子どもの世界をもっと広げたい!保護者ができることは?

子どもは大人と比べて感受性が強く、覚える力に長けています。そのため、新しい情報をすぐに自分のものにして、物事に柔軟に対応できます。子どものうちにさまざまなことを経験させることで、知見が広がり、将来の可能性も豊かなものになっていくでしょう。

今回は、知見を広げることの意味や、子どもの知見を広げるメリット・方法についてご紹介します。当人の個性を尊重しつつ好奇心を引き出し、1つの情報からさまざまな着想を得られる子どもに育てていきましょう。

「知見を広げる」の意味とは?

そもそも「知見」とは、自分で調べたり体験したりした結果、手に入れた・知り得た内容や情報を指します。実際に体験したわけではなくても、観察・考察した上で自身の知識として獲得した内容のことです。

つまり「知見を広げる」とは、知識や経験を幅広く手に入れることを指します。自分の知らない物事を見て聞いて、価値観を増やしていく過程でもあります。新しい物事を学んでいくことで視野が広がり、多様な考え方ができるようになるでしょう。

子どもの知見が広がることによる3つのメリット

ここでは、子どもの知見が広がることによって得られるメリットを3つご紹介します。知見が広がることは、子どもにとっての世界が広がることにもつながるため、将来の可能性がどんどん広がっていきます。さまざまな視点で物事を考えられる子どもに育てるために、知見が広がるメリットを認識し、教育に取り入れていきましょう。

視野が広がり多様な価値観を受け入れられる

子どもの知見が広がることで、多様な価値観を受け入れられるようになります。例えば子どもが習い事や塾に通った場合、学校のクラスメイト以外の同年代とコミュニケーションが図れますよね。学校の教室という狭いコミュニティ以外の価値観に触れることで、視野が広がっていきます。

広い価値観を獲得できると、自分とは違う考え方を持っている人でも受け入れられる心の器が養われます。人間関係が円滑になるだけではなく、自分の中にさまざまな考え方や感情が秘められていることにも気づけるのです。

物事の背景や文脈について考えられる

知見を広げることは、物事の背景や文脈について考える力にもつながります。例えば友達同士で喧嘩が起こったときに、知見が狭いと表面的な事象だけで加害者・被害者を決め付けてしまいがちです。「〇〇をしたほうが悪いから謝らなきゃだめだよ」と、加害者側の心理を考察せずに終わってしまいます。

しかし知見があれば物事を深くまで考えられるため「どうしてこの子は〇〇をしてしまったのだろう?」「もしかしたら、相手の子にも何か問題があったのでは?」と一歩踏み込んだ思考ができます。事実を確認するためには別の労力が必要になりますが、感情や狭い視野にとらわれずに物事を考えられる力は子どもにとって大きな味方となってくれるでしょう。

生き方や職業選択の可能性を広げられる

知見を広げることで、子どもの生き方や職業選択の可能性を広げられます。例えば「将来何になりたい?」と子どもに聞いたときに、知見がなければ子どもが知っている職業しか答えられません。子どもにとって名称が有名な職業といえば医者や看護婦、先生、社長さん、お花屋さんなどがあるかもしれませんが、実際の世の中には数えきれないほど多くの職業や名称がありますよね。

世の中の職業の名称や仕事を知見として持っていることで、子どもは具体的に自分の夢について考えられます。また将来的に社会に出て課題にぶつかったときでも、知見が広いほどさまざまな物事から着想を得られ、解決のためのアイデアを生むことができるのです。

子どもの知見を広げる4つの方法

ここでは、子どもの知見を広げるために取り入れたい方法を4つご紹介します。まずは子どもの個性や感性を尊重した上で、無理なく価値観を広げていけるように取り組みましょう。子どもが素直に新しい価値観を受け入れるために、時間や心身に余裕を持つことも大切です。

ボーイスカウトやボランティアの活動

子どもの知見を広げるためにおすすめしたい方法の一つが、ボーイスカウトやボランティアの活動です。ボーイスカウトやボランティアでは、学校と家庭以外で社会と関わり合う場が生まれます。性別・年代・職業・性格の壁を越えて、さまざまな価値観に触れ合えるのです。

多くの子どもにとって、社会とは学校や家庭そのものです。狭いコミュニティで培った価値観のみで人格が形成されてしまうと、子どもの本来のポテンシャルよりも視野が狭まってしまう可能性があります。ボーイスカウトやボランティアで社会とのつながりを新しく持つことで、世界は広く価値観は多様であることを子ども自身が実感できるでしょう。

習い事で学校以外の人間とコミュニケーションをとる

習い事や学校以外の人間とコミュニケーションをとることで、子どもの知見が広がっていきます。同じ年代の子ども同士でも、教育の場である学校が変われば性質や考え方も変化するものです。違う学校の子どもを通して自分の知らない世界を知れたり、新しい人間関係が生まれたりすることもあるでしょう。

博物館や動物園などで一次体験をしてもらう

子どもの知見を広げるために必要なプロセスは、一次体験です。もちろん文献を調べたり考察したりすることも知見を広げることにつながりますが、自分の五感を使って体感した出来事はより色濃く記憶に残ります。経験の質として「知っている」と「やったことがある」では、大きな違いがありますよね。

楽しく知見を広げるために、博物館や動物園などのレジャーを積極的に取り入れてみましょう。特に科学館・ふれあい広場・体験型アートスペースのような、体験型のレジャーがおすすめです。親子でレジャー雑誌を見ながら、子どもに行先を決めてもらうのもよいでしょう。

自分で調べる・行動することを習慣づける

知見を広げるためには、新しい情報や未知の世界に触れる機会を設ける必要があります。子どもに質問をされてもすぐに答えず、自分で調べてもらったり体験してもらったりする機会を増やしましょう。

例えば子どもが「ハンバーグを食べたい」と言ったら、親子で一緒にお料理してみることをおすすめします。料理やお菓子作りは、表面的な事象の背景には必ずプロセスがあることを学ぶためのよい機会です。親子のコミュニケーションを通じながら、物事の文脈を考える力を養いましょう。

子どもの未来の可能性を広げるなら『Wonder Code』

今回は、子どもの知見を広げる方法やメリットについてご紹介しました。大量の情報が毎日飛び交う現代社会において、子どもはあふれるほどの情報を浴びながら過ごしています。ただ漫然と情報を受け取るだけではなく、意味や背景をかみ砕きながら自分のものにしていく過程が重要です。

知見を広げることは、子どもの将来の可能性の拡大につながっていきます。特にデジタル技術が日々発展し続ける今の時代では、ITに関わる仕事に大きな注目が集まっています。そこで導入したいのが、子ども向けのプログラミングの習い事です。

Wonder Codeでは、子どもの知的好奇心を刺激するメソッドを取り入れながら楽しくプログラミングが学べます。ぜひこの機会に、無料体験教室や資料請求から始めてみてはいかがでしょうか。