子どものやる気は2つの要因で左右される

「無気力な子どもにどう対処したらいいのかわからない!」と思ったことはありませんか?

一生懸命、育児を頑張っている保護者の方は、子どものやる気に振り回されてしまい、どのように対処したらいいのか悩んでしまいますよね。「子どものやる気」は、2つの要因が大きく影響します。2つの要因とは、子どもの内側から湧き出る内的要因と、子どもの外側から影響される外的要因です。

本記事では、やる気のない子どもを幼児教育の視点から分析し、特に有効な対処法を5つご紹介します。子育てや子どものやる気で困っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

子どもの内側から湧き出るやる気

幼児心理学では、子どもの内側から湧き出るやる気を「内発的動機づけ」と言います。例えば、好き・楽しい・興味があるから活動に取り組む、といった自発的なやる気のことです。無気力な状況に陥っている原因が内側の感情からきているのか、子どもの様子や表情を注意深く観察してみてください。

また、内発的な動機づけは、幼児教育において非常に重要視されています。子どもの興味や楽しいことを主軸に、自ら活動できる環境を整えることが大切です。

無気力な子どもを改善するために、内側の感情を刺激してやる気を促してあげましょう。

子どもの外側から影響されるやる気

子どもが関与することができない要因から影響されるやる気は「外発的動機づけ」と言います。例えば、ご褒美がもらえるから頑張ることや、怒られたくないから活動する、などといった行動のことです。

子どもが無気力になってしまっている原因は、外部の要因が影響しているのかもしれません。内的な要因で興味を向けさせることが難しい場合、ご褒美や気分転換などの提案で、子どものやる気を刺激してあげてみてください。保護者の方が、子どもの気持ちや状況を読み取って、外発的動機づけを上手く活用することが大切です。

ただ、子どもの言動に対して保護者の方が褒めすぎたり叱りすぎたりと、過度な教育に発展しないように注意しましょう。

子どものやる気には3つの欲求が関係している

内的要因と外的要因の2つの動機づけに加え、子どもが抱える3つの欲求もやる気に影響を及ぼします。

3つの欲求とは、自律性・有能性・関係性の欲求のことです。もっと詳しく説明すると、自分から行動をする自律性、自分はなんでもできるといった有能性、人と親密な関係を築いていこうとする関係性を指します。3つの欲求を満たしてあげるだけで、やる気のない子どもが、自発的な行動をしてくれるようになります。

つまり、自分で行動を選択する楽しさを味わい、その中で成功体験を積み上げることで有能性を高め、他者との関わりで喜びを共有することがポイントです。

やる気のない子どもに頭を悩ませている方は、3つの欲求を意識した関わりを模索してみてくださいね。

やる気のない子どもに有効な対処法5選

無気力さの原因がわからなくても、いくつかの方法を使うことで、子どものやる気を刺激することが可能です。ここでは、やる気のない子どもに対し、特に有効な対処法を5つご紹介します。

  • 目標や未来を一緒に考える
  • 切り替えるためにタイマーを活用する
  • 環境を変えてリフレッシュする
  • 子どもと一緒に取り組む
  • 新しいことに挑戦してみる

無気力な子どもを改善してあげたい方は、ぜひ実践してみてくださいね。

目標や未来を一緒に考える

目標や未来を一緒に考えることは、やる気のない子どもを内側から刺激する方法のひとつです。

無気力な子どもは、目の前の勉強や活動の意味を見失っている場合が多い傾向にあります。今日の目標や頑張ったことで得られる楽しい未来を子どもと一緒に考えることで、内側の感情からやる気を刺激できます。

ただし、子どもの気分や感情に合わせた雰囲気で話し合うことが大切です。より自然な会話の内容として、一緒に楽しそうな未来を想像してみてください。

切り替えるためにタイマーを活用する

外側から刺激する方法として、タイマーを上手く活用することが挙げられます。

無気力な子どもは、時間や活動がルーズなってしまいがちです。タイマーを使って時間を区切ることで、メリハリのある時間を過ごせます。

例えば、勉強を集中して取り組むために30分のタイマーをセッティングし、頑張れたら30分の休憩を設けるなど、子ども自身が切り替える要素のひとつとして役立ちます。ただし、タイマーを使って無理やり勉強をさせないように気をつけましょう。

子どもが自分でタイマーをセッティングできる環境を整え、保護者が促して使用する方法がおすすめです。

環境を変えてリフレッシュする

子どものやる気が一向に出ない場合は、思い切って環境を変えることもおすすめです。

いつも使っている勉強机や同じ環境だと、子どもも飽きてしまうことがあります。外出先や図書館などの場所を訪れ、子どもが集中できる環境を探してみてもいいでしょう。時間に余裕がある際は、公園で遊んだ後に約束していたことを一緒にする、といったリフレッシュ方法も有効です。

気分転換を交えながら、無気力な子どもの気持ちをリフレッシュさせてあげましょう。

子どもと一緒に取り組む

無気力な子どもでも、周囲の環境や大人の行動はよく見ています。

やる気のない子どもの行動を変えたければ、一緒に取り組むことが重要です。例えば、勉強や宿題を一緒に取り組むことや、同じ空間で別々の作業に取り掛かかることが挙げられます。

大人がお手本となって行動することで、子どものやる気を刺激してみましょう。

新しいことに挑戦してみる

やる気のない原因が見当もつかない場合は、全く新しいことに挑戦してみてはいかがでしょうか。

例えば、子ども向けの教室や習い事などが挙げられます。21世紀を生きる今の子ども達におすすめしたい教室は『Wonder Code(ワンダーコード)』です。

『Wonder Code』は、英語とプログラミングを掛け合わせた、新たなカリキュラムを展開しています。カリキュラムの特徴として、好奇心を刺激する身近なテーマや、他者との関わりを大切にしながら活動するグループワークなどが挙げられます。

『Wonder Code』のカリキュラムは、楽しく自主的に活動することを前提としているため、子どものやる気に影響する3つの欲求を満たすことも可能です。プログラミングを学ぶことで問題解決力や論理的思考力を育み、基本的な関数や変数の使い方やプログラミングの基礎が身につきます。

子どものやる気を知的好奇心から刺激できる『Wonder Code』を体験してみませんか?

5つの方法で子どものやる気を刺激してみよう

本記事では、子どものやる気の要因や欲求についてご紹介しました。

子どものやる気には、内側の感情と外部の要因が非常に大きな影響を及ぼします。2つの要因を踏まえると、無気力な子どもには5つの方法が有効です。

  1. 目標や未来を一緒に考える
  2. 切り替えるためにタイマーを活用する
  3. 環境を変えてリフレッシュする
  4. 子どもと一緒に取り組む
  5. 新しいことに挑戦してみる

また子どものやる気を刺激する、英語とプログラミングを掛け合わせた『Wonder Code』もおすすめです。

『Wonder Code』のカリキュラムは、楽しく活動することを主軸にしているため、子どものやる気を左右する、自律性・有能性・関係性の3つの欲求を満たせます。ぜひ、この機会に『Wonder Code』の体験や資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。