習するならWonder Code

この記事では英語のレベル別・子どもの興味関心別に、英語を使用する子どもたちの夢を叶える職業をご紹介しました。 英語力と興味関心にフィットした職業につき、世界を舞台に活躍することを一つの目標、モチベーションとして日々の英語学習に取り組みましょう。

英語力を高めるためには日々の学習が不可欠であり、 英会話スクールに通ったり、洋書を読んだり、映画やドラマを英語で鑑賞するなど様々な方法で日常的に英語に触れてみましょう。 

「Wonder Code」は楽しみながら英語をしっかり学べる仕掛けがいっぱいの「遊び」と「学び」のバランスがとれた教育を提供し、継続的に英語学習に取り組めるようにカリキュラムを設定しています。無料体験レッスンもご用意していますので、お気軽にお申し込みください。