現代ではAIが発展し、プログラミングが必修科目となるなど、子どもを取り巻く教育環境は私たちの頃と比べてデジタル化が進んでいます。そのため、将来に向けて子どもにプログラミングを学習させようと考えている保護者の方も多いかと思いますが、一方でプログラミングは難しいため投げ出してしまいそうというイメージを持っている方もいらっしゃるでしょう。

 そこで今回は、キッズ向けプログラミングの楽しい学び方をテーマに紹介します。

子どもにプログラミングを楽しいと思わせるには?

子どもがプログラミングを学習し、成果を出すためには継続してもらうことが必要不可欠です。しかし、プログラミングはつまらない、プログラミングは面白くないなどネガティブな感情を持ってしまうと継続した学習は難しくなってしまいます。子どもがプログラミング学習を続けるモチベーションを維持するために、保護者はどのようなことに注意すればいいのかを最初に解説していきます。

無理に学習をさせないようにする

子どもひとりひとりに個性があるため、全ての子どもがプログラミングを楽しいと感じるわけではありません。そのため、自分の子どもが興味を示さないケースもめずらしくはないのです。学習を無理強いする行為は子どもの興味をより失わせることになってしまうので、子どもに強い口調でプログラミングを押しつけることをしてはいけません。

子どもが興味を示さない状況になった時は、無理にメリットを伝えたり、教材を提供するといったことをせず、いったんプログラミング学習から離すようにしましょう。一見、興味をなくしてしまったように感じられるかもしれませんが、子どもはいずれ興味を示すタイミングが必ずやってきます。そのタイミングを見逃さず、対応できるよう準備をしておきましょう。

子どものやることを極力肯定する

子どもはプログラミングを利用して自由に学習や製作を行いますが、保護者から見ると常識はずれであったり、学習を進めるにあたって遠回りしているように感じられることもあるはずです。このように的外れとも思えるような子どものプログラミング学習に対し、頭ごなしに否定してはいけません。子どもが挑戦したその行為自体を褒めてあげることで、自信をもって行動することができ、さらに新しいことに挑戦しようとするでしょう。 

子どもに任せて見守りに徹することも重要

プログラミング教材の使い方や簡単なポイントを最初に教えてあげることは重要ですが、それ以降は子どもに任せて見守るようにしましょう。子どもがプログラミング学習をしているとつい口を出したくなってしまう場面もあるかと思いますが、プログラミングを楽しいと感じさせるには学習の様子を子どもに任せて見守ることが大切です。

プログラミング学習は、チャレンジと失敗から成功を学ぶことができます。明らかにこれは失敗すると分かっていても、保護者が先回りして手を出すことをしてはいけません。なぜ動かないのか、なぜ思った通りにならないのかを子ども自身で考えていくことがプログラミング学習にとって効果的だからです。実際のプログラミングの現場でも見当違いのことをしたり、正しく挙動しないといった多くの失敗を乗り越えて製品化や公開を行っています。

できなくて当たり前、失敗して当然という気持ちで結果だけを見るのではなく、そこに至るまでの子どもの頑張りを認めましょう 。子どもは困難を乗り越えることで、大きな成功体験を得てプログラミングへの興味や楽しみをより一層深めることができます。

子どもの感情や興味を示す方向性を尊重する

プログラミングを勉強していると思ったら動画を見ていたりゲームをしていたりなど、こちらが意図していないことを始める子どもも多くいます。しかし、一見関係ないような動画視聴やゲームなどからプログラミング学習につながっていくケースも少なくありません。

動画を見たりゲームをプレイすることで、その仕組みやインターフェースに意識が向いたりします。一見、プログラミングと関係のないようなことをしていても、それがプログラミングにつながっていくことがあり、現代社会ではそれがより多くの分野で広がっています。

子どもの感情や興味も否定せずに尊重することで、プログラミング学習につながることがあります。

子どもにプログラミングの興味を持たせるための導入方法

子どもにいきなりプログラミングの教材を渡してもすぐに興味を持って取り組んでくれることは、あまり期待できません。習い事でプログラミングを導入する際は保護者が適切に支援を行って助けてあげることが重要なのです。ここでは、子どもが楽しくプログラミングを学ぶための方法について、どのようにすれば良いのかを解説しましょう。

子ども向けイラストやおもちゃを利用する

プログラミングを導入するにあたっては、とにかく親しみやすく、分かりやすくすることがポイントです。

たとえば、イラストをみせたり、プログラミングを理解するためにミニカーや人形といったおもちゃで説明するのもおすすめです。このボタンをプログラムすれば、ミニカーがまっすぐに走るような動きをする、このプログラミングをすると人形が歩くのを止めるなどです。イラストについてもホワイトボードを使って大きく見やすい説明をすることで、子どもの理解が早まるでしょう。

子どもと一緒になってプログラミングを学ぶ

子どもと一緒になってプログラミングの学習にチャレンジしてみるのもおすすめです。実は、プログラミングも誰かと対話しながら進めて行くことも少なくありません。実際の現場でも一人で作業をすることもありますが、他の人と対話してすり合わせをするシーンもよく見られます。そのため、保護者も一緒に学び、時に子どもと競い合ったり、考え合ったりするというのも子どもが安心して楽しくプログラミングを学ぶポイントです。

また、子どもの疑問に回答できるように事前に対策を立てておくことも重要です。

たとえば、予習を行ってあらかじめどのようなものなのか学習しておくと、子どもに質問された際に、より的確なアドバイスが行えるようになります。週末などに時間をとって子どもと一緒にやってみてはいかがでしょうか。

スマートフォンアプリを使ってみる

最近は生まれたときからスマートフォンに慣れ親しんでいる子どもも珍しくありません。そのため、スマートフォンアプリを使ってプログラミングの導入をするという方法も有効です。最近では無料のアプリでも子どもが楽しくプログラミング学習できるものが増えてきました。

画面の大きなタブレットを利用すれば、そういったアプリもより利用しやすくなるので、可能であれば用意しておくのもポイントです。

楽しくプログラミングを学ぶなら『Wonder Code』

今回は子どもの興味を引き出し、プログラミングを学んでもらう方法についてご紹介いたしました。プログラミング学習にはさまざまな方法がありますが、挫折せずに楽しく学べる環境を整えることが大切です。そこで取り入れたいのが、子ども向けのプログラミング学習メソッドを積極的に取り入れているスクールです。

『Wonder Code』では、楽しくプログラミングが学べるカリキュラムを採用しているため、初めてプログラミングを学ぶ小学生のお子さんでもモチベーションを維持して学べます。興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。