冬休みの宿題をする際には、正解がはっきりと分かる漢字の書き取りや算数の計算と比べて、作文の宿題を負担に感じるという子どもも少なくないものです。
ここでは、時間にゆとりのある冬休みを使って、子どもの作文スキルを向上させるための計画の立て方のコツをお伝えします。作文に対する苦手意識を解消し、文章を書く楽しみを知るためのきっかけになれば幸いです。
【この記事の目次】
作文のヒントを得るために会話ベースでやり取りをする
作文を書くのが苦手と感じる子どもには、作文にどんな題材を取り上げればよいかが分からないというところから、つまずいてしまっている子もいます。
子どもが、どのような題材を文章に取り上げればよいかを理解できるように、家庭内で作文のヒントを得るためのやり取りをするとよいでしょう。
例えば、子どもが興味のあることを話し、それに対して、保護者が質問をするという形式で、やり取りを続けてください。
やり取りを重ねる中で、子どもが自分の伝えたいことを整理できたら、「もう一度最初から話してみて」と促して、話をまとめやすい環境を整えてあげましょう。
特に低学年ぐらいの子どもの場合、いきなり自分で文章に書き起こすのではなく、保護者との会話を通して、作文のヒントを見つけるという方法の方が、取り組みやすいものです。
作文を書くことは、家族の絆を深めるきっかけにもなりますので、長期休暇中に作文のヒント探しをするためのやり取りを積極的に取り入れてみてください。
気づいたことを言語化する習慣をつけよう
冬休み中に、子どもが気づいたことや感じたことを書く習慣をつけるようにするのもおすすめです。作文のスキルを磨くには、まず基本的な書く力を養うことが必要です。
子どもにとっては、「作文」として課題に取り組むよりも、好きなことについて日記をつける方が、取り組みやすいでしょう。
難しく考え過ぎずに、その日にあった出来事を言葉にして書くという作業を積み重ねるだけでも、書く力に差が生じます。
子どもは、興味のある内容を見つけると、一生懸命その内容を伝えようとして、文章を書くようになる傾向が認められます。
上手に書こうとするのではなく、ありのままに感じたことを書けばよいと伝えて、書くことを習慣づけるのが大事なポイントです。
朝食後の頭が働きやすい時間を活用して、感じたことを書く時間を設ければ、冬休みの一日の良いスタートを切ることができるのでご活用ください。
冬休み中の作文の中間目標、最終目標を立てよう
冬休みの宿題で作文が1つ出されているという場合、最終目標を学校の宿題の作文の清書・完成、中間目標として作文のアウトラインの作成を設定するとよいでしょう。
ゆっくり時間を掛けて取り組める冬休みに、段階を追って作文を完成させる手順を身につけられるようにすれば、作文に対する苦手意識を軽減できるでしょう。
作文に不慣れな低学年の子どもの場合は、自分で段落ごとの字数の目安を考えるのが難しいこともあるため、保護者が字数の目安をアドバイスしてあげるといいです。
保護者があまり手助けをするのはおすすめしませんが、子どもが本来持っている作文スキルを引き出すためにも、ある程度のアドバイスは必要です。
良い文章のインプットのために読書をしよう
作文スキルを向上するには、文章の読解力が求められます。文章の読解力を高めるためにおすすめなのが、読書です。読書を通して良い文章をどんどんインプットして、作文の参考になる糧を得るようにしてください。
時間にゆとりのある冬休み中は、読書を習慣づけるのに適した時期です。日中の活動の一環として読書の時間を組み込むのもよいですし、夕食後に家族で読書タイムを設けて、家族で一緒に読書をするのもよいでしょう。
子どもの教育を考えると、ためになる本、役に立つ本を読ませた方がよいのではないか、と考える保護者も多いかもしれませんが、本を選ぶ際には、子どもの好みも反映させるようにしてください。
例えば、冬休みだとクリスマスシーズンのプレゼントがありますので、子どもが好きなジャンルの本をプレゼントするといった、子どもが喜ぶ仕掛けを用意するといいですよ。
お手本とされる作文を音読しよう
良い文章とは何かを知り、作文スキルを向上するには、お手本になる上手な作文をインプットする作業も必要です。
優秀な作文を声に出して読み上げる音読の練習を冬休みの計画に組み込むとよいでしょう。
音読を通して、文章の流れや言葉の選び方のコツを体感できると、自分が作文を書く時にも、適切に言葉を選んでアウトプットできるようになります。
音読は、一人で継続するのは、なかなか難しい面もあります。
家族で過ごす時間が長い冬休みならではのメリットを生かして、子どもが作文を音読しているのを保護者が近くで聞いてあげるようにしてください。
音読が終わったら、きちんと課題をこなせた証として、シールを貼ったり、スタンプを押したりする仕組みを作っておくと、達成感を感じやすくなります。
子どもが喜んで音読に継続的に取り組んでくれるような計画をしっかり立てるようにしてください。
褒めることも大切!作文の添削のコツを掴もう
作文の添削をする際に注意したいのが、不必要にダメ出しをしないという点です。
子どもが書いた文章は、大人が読めば、問題点や改善点も容易に見つかりやすいものです。
しかしながら、子どもなりに懸命に書いた文章を頭ごなしに否定されてしまうと、作文に対してマイナスイメージを抱いてしまったり、苦手意識を強めてしまったりする原因になります。
そのため、子どもが作文を書き上げたら、まずは作文を完成できたことに対して、褒めてあげるようにしてください。その上で、改善点や問題点を指摘して、「この部分を替えてみると、もっと素敵な文章になるよ」といったアドバイスを与えるようにすると、子どもが作文に対して前向きに取り組みやすくなるでしょう。
子どもの作文に対して保護者が興味を持ち、文章を改善する上では何が大切かを一緒に考えようという姿勢を示すことが大切です。
ゆっくり時間を掛けて子どもと向かい合える長期休暇の時間を有効に使い、子どもの作文に対するモチベーションを高めて、スキルを伸ばせるようにしてください。
作文スキルをつけるなら「Wonder Code」
冬休みに子どもの作文スキルを向上する計画を立てる際には、子どもが作文に対する苦手意識を解消し、モチベーションを高められるよう工夫をすることが重要です。
また、良い文章をインプットするために読書の時間を作る、優れた作文を音読する、といった習慣をつけるのもおすすめです。
「Wonder Code」では、子どもたちが自主的に楽しみながら英語でプログラミングを学べる教室を展開しており、子どもにとって将来役立つプログラミングや英会話スキルを教えています。
実際の教室では紙や付箋を使用して、プログラミングの組み方や順序などを書きながら教えており、作文スキルをつけることもできるためおすすめです。
英語能力とともに作文スキルを育むことで、子どもたちの可能性を広げるお手伝いができます。
まずは資料や無料体験レッスンのご案内をさせていただきますので、ぜひ子どもの将来のために取り入れてみてはいかがでしょうか。