グローバル社会が進む昨今で、子どものためにできることは?

デジタル社会の進展に伴い、世界ではグローバル化がさらに進んでいます。グローバル人材として活躍するためには、英語力が必須といわれており、2020年からは小学校3年生以上の英語教育が必修になりました。

急速に進むグローバル社会に対応するために、保護者には何ができるのでしょうか?今回は、グローバル社会の意味や、子どもにグローバル教育を取り入れる必要性・方法をご紹介します。

グローバル社会の意味とは?わかりやすく解説

グローバル社会とは、国の垣根を超えて資本・人材・情報などがやり取りされる社会のことです。グローバル社会の始まりは、16世紀のヨーロッパにおける大航海時代だといわれています。その後第二次世界大戦などの時代変化を受け、徐々に広まっていったようです。

特に20世紀の終わりから21世紀の始まりにかけてインターネットが拡大したことにより、異国のモノ・ヒト・文化・技術などが国境を越えてやり取りされる「グローバル化」が加速しました。

グローバル化によって社会が変容すると、社会で生きる人々や企業、国家などがさまざまな影響を受けます。たとえば労働や経済などの社会問題が解決する一方で、新たな問題が発生するケースもあるでしょう。従来の国々の文化や財産を守りつつグローバル社会を促進させていくにあたり、いまだに多くの課題が残されているのも事実です。

グローバル社会が子どもに与える影響

グローバル社会が発展することにより、子どもたちはさまざまな影響を受けます。たとえばグローバル化の過程で多様な文化が入ってくるため、子どもたちは異文化を理解・共存する必要があるでしょう。異なる言語を話す人たちとコミュニケーションをとるために、多言語能力を取得することも大切です。

グローバル社会では、テクノロジーがさらに重要な役割を持ちます。子どものころからデジタルスキルを習得することで、グローバルな情報へアクセスしたり有効なコミュニケーションツールとして活用したりできるでしょう。

子どもにグローバル教育を取り入れるための、7つのアイデア

ここでは、子どもにグローバル教育を取り入れるためのアイデアを7つご紹介します。海外の文化や技術を好意的に受け入れるためには、自国の文化に誇りを持っている必要もあります。世界に視野を広めるために求められる要素を、家庭でも導入してみましょう。

実践的な英語力を養う

グローバル教育を取り入れるためには、実践的な英語力を養うことが大切です。学校の授業でも英語や英会話は学べますが、一般的な学校の画一的な教育では英語力をアウトプットする機会が少ない現状にあります。そのため、ネイティブな英語はなかなか身につきません。

ネイティブ講師と話す機会が多いレッスンやスクール、短期留学、ホームステイの機会などをつくり、実践的な英語の習得を目指しましょう。親子で参加できる英会話イベントへの参加や、ポッドキャスト・YouTubeなどの身近な教材を取り入れることもおすすめします。

海外の多様な価値観や文化に触れる

海外の多様な価値観や文化に触れることは、子どもがグローバル社会について知り、グローバル教育に触れるきっかけとなります。インターネットや書籍で調べることももちろん大切ですが、旅行や留学などの一次体験は大きな経験になるでしょう。本格的な飲食店で食事をするのも、身近な学習方法のひとつです。

住んでいる地域や近隣都市を調べ、国際交流イベントの開催情報を調べてみましょう。また、インターネットやソーシャルメディアを通して世界中の情報にアクセスすることで、グローバルなニュースや異文化の動画チャンネルなどに触れられますよ。

日本ならではの技術や文化を学ぶ

子どもにグローバルな視点や技術を学んでもらいたい場合は、日本ならではの技術や文化も学びましょう。自国の特徴や魅力を知るからこそ、他国との差異をより深く学べます。

着物や和食のような古来から続く伝統文化だけではなく、今の日本が強みとしているトレンド的要素について調べるのもおすすめです。現代の日本について学ぶことで、他国の優れた要素も見えてくるでしょう。

また、グローバル社会では他国の文化を受け入れるだけではなく、自ら発信する必要もあります。胸を張って自国の魅力を発信できるからこそ、他国との対等なコミュニケーションが生まれるのです。

世界規模で物事を考える習慣をつける

子どもにグローバル教育を取り入れるためには、世界規模で物事を考える習慣をつけましょう。たとえば気候変動・貧困格差・人権侵害・難民・国際紛争・資源不足の問題などは、地球や世界という広い視野で考えなくてはならないテーマです。

少しテーマが大きすぎる場合は、もう少し身近に感じることで考えてみましょう。たとえば環境問題。地球温暖化や大気汚染、森林破壊、プラスチック問題などは、私たちの日常生活に密接に関わっています。まずは自分ごととして捉えやすいテーマを選んでみてくださいね。

海外のメディアや作品に触れる

子どもが小さなころからグローバル社会で生きていることを意識してもらうためには、海外のメディアや作品に触れてみるのもおすすめです。たとえば海外のローカル番組のアニメやバラエティー番組を観てみると、日本とは違う雰囲気やアート性、ストーリー性を楽しめるでしょう。

海外のニュース・音楽・ファッション・トレンドなども学習に含まれます。特に伝統的・民族的な音楽やファッションなどには、異国の精神的なルーツや文化などが秘められるものです。子どもが興味を持っているジャンルを通じて、世界のコンテンツを調べてみましょう。

身近なモノの産地や製造国について調べる

身近なモノの産地や製造国について調べることも、グローバル社会の教育につながります。手始めに、子どもが今着ている服や遊んでいるゲーム機などが、どのようなプロセスで作られたのかを調べてみましょう。

もちろん完全に国産で作られた商品もありますが、細かなパーツの製作や縫製、素材の輸入先などは外国であるケースも多いものです。商品によっては製造国と販売国が違う場合もあるでしょう。モノを通じて世界とのつながりを実感することで、グローバル社会に目を向けるきっかけになります。

協調性やコミュニケーション能力を磨く

子どもがグローバル教育に触れるためには、協調性やコミュニケーション能力を磨く必要があります。グローバル社会では、多様性への理解と尊重が求められるもの。お互いの文化をやり取りし合う過程で、最低限のコミュニケーション能力は必須といえるでしょう。

また、グローバル社会では自己主張力や発信力が重要となります。世界規模で活躍するためには、「自分は人見知りだから上手に意見を言えない」や「シャイな性格だから周りに察してもらいたい」などが通用しないことも多いのです。

世界で通用するスキルを身につける習い事なら『Wonder Code』

今回は、グローバル社会の意味や子どもの教育への取り入れ方をご紹介しました。

インターネットの普及によって急速に発展したグローバル社会。将来的にビジネスでリードするには、デジタルスキルの習得やテクノロジーへの理解が必須といえます。

Wonder Codeではロボットを用いた授業を行っており、プログラミングや英会話などの役立つ知識を楽しく学べます。「子どもにはグローバル社会で活躍してほしい」と思っている人は、ぜひこの機会に無料体験教室や資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。