最近の教育では小学校の授業以外だけでなく、家庭での自主学習を大切です。しかし、子どもがどのようなことを題材に自主学習を行うかを考えて、実際に学習に取り組むことはなかなか難しいかもしれません。

今回の記事では、科目別に自主学習の題材としておすすめのアイデアをご紹介します。

国語の自主学習は漢字やことわざ、慣用句がおすすめ


子どもたちが自主的に学習を続けていると、時間が経つにつれて勉強の内容がマンネリ化してしまうことがあります。特に小学校高学年になると、単純な漢字の書き取りや教科書の写しといった基礎的な学習だけでは物足りなくなってきます。

そうしたときは、より応用的な学習ネタを取り入れてみましょう。例えば、漢字の学習では画数の多い漢字をまとめて書いたり、同じ部首の漢字を集めて書き写したりするのがおすすめです。こうした学習方法にはこれまで学んできた漢字の特徴を再確認できるというメリットがあり、漢字への興味関心を引き出すきっかけとなるでしょう。

また、ことわざや慣用句、季節の言葉といった語彙を題材とするのもよいアイデアです。単に意味を書くだけでなく、それらの言葉の成り立ちにも注目すると、さらに興味深い学びが得られます。季節感あふれる表現を学ぶことで、子どもたちの情緒や詩心も育むことができます。

算数の自主学習は復習と予習を組み合わせよう

算数の自主学習では、間違えてしまった問題をもう一度解き直すことで、同じ間違いを繰り返さないようにするとよいでしょう。子どもはどこでつまずいたのかをよく理解することで、次に同じ間違いをしなくなります。苦手なことは丁寧に復習して、知識を定着させましょう。

復習だけでは飽きてしまったという場合、次に習う予定の単元を予習したり、これまでに習った内容をさらに深める応用的な問題に挑戦してみましょう。例えば、99の倍数の表を作ったり、円周率の3.14以降の小数点以下を書き出してみるのはどうでしょうか。長さや重さの単位をまとめて表にするのも、知識の整理に役立ちます。図形に興味がある子どもには分度器やコンパスを使って複雑な図形を描いてみるのもおすすめです。

算数の自主学習は計算に集中しがちですが、図形にも注目してみると、新しい発見があるかもしれません。楽しみながら、子どもにあった学習方法を見つけていきましょう。

理科の自主学習は実生活との結びつきを意識して選ぶ

理科については、実生活との結びつきを意識して学習の題材とするのがおすすめです。日常生活とは関連が薄いと思われる要素もある理科ですが、探してみると、意外とたくさん身の回りにネタが見つかるものです。

料理に関心がある子どもであれば、カレーに使われるスパイスを調べてみてはいかがでしょうか。カルダモン、ターメリック、コリアンダーといった代表的なスパイスを挙げ、効能や味・香りの特徴をまとめるとよいでしょう。それぞれのスパイスの絵も描き添えておけば、より楽しくなるでしょう。

気象や天文に関心がある子どもの場合、月の満ち欠けや梅雨について調べてみましょう。うっとうしい梅雨の時期でも、自主的に調べ物をしてノートに梅雨の仕組みをまとめる作業に打ち込んでいれば、集中力を途切れさせることなく、学習に取り組むことができるでしょう。

さらに、身近な電化製品にも注目してみましょう。テレビの画面の仕組み、エアコンから風が出る仕組みなど、普段使っている製品の仕組みを理解することで、将来的に工学系の学びにつなげたいという子どももいるかもしれません。

社会の自主学習は身近な地理に目を向けよう

社会のについても、実生活とのつながりを意識しながら自主学習の題材を見つけてみましょう。
子どもが暮らす地域の特徴に注目して地域の地理を学んだり、各都道府県の特産品を調べたり、県庁所在地をまとめたりするのがおすすめです。子どもにとって馴染みのない地域でも、そこから生産される身近な商品を知ることで、親しみやすくなるかもしれません。地理に関する知識を深めるには、クイズ形式で楽しく学習するのも良いでしょう。

また、これまで社会で学んだ内容を整理したり振り返る場合は、地図記号の一覧や世界の国旗を描くといった方法がおすすめです。自分で絵を描くことで、自分の頭にしっかり知識がインプットされやすく、知識がしっかりと定着しやすくなります。色付けして綺麗に仕上げれば、ノートを見返した時にも楽しく学習をしやすくなります。

歴史の勉強では年号を覚えるのが難しいという子どもも多いかもしれません。そうした時は自分で年号の語呂合わせを考えてみるのはどうでしょうか。覚えにくい年号を、自分なりの方法で記憶することで、年号に対する理解が深まり、苦手意識も和らぐかもしれません。

英語の自主学習は楽しさを重視して選ぶ

英語の自主学習の題材探しをする際には、楽しさを重視して選ぶのがコツです。
まずは、アルファベットの順番を書いたり、自己紹介を書いたりするのがおすすめです。でも、そこにちょっとしたアレンジを加えるのがポイントで、例えば、その時期ならではのイベントにまつわる単語を加えることで、子どもがワクワクしながら取り組みやすくて、特におすすめです。クリスマスシーズンであれば、Christmasやtree、giftといった単語を書き出し、イラストも一緒に描いておくとよいでしょう。

また、欧米圏でグリーティングカードを贈り合う習慣を参考にして、イベント用のグリーティングカードを書くことに挑戦するのもおすすめです。行事ごとの定型のあいさつ文を楽しく覚えることができるだけでなく、英語圏の文化や風習に対する関心を深めることができます。

小6になってくると、ある程度の単語やフレーズの知識は学校で勉強することから、復習もかねて、自分で簡単な英会話を書いて物語風に仕上げるといった自主学習のネタに取り組むのも勉強になります。
まだ英語が慣れない子どもの場合は、教科書や参考書の英語のテキストを書き写すのではなく、絵本や英語の歌の歌詞を使って、ノートに書き写す自主学習をするのもよいでしょう。
ディズニー映画の主題歌は、勇気を与えてくれる歌詞が多く、英語力だけでなく、ポジティブな思考を身につける上でもプラスになります。

小学生の自主学習の題材を探すなら「Wonder Code」

小6の自主学習の題材を探すには、科目ごとのポイントを押さえておくことが大切です。
国語であれば、ことわざや慣用句を成り立ちも含めて調べてみると、言葉に対する理解が深まる自主学習になります。算数の学習ネタは、復習と予習を上手に組み合わせるのがコツです。
英語については、年中行事の挨拶を調べる、グリーティングカードを書くといった題材に挑戦すると、欧米圏の文化に対する理解を深められておすすめです。
つまずいてしまった部分をきちんと振り返った上で、新たに習う単語の予習ができるのが理想です。
ちょっとした工夫次第で、子どもの好奇心を刺激する楽しい自主学習になりますので、色んなところからヒントを集めて自主学習を行うようにしてください。

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