子どもにせっかく習い事をさせても、長続きしないという悩みを抱えている保護者は意外と多いものです。

ここでは、習い事が長続きしない具体的な理由を挙げて説明し、子どもが「習い事を辞めたい!」って思った時に適した対処法をご紹介します。

子どもがモチベーションを維持して継続して習い事をするために保護者が心掛けておきたいことをきちんと理解しておき、習い事を通した健全な成長を促してください。

子どもの習い事が長続きしない「人間関係上の理由」



子どもの習い事が長続きしないのには、人間関係が主に理由としては挙げられます。

最近は、体験教室なども増えていて、習い事を始めるきっかけを掴むことは決して難しくなく、習い事を始めることよりも続けることが難しいということを保護者が認識し、継続して習い事に取り組めるようにバックアップしてあげることが大切です。

 

主に子どもが習い事を辞めたい理由として挙げられるのが、「先生との相性があまり良くない」ということです。先生に対して苦手意識があったり、話しづらかったりすると、信頼関係を構築するのが難しくなります。場合によっては、習い事そのものが苦痛になってしまうケースもあり、結果的に習い事が長続きしない原因となってしまうのです。先生との相性が悪くて習い事を辞めてしまいたくなる例としては、それまでは楽しく習い事に通っていたのに、担当の先生が代わった途端に、習い事に行くのを嫌がるようになる例が挙げられます。

子どもの習い事に対する姿勢やモチベーションに変わりがないかどうかを保護者が見守ってあげるようにして、気になる点があればきちんと話を聞いてあげるようにしてください。

 

また、人間関係と関連性がある習い事が続かない理由としては、「習い事で仲の良いお友達がいない」という理由があります。

一緒に学ぶお友達がいれば、多少嫌なことがあっても、お友達に会うことが楽しみのひとつとなり、継続して習い事に通いやすくなります。

しかしながら、周りに気を許せるお友達ができず、孤立してしまっているような状態の場合、かえって習い事に行くことがしんどく感じられるようになり、習い事を辞めたいと考えてしまうケースがあります。

 

子どもの習い事が長続きしない「精神的な理由」

習い事が長続きしない原因は、精神面の影響も大きいものです。

目標設定がはっきりとできておらず、何となく習い事に通っているだけでは、モチベーションが低下しやすく、長続きしない原因となってしまうケースも少なくありません。

習い事を継続するためには、達成感を得られるようにすることが大切です。英語教室であれば「英語の本を読めるようになる」、ピアノ教室であれば「バイエルがすべて弾けるようになる」といった、なぜその習い事をするのかという「具体的な目標を立てるようにすると、長続きしやすくなる」でしょう。

 

子どもの習い事が長続きしない場合、そもそも子どもにその習い事が合っていないという可能性もあります。

保護者が選んで習わせようとした習い事であっても、子どもが全く興味を示せなかったり、子どものスキルに合っていなかったりすると、長続きさせることは難しいです。それぞれの子どもの特性をよく見極めて、子どもの潜在能力を余すことなく伸ばせる習い事を見つけてあげるようにしてください。保護者からの期待が大き過ぎて、プレッシャーを辛く感じてしまう子どももいますので、その点にも注意するようにしましょう。

 

また、習い事に通うのが面倒臭く感じられてしまい、長続きしないケースもみられます。あまり社交的ではない子どもにとっては、決められた習い事に通うことが負担になり、やがては大きなストレスになってしまうこともあり得ます。

また、他の友達と遊びたいのに習い事のために遊びを中断させなければならないことに対して不満を感じてしまい、習い事を嫌がるようになる子どももいます。

 

子どもの習い事が長続きしない「体力的な理由」

最近は、複数の習い事を掛け持ちして、様々な習い事に励んでいる子どもが増えています。

複数の習い事をしている子どもの場合、体力的に負担が掛かってしまい、疲労感が溜まったままになっている可能性もあります。疲れてしまってやる気がでないのに、次々に色んな習い事をこなさなければならない状況になると、体力的に限界を感じてしまうことも少なくありません。

様々な習い事をしていることが原因で、幼稚園や学校でも疲れが抜けきらず、なかなか本業に打ち込めなくなることもあり得ます。

 

また、体力に自信がない子どもの体力をつけさせようとして、体操やダンス、スイミングといった運動系の習い事を始めさせると、子どもにとって大きな負担になってしまうリスクも考えられます。

習い事に行くにも幼稚園や小学校で過ごした後に向かうとなると、そこでも体力を使います。子どもは元気でエネルギーに満ちているというイメージもありますが、大人が思っている以上に子どもは疲れやすいものです。子どもの体力にきちんと配慮して、幼稚園や学校生活を優先させた上で、無理なく通える習い事を選ぶようにしてください。

 

さらに、自宅から距離のある習い事に通う場合、往復の際に体力を消耗するという点にも気を遣う必要があります。

習い事のために費やす時間が長いことが原因で寝不足になったり、十分な休息が取れなかったりすることがないよう、保護者が目配りをしてあげるようにしましょう。

 

子どもが習い事を辞めたがる時に適した対処法とは?

子どもが習い事を辞めたがっている時には、どうやって対処するのが好ましいのでしょうか。

まず大切なのが、子どもの話をよく聞いてあげるということです。なぜ辞めたくなってしまったのかと問い掛けて、子どもの気持ちに寄り添ってあげるようにしてください。詰問口調で問いただしてしまうと、子どもが本心を閉ざしてしまうこともありますので、できる限り優しく問い掛けるようにしましょう。

漠然とした理由で辞めたいと思っている場合でも、話し合いをすれば、習い事を嫌だと感じる原因が把握しやすくなります。保護者がきちんと子どもと向き合ってあげるだけで、次第に子どもの気持ちが落ち着いて、やっぱり習い事を続けてみようかな、という意欲が湧いてくることもあるはずです。

 

習い事に対する目標を見失ってしまっている場合、短期的に達成しやすい目標を立てるのがおすすめです。

将来を見据えた大きな目標ももちろん大切ですが、クリアしやすい短期的な目標がある方が、目標がより明確になって、習い事に取り組みやすくなるでしょう。

サッカーやバスケットボールであれば、「オフェンスの基本動作がマスターできたらディフェンスの基本動作をする」といった風に、具体的にどんなことをするかを明文化して目標を立ててください。その日の目標に到達できると、習い事をしていて良かったという満足感や達成感を覚えることができ、習い事を続けようというモチベーションも芽生えてきます。

 

体力的な理由から習い事を続けるのが困難になっている場合、子どもに習い事を休ませることを検討してください。すぐに習い事を辞めるという決断をするよりは、いったんお休みをして、体力が回復してから再び習い事をスタートさせるといった柔軟な対応をする方がよいでしょう。習い事を整理して数を減らしたり、レッスンに通う回数を減らしたりして、体力的に無理のない範囲で習い事を続ける方法もあります。

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子どもの習い事が長続きしない場合、何が原因になっているかを考えて、適した対処法を講じることが大切です。

習い事が長続きしない理由としては、先生との相性が合わない、お友達がいないといった人間関係上の理由や、目標設定ができておらず学習意欲が低下している、習い事に通うのが面倒臭い、といった精神的な理由が挙げられます。

体力的な理由で習い事を負担に感じている子どもも少なくないので、その点にもしっかり配慮して無理のないスケジュールで習い事がこなせるようにしてください。

 

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